さんしょ歩けば棒にも当たる

さんしょ歩けば棒にも当たる

2019年05月14日
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紺色?
いや、染付のブルーのすごく暗い感じだから藍色?

珈琲の味をたとえるのに色を持ち出すのも変な話だが。





高校生の頃から、苦くて重い珈琲が好きだった。
その珈琲のルーツが「大坊珈琲店」だと知ったのは、ずっと後だ。
好きなタイプの珈琲がある店には共通した雰囲気がある、と気付いていたが、それは大坊珈琲店へのリスペクトだと、あとから気付いた。




2013年、その「大坊珈琲店」が閉まると知っても結局行かず、「まぁ、私の珈琲に対する情熱もそんなもんなんだな」と思った。

でも苦くて重い珈琲は相変わらず好きだったので、似た雰囲気のお店を見つけると、時間があれば入って、なんとなく満足していた。




1年前ぐらいだったか、今のバイト先のそばに、大坊珈琲店のDNAを受け継ぐお店がある、と何かで知り、行ってみた。


その後、そのお店は移転したので、何かのついでに入った。
新たに『お客様と話をして、望む味を出す』というコンセプトを打ち出していた。
だが、そこで「大坊珈琲店の味を」と言う勇気が私にはなかった。難なく、味を再現してくれる確信があったから、却って言えなかった。





そんなこんなが重なって、今まで情報を手にしても行かなかった「一日大坊珈琲店」に行きたいなあと思っていた。
1週間ほど前、偶然目にしたツイートで、今日の予定が決まった。



今回の「一日珈琲店」は書店の3階。
臨時とは思えないカフェスペース。
珈琲を淹れる大坊勝次さんを、その場にいる10人がつい見つめてしまう。




やがて私の分が運ばれてきた。
迷って迷って、選んだ4番(量は少なく濃い珈琲)。

一口飲んで冒頭の言葉に戻る。








最後にごちそうさまを言うときに、大坊さんが向き合ってくださった。
一日珈琲店には初めて来たこと、
お店でもカウンターには座っていないので、大坊さんのお顔をしっかり見るのは、たぶん初めてであること、を伝えた。
大坊さんは私の顔をしっかり見て「ありがとうございました」と言われた。






今日飲む珈琲は、これ一杯にしておこうかなぁ。







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最終更新日  2019年05月14日 17時27分26秒
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