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2010年03月23日
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カテゴリ: 写真散歩



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20日の暖かく晴れた土曜日  ちょっと所用で谷中に出向きまして
霊園の中を通り抜けていたら 「徳川慶喜墓」の矢印を目にする。

若い人びとのグループの後を行けば
朽ちた塀に囲まれた 鉄扉の先に 石のまんじゅう型の墓が。

「二つ並んだ左側の墓が慶喜公」「右が正室」

いつの間にか横で説明してくれるのは 扉前のリュック姿のご老人。
「徳川家の菩提寺増上寺と寛永寺に入れなかった慶喜公は
 神式としてここ谷中の一般人の墓地に・・・」と

私に説明していたのに つぎのお若いカップルが来たら
「左側の墓が・・・」と はじめから彼らに語り始めている。

完璧に 観光地化していますね。
昨今 お若い方の間で「歴史趣味」とか「お墓参り」が 
秘かにブームになっていると聞いていたが 本物のようだ。

東京では 「谷中霊園」をはじめ「雑司ヶ谷霊園」「青山墓地」
「染井霊園」など 多くの人が訪れているらしい。
故人の 文人 芸能人など歴史上の有名人も驚いているのでは(笑)。




前日は春の嵐だった 22日は風も止んで穏やかな日和
連れ合いと 我が家の墓前にお参りに行きましたら
セガレの新しい家族が親戚一同と一緒に お墓を掃除している。

恐縮しながら 笑顔で 先方の方々と一年振りのご挨拶。
花立てには 我々より さらに前にお参りした形跡あり。


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故人の納骨から 数年も過ぎれば
墓前の前は 集う人びとの涙も 笑顔に変わっている。

一年に数回 過去との対話は
新しい出発に 繋がっているでしょう。

・ ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ところで「展墓(墓参り)趣味」も はしりは永井荷風らしい。

敬愛した森鴎外の墓前を たびたび。
そして 三ノ輪の「投げ込み寺」浄閑寺にも
遊女たちの思いを追って たびたび。

そして 荷風は日記に 己の墓は
遊女たちの墓の間の 狭いところに 目立たぬように
小さな石を 置くだけにしてくれと 書いている。





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最終更新日  2010年03月24日 00時57分15秒 コメントを書く


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