海を眺めながら
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ジャイプールからデリーまで車で6時間かかるとガイドブックに書いてあるが、達人のVEERU運転手が運転すると4時間弱だ。搭乗手続きまで2時間もあるので、紅茶を買いに連れて行ってもらう。ここはデリー空港から30分くらいのところにある店で、車もたくさん駐車していて賑わっている。中に入ると客はインド人ばかりだ。そう言えば、インドに来て初めて自分以外に客がいるのを見た気がする。客はベンチに座らされ、その正面上がりかまちのようなところに番頭格の店員が対座する。上がりかまちは奥行き3メートルくらいで、土間に面して10メートルもある。番頭の下には丁稚が3~4人控えており、言いつけに応じて奥の棚から品物を番頭の前に並べる。チャイを飲みながら品定めするが、番頭は「公営なのでディスカウントはしない。」と言う。案内されたのはNew Indian Textile Development Corporationと長い名前の店だが、最もまともな店だった。紅茶もファブリックもリーズナブルな値段だった。まだ、買いたいものがあったのだが、イムランと運転手へのチップを残し、手持ちの2,800ルピー全部を紅茶購入に充てた。番頭にはそのあたりを見透かされ、クレジットで買えと再三薦められた。来年また来るからと言い、名刺を貰って後ろ髪を引かれながら店を出た。駐車場で待っていてくれる達人ドライバーのVEERUさん 車はTATA製デリー空港に到着。トランクに置いていく荷物を残してVEERU運転手と別れる。渋くて腕の立つ頼りになる運転手だった。入場ライセンスの有無の関係で、空港内にはイムランは入れず、玄関のところでUTS社の別の社員に引き継がれた。イムランは「ワタシのことを忘れないでください。」と言っていたが、忘れる訳がない。別の社員がする仕事というのは、エア・インディアのカウンターで予約バウチャーを搭乗券に引き換えるだけ。なんなんだよ一体、朝比奈マリアにそっくりな美人社員と話をするためだけに来たようなものじゃないか。こいつ帰り際に「出国記録カードを書いたら、右の方に行ってください。あけましておめでとうございます。」と手を合わせて発言。何と言おうか返事に困っていたら、サッサと行ってしまった。それを言うなら「よいお年を」だろう?帰りの便は、とても空いていた。3人掛けを1人で占有。横になって眠った。12月30日 9日目熟睡して朝を迎えた。通路にはみ出していた足をアテンダントに叩かれて目を覚ます。カーゴの運搬の邪魔なのだろうが、叩くことはないんじゃない?好感度最低だ。成田空港には定時より早く着いた。入国審査のときマスクをはずしたら、恐れ入りますと言われてビックリした。日本に帰ってきたんだなあ。それでも10年前には入国管理官から挨拶されるようなことは無かったと思うが、時代が変わったものだ。いずれインドも変わるのだろうか?
2013.02.01
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