今年、佐木隆三さんにインタビューする機会があった。
深い話にはならなかった。
作品について聞きたかったが
話は上滑りで終わってしまった。
直木賞をとった「復讐するは我にあり」は今でも彼の代表作だ。
その映画化でメガホンをとった今村昌平監督。
体調が良くないという話は洩れ聞こえていたが
ついに巨星は還っていった。
ひとつの時代が終わりかけている。
そんな雰囲気がひしひしと伝わってくる。
時代を作った人々が亡くなっていくと
その時代そのものが喪失していく。
残った、浅はかな僕らはただ立ちすくむだけだ。
「ああ、こころがひとすじにに打ち込める、
そんな時代はこないものか?」
アルチュール・ランボー(金子光晴 訳)
そして誰もいない教室。 2010.01.23
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