北條民雄 小説随筆書簡集 (講談社文芸文庫) [ 北條 民雄 ]
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(2023/5/5時点)
この本、文庫なのに2530円!!高ッ
などとケチなことを思ってしまったが、
それだけの価値はあったな。
なにせ、らい文学者北條民雄の小説やエッセイだけでなく、
川端康成との往復書簡まで掲載されている。
その往復書簡を先に読んでから、
小説のほうを読むとその作品の価値がよりよくわかる。
中でも「いのちの初夜」「間木老人」は
強烈だった。
ある程度読み続けていくと目につくのが、
”ぽくぽく””ぴくぴく””ぱたぱた””ざざ、ざざ”などの擬音語。
いかにも、暗闇の中に、
いのちがうごめく音が聞こえてきそうだった。
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