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近所の本屋さん、長崎次郎書店が2024年6月30日をもって閉店となりました。最後の営業日、店内は家族連れのお客さんや、レジ待ちの行列、外には地元テレビ局や新聞記者さんなどで人垣が出来ていました。ワタシが店員だったら、”こんなに来てくれるんだったら、普段から来てくれてもよかったんじゃ?”などと不遜なことをおもったとおもいますが(こらこら)実際の店員さんは、たまにしか買いに来ないワタシにまで「長い間ありがとうございました。」と挨拶をしてくれました。すみません、にんげんが違いますね(汗)あ~あ、でも、残念だな。まちの本屋さんが消えていく、って日本全国でよく言われているけれど、ここは昔から身近にあって、建物も含め、地震後に立派に再建された街の財産的存在、そんな心配ないと勝手におもっていたなあ。最後に買った本は春日武彦さんの「恐怖の正体」(中公新書)今後の人生、コワいものなしで生きていきたいwでへッ!!ありがとうございました、長崎次郎書店さん!!
2024年06月30日
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大友良英さんの土曜夜のラジオ番組NHK-FM「ジャズ・トゥナイト」で紹介されていた本、『欲望という名の音楽 狂気と騒乱の世紀が生んだジャズ』。番組内で聴いた自死を遂げた守安祥太郎というジャズピアニストに興味を持ったことから手に取った。ワタシの中のジャズはエンターテイメントであり、ドロドロとした陰惨さは皆無なのだが、本作を読むと、能天気に楽しんできたのが申し訳なくなる。ジャズと貧困、ドラッグ、人種差別、売春、マフィアとの関わりは、フランク・シナトラやビリー・ホリデイ、映画「ゴッド・ファーザー」を通して、おぼろげながら知ってはいたが、敗戦当時の日本もご多分に漏れずだった、というから驚きだ。興行主やパトロンがいわゆる「反社」、というのも暗黙の了解だったよう。何事も表裏一体、陽のあたるところには陰もあるのだ。欲望という名の音楽 狂気と騒乱の世紀が生んだジャズ [ 二階堂 尚 ]価格:2,640円(税込、送料無料) (2023/9/14時点)楽天で購入
2023年09月14日
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カニバの弟 Issei & Jun/佐川純【3000円以上送料無料】価格:1,650円(税込、送料別) (2023/5/5時点)楽天で購入NHK「事件の涙 そして家族だけが残されたパリ女子学生殺人事件から42年」を観た。パリ留学中の日本人佐川一政なる人物が、女子学生を殺害、バラバラにし遺棄、さらに、その人肉の一部を食べたという事件。あれから42年。加害者家族の背景が明かされた。裕福だったのだろう。幸せな家族だったはずだろう。何も起こらなければ。事件後、母親が、アルバムの隅に書いた慟哭の言葉に涙が出た。ラスト、キャンパスに向かう弟の顔が、微妙に狂気じみていて、今は亡き、兄の一政にそっくりに見えた。
2023年05月05日
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誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論 [ 松本俊彦 ]価格:2,860円(税込、送料無料) (2023/4/15時点)楽天で購入アル中もシャブ中も「依存症」という意味ではどっちもダメだけれど、どっちかっていうと、まだアル中のほうがまだ救われるとおもう。アルコールはそれ自体が悪なのではなく、使い方が悪いから「悪」になるわけで、覚せい剤には「よい使い方」があるか?注射は適さないが炙りは推奨される、なんてことあるわけないだろう。著者が端的に述べていらっしゃった。『この世には”よい薬物”も”悪い薬物”もなく、あるのは薬物の”よい使い方”と”悪い使い方”だけである』いやあ、でもね、文中に出てくるある主婦の「掃除が苦手で片付けられない主婦だったんですけど、覚せい剤かそれを変えてくれました。掃除が楽しくなり、それこそ一日中掃除をすることができたんです。だからハマったんです・・・。」・・・ってこのセリフ、待って、これ、ワタシが、ニガテな家事する前にスイジンソーダ缶1本飲む気持ちとまったく一緒wヤバい!ワタシも依存症か
2023年04月26日
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北條民雄 小説随筆書簡集 (講談社文芸文庫) [ 北條 民雄 ]価格:2,530円(税込、送料無料) (2023/5/5時点)楽天で購入この本、文庫なのに2530円!!高ッなどとケチなことを思ってしまったが、それだけの価値はあったな。なにせ、らい文学者北條民雄の小説やエッセイだけでなく、川端康成との往復書簡まで掲載されている。その往復書簡を先に読んでから、小説のほうを読むとその作品の価値がよりよくわかる。中でも「いのちの初夜」「間木老人」は強烈だった。ある程度読み続けていくと目につくのが、”ぽくぽく””ぴくぴく””ぱたぱた””ざざ、ざざ”などの擬音語。いかにも、暗闇の中に、いのちがうごめく音が聞こえてきそうだった。
2023年04月23日
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ハンセン病を生きて きみたちに伝えたいこと (岩波ジュニア新書 574) [ 伊波 敏男 ]価格:946円(税込、送料無料) (2023/4/22時点)楽天で購入そうそう、この本読んでおもいだしたわ!元ハンセン病患者団体の宿泊を断った某ホテルの件。地元・熊本のホテルだったけど全国ニュースにもなり、ついには法廷にまで持ち込まれたと記憶している。そのころはまだSNSは今ほどはなかったにせよ、本作にも掲載されている患者団体に寄せられた誹謗中傷の手紙、その罵詈雑言がすさまじく、今でいうヤフーニュースのコメントどころの騒ぎじゃない。ハンセン病は治る病気だと解明され、国の政策は誤りだったとわかり、治癒してもなお差別され続けた元患者が、冤罪で無罪判決を受けても、その後の人権の回復が出来なかった元死刑囚と重なるように思えた。病いは専門家でも意見は分かれるし、今後も未知の感染症も出てくるかもしれない。知る、学ぶ目と意思を持つこと、そして、間違いや誤りだとわかったら訂正する、引き返す、謝罪する。ワタシに出来ることはそれだけかな。
2023年04月21日
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録画しておいたNHKの「アナザーストーリーズ運命の分岐点慎太郎と裕次郎 兄弟の知られざる秘密」の回をやっと観た。うわあ~どっちも若いころは男前~~~う~んワタシはゼッタイ慎太郎派かな(聞いてないw)自分と同じ世代なら、たぶん石原裕次郎を知ったのは「太陽にほえろ」から。そのあと「西部警察」で、亡くなったのが52歳のときだから、相当に生き急いだ感がある。今も存命なら88歳。どんなおじいさんになってらっしゃるのか、見たかった。兄慎太郎も昨年89歳で亡くなった。もうあっちで酒を酌み交わされたでしょか?にしても、慎太郎の息子たちはなかなか父レベルまで行かんね、芸術家と気象予報士(違?)はいいとしても、政治家のほうは・・。。だいたい2代目は食い潰すもんだけど(お前もなw)・・ってなんでさっきから呼び捨てなんだろ?すいません、でも、本は持ってるんです、慎太郎の、あ、いかん、また呼び捨てw遠~い昔に買った「行為と死」「太陽の季節」「処刑の部屋」「完全な遊戯」「ファンキー・ジャンプ」「鴨」「亀裂」、が収められた短編集。いつ頃買ったのか、ページがヤケてシミっぽくなってるけど(こらこら)やっぱりワタシは昔から慎太郎派だったんだよ。久しぶりに読み返したくなった。
2023年03月29日
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先月の『100分de名著』は、北條民雄の「いのちの初夜」が取り上げられた。指導役は中江有里さん。(←俳優で作家で歌手・・って、多才過ぎだろw)ハンセン病に罹った若者が、社会から隔離された療養施設に入所し、絶望、苦悩しながらも、生きる意志を見出していく物語。ハンセン病は、その昔「らい病」と呼ばれ、治療法も原因もわからなかったため、隔離もやむなかった。が、それでもつい最近まで、その時代の法律がまかり通っていたと記憶している。小学生のころ、ひどいしもやけになって、手指がただれたように腫れ、包帯を巻いて登校していたら、クラスの子に「らい病みたいだね」と言われたことがある。自分が言われたということよりも、この時代にあってもまだそんな言葉が生きているのかと驚いたことをおもいだした。それはともかく、「らい文学」というジャンルは初めて聞いたなあ。北條民雄『いのちの初夜』 2023年2月 (100分 de 名著) [ 中江 有里 ]いのちの初夜 (角川文庫) [ 北條 民雄 ]
2023年03月28日
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以前からずっと書店で探していたコリン・デクスターの小説。絶版が多いのか、ネットでもなかなか販売されていない。が、市立図書館の倉庫(?)にあるらしく、3冊ほど借りてきた。まず初めに読んだのが、あろうことか、主人公の刑事が、持病の心臓病が悪化して死んでしまうといういきなりの結末。キョトン顔で巻末の解説を読むと、借りてきた3冊はこの刑事のシリーズもので、本作は長年続いた本シリーズの最終作品だったらしい。うわ~~~ん知らなかった~~~がっくり、まさしく、”推理小説を結末から読んだ感”ありあり。これ、最後に読むやつだったわあ~あ、残りの2冊を読む楽しみが半減したわw
2023年02月25日
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NHK「100分de名著」を毎週欠かさず録画して観ている。8月の放送は夏休みスペシャルと題して、将来ある若い人に向けた内容だったが、人生曲がり角を過ぎた中年にも有り難い内容だった。中でも、以前読んだことのあったトルストイ民話集『人はなんで生きるか』を取り上げての放送回は、自分の考えとの答えあわせをやってもらえた感がありラッキー。「人は何によって生きるか」最終的な解答は、「他者への愛」というわけで、さあ、みんな、他者を愛そう!!オマエがな!!はい・・・人はなんで生きるか 他四篇(民話集) (岩波文庫 赤619-1) [ トルストイ,L.N. ]価格:638円(税込、送料無料) (2022/9/2時点)楽天で購入
2022年08月31日
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吉報が忘れたころにやって来た。5か月前の春頃応募したアンケートのプレゼント、「花森安治の表紙絵ポストカード5枚セット」が送ってきたのだ。キタ――(゚∀゚)――!!俗にいう、”当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます”である。花森安治氏は、雑誌『暮らしの手帖』の初代編集長。数年前のNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」では、唐沢寿明が演じていた人物。花森安治のデザイン 『暮しの手帖』創刊から30年間の手仕事 [ 花森安治 ]『暮らしの手帖』も、ずっと忘れていたけど(こらこら)、また読み返してみた。日常とは別の時間軸の中にいるような世界観が、懐かしく心地いい。忘れていた「丁寧な暮らし」を思い出させてくれた。
2022年08月26日
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護られなかった者たちへ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 中山 七里 ]テレビで日本アカデミー賞授賞式の放送を観て以来、興味はあったものの、手着かずにいた作品、遅まきながらイッキ読了。文庫版で約470ページ、ラストの10ページで「そうきたか~~~」うっすらとはわかりつつも、その構成の妙に感嘆した。おもしろいだけでなく、社会保障の功罪、生活保護業務の裏表、受刑者の社会復帰・・などなど、いろんな背景を知ることもできる社会派ドラマ。他の中山七里作品も読んでみたくなった。
2022年08月25日
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久々に駅前のプラザ図書館に行った。アレコレ計8冊を借りた。リュックに詰め込んだはいいが、お、お、お、重い・・w本8冊を背負い、徒歩で帰宅。体力も脳力もついて、一石二鳥・・だといいが。
2022年06月05日
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昼も夜もヒマなので、本代がかさんでかさんでしょうがない楽天ブックスに行くたびに何かしらポチってしまう。(仕事せ~よッ)蛍光灯は間引きし、暖房は入れない。水道光熱費を節約しつつ、本代に充当する。遅れてきた”蛍雪の功”さらに、図書館で借りたりもする・・新聞の書評欄で見て、面白そうだったので借りた。
2022年02月12日
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正月三が日を休み、4日から仕事始め。今年のお正月は、テレビがつまらなかったおかげで、十分、本を読むことが出来た。昨年末、図書館で借りた6冊を同時進行で読破新年早々から読むには、かなり重たいテーマのもののあったが、多種多様なジャンルを読むことは、脳の活性化にもつながる。今年はテレビやネットの時間を減らして、古典を読もうと決めた。作家の近藤康太郎氏の著書『「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13【電子書籍】[ 近藤康太郎 ]の中の「馬鹿のための古典読書術5か条」その1 古典を読むのは1日15分その2 1日2時間は本を開くその3 本は10冊同時に読むその4 読書ガイドは必須その5 読んで書く早速、馬鹿には刺さっている
2022年01月04日
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その病気、市販薬で治せます (新潮新書) [ 久里 建人 ]ギョギョギョ!タイトルから既にツッコミどころ満載!!市販薬はあくまでも対症療法なので、「病気を治す」と言い切っていいのか?よくこのタイトルで出版が許可されたなwまあ、このご時世、「コロナはただの風邪」「ワクチンは殺人兵器」「がんとは闘うな」的みたいなのもアリなので、別にいいんでしょうけど。でも読んでみたら、内容はしごくまっとうで常識的。タイトルで釣らないと売れないんだろうな、と、釣られたワタシはおもったのだった。
2021年06月26日
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NHK出版 学びのきほん くらしのための料理学 (教養・文化シリーズ) [ 土井 善晴 ]わずか737円で、目から鱗、意識を変えた名著と言っても過言ではない。(欲をいえば、30年前に出逢いたかったw)いまだに料理するのは苦手で、めんどくさくて、ほぼ毎日買ってきた惣菜で済ませているけど、土井先生提唱の、日常の料理は【「一汁一菜」でじゅうぶん】で、ココロがラクになった。”味噌汁、ごはん、漬物”で一汁一菜。な~んだ、それならワタシにも出来るわ(ホントか?)その代わり、きれいによそおって、並べて、「いただきます」と声に出してから食べること。6日間、続いている。【今朝の一汁一菜】見た目はちょっとアレだが・・・まずはカタチからなのだ
2021年06月10日
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熊本市立図書館が、1年ほど前から、電子図書館を立ち上げている。冊数はまだ少ないが、居ながらにして、クリックひとつで借りる返すがすぐに出来て、ひまつぶしにちょうどよい。(なんといっても無料だし)とはいえ、長時間、パソコンの画面を凝視するのはツラく、読みやすく設定をカスタマイズしようにも限界がある。よって、最近では、「読み上げ」機能のついた作品を探して読むようにしている。いわゆる「オーデイオブック」だが、これならラジオ感覚で、本が「聴ける」のだ。ただ、人ではなく機械が読み上げているのだろう、漢字の音読みが訓読みで、訓読みが音読みで読み上げられていることもしばしば。音声には校正はないのだろうか?改良が望まれる。・・って、タダで利用しておいて文句言うなってか!?ごもっともww
2021年05月15日
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つけびの村 噂が5人を殺したのか? [ 高橋ユキ ]2013年7月21日、山口県周南市で5人もの被害者が出た殺人放火事件があった。本書はその事件の詳細なルポルタージュ。事件当時、「平成の八つ墓村」と、センセーショナルな見出しが踊っていたのを覚えている。報道で犯人は、被害者たちに散々ウソのうわさ話で悪口を流され、ひどいいじめもされてきたと思いこみ、恨みを積もらせて凶行に及んだとあった。その後、事件当時妄想性障害が認められたものの、完全責任能力は有していたとして、死刑が確定した。著者は「本当にうわさ話はなかったのか、すべて妄想だったのか」と半信半疑で取材を始めた。村へ何度も足を運び、被害者の遺族や村人にも直接会い話を訊いた。勿論犯人とも何度も面会、手紙のやりとりをし取材を重ねた。その内容をnoteで少しずつ公開し、最終的にこの本の出版となった。まさに「平成の八つ墓村」のリアルさを感じとれる1冊。
2021年05月10日
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独り居の日記 新装版 [ メイ・サートン ]いろんな雑誌で「日記」というテーマが特集されると、たいていこの本が紹介されている。読んだこともない、著者も知らない、がしかし、そんなに名著ならば一度読んでみよう、とおもい、図書館で借りた(買えよってか)3分の2ほど読んだが、どこがおもしろいのかいまだわからずにいる。読解力がないといえばそれまでだが。この著者の生きてきた背景を知って読むと、また違うのだろう。当然といえば当然だが、日記とは自分劇場、ひとりよがりがあたりまえ。もう一冊、よく紹介されているのが、富士日記(上) 新版 (中公文庫 た15-10) [ 武田 百合子 ]富士日記(下) 新版 (中公文庫 た15-12) [ 武田 百合子 ]かろうじて、こちらは著者の名前だけは知っているので(汗)期待したい。
2021年05月08日
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毎週土曜夜11時からのNHK-FM「ジャズ・トウナイト」、4月17日放送は、”殿山泰司が愛したジャズ”というテーマ。いやいや、びっくりですよ、いまどき殿山泰司さんを取り上げてくれる番組があるなんて!ありがとう!大友さん(パーソナリティーの大友良英さん)、もう絶対聴く!!聴くけんね!!・・・とおもったものの、聴いている途中で寝てしもたなんやねん年取ったら、夜更かし出来んね。だから年寄りは早起きになるのかしかし、いまはRadiko(ラジコ)という便利なサイトがあるのだ。聴き逃したラジオ番組がパソコンで聴けるのだ。ありがたや~だいすきなエッセイ、名著「JAM JAM日記」の紹介が嬉しかった。ワタシの当ブログ「なんちゃってピアニスト日記」、初期のころの文体は、殿山さんのこの著書にだいぶん影響されている。ジャズライブの感想を書けば、文末に意味もなく「キャンキャン」とかいれて。あ、影響されている、じゃなくて、パクリね(爆)いや~でも、今の時代に殿山さんが生きていたら、なんて言う(書く)かなあ・・コンサートもライブも出来ない、こんな状況を。何度も読み返した「JAMJAM日記」。古くなってもブックオフにもメルカリにもラクマにも出さないで、いつまでも手元に置いておきたい。
2021年04月18日
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半年遅れでやっと録画を全消化した。昨年7月に再放送のフジテレビ「白い巨塔」。ほぼ1か月かけて、全22話見終えた。いやもうね、これ、絶対、後世に残したいドラマよ、誰が何といおうと、誰も何も言ってないけどw財前五郎を演じた唐沢寿明さんは、この頃がもしかすると全盛期だったかもしれないな。野心と才能が、もうその立ち居振る舞い、そして眼力からあふれ出てるんだもん(爆)患者の味方、医師の鏡、里見医師を演じた江口洋介さんはこのドラマから18年たった今も、まったく見た目変わってないのがすごい。いいなあ、こんなひとが旦那さんだったら・・森高千里が憎いぜ(こらこら)鵜飼学長を演じた伊武雅刀さんもいまだ狡猾な役をやったら日本一だし、石坂浩二さんも、男の嫉妬というか、老いのやるせなさというか、セリフ以外の端々からも醸し出されて、さすがベテラン名優、見事だったな~。あと、石坂浩二の奥様役、女優の高畑淳子さんと、東都大学医学部長役の中原丈雄さん(熊本出身)を知ったのは確かこのドラマでだったし、清楚ダダ漏れの矢田亜希子はいかにもいいとこのお嬢さんだし(なんでアヤツと結婚した??)、弁護士役の上川隆也はもうなに演じても本職に見えるほど上手い。今はテレ朝の「遺留捜査」も観てるよとにかくこのドラマ、脚本も俳優さんたちも、そして、忘れちゃいけない、音楽の加古隆さんも、すべてが称賛称賛大絶賛そんなこんなで感動が高じて、原作本も全巻購入。観て感動、読んでも感動ドーンこうしてみると、いちばんスゴイのは原作の山崎豊子さんかもしれない。おそらく半世紀ぐらい前から、当時はその言葉さえなかった「インフォームドコンセント」や、緩和ケア、ターミナルケアなど見越していたのかもしれない。ドラマと共に、後世に残したい名作だわ~~。
2021年03月01日
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ディア・ペイシェント 絆のカルテ (幻冬舎文庫) [ 南杏子 ]昨年2020年のNHKドラマ10「ディア・ペイシェント~絆のカルテ」、録画しておいたものをやっと全編見終えた。半年遅れか?脚本、演出、俳優さんたちの演技も、すべてがとても丁寧で緻密、もっと早く観ておけばよかったなとちょっと後悔している。毎回登場するモンスタークレーマー患者に、もどかしいほど健気に対応する医師・千晶(貫地谷しほり)。特に、患者の座間(田中哲司)には、いやいや、それは犯罪だろ!?、ってなくらい恐ろしい目にも遭わされるのだが、職場の病院は保身第一、経営第一、間違った患者様第一主義でまったく守ってくれない。千晶自身も家族の介護問題を抱えつつも、日々、真摯に、懸命に患者と向き合っている。ドラマとはいえ、医療はもとより、介護、貧困格差、ジェンダー、ワンオペ育児、SNSでの誹謗中傷などなど、現在の社会問題がてんこ盛りで描かれ、実にリアル。身震いするほど恐ろしい田中哲司さんの怪演もさることながら、見た目ははかなげでありながら、強く、芯のある女医を演じた貫地谷しほりさんも名演。ポンコツトランペット吹き女子高生を演じた映画「スイングガールズ」の時も、かなりの努力家を地で行く印象だったが、ホントにいい女優さんに成長している。原作者南杏子さんの最新作もぜひ読んでみたくなった。いのちの停車場 [ 南 杏子 ]最後に余計なひとこと。同僚医師役の浅香航大さん、そして、千晶の通うシステマのインストラクター役永井大さん、どちらもイケメン彼氏に欲し~~い
2021年01月17日
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このところ、テレビッ子。最近観たドラマで印象的だった番組。面白すぎて、原作も読んだ。第三の時効 (集英社文庫) [ 横山秀夫(小説家) ]著者の横山秀夫さんは、元新聞記者だったらしい。映画化された「64(ロクヨン)」「半落ち」などの有名どころは知っていたけれど、こんな珠玉の短編があったとは・・・ちょっと全作品読破してくるわw★「沈黙のアリバイ」★「モノクロームの反転」どちらもテレビ東京で先週と今週で放送された。地元のチャンネルではリアルタイムで視聴が出来ないので、インターネット「TVer」のサイトで視聴した。横山秀夫さんの警察小説「第3の時効」が原作本。仲村トオルと岸谷五郎のダブル主演。殺人事件の犯人捜査にとどまらず、警察の内部抗争や、保身出世第一の上司との対峙なども描かれた異色の警察ドラマ。過去の事件が元で、”笑わない”刑事となった仲村トオルのキレ芸(←芸にあらず)と、動物的直観第一主義、やさくれ感とおちゃらけ感が絶妙の名演技岸谷五郎。互いに別々の強行班班長であるのだが、けっこうイケてるバデイではないか。出演シーンは少ないが、セリフではなく、表情だけで真実をさらした女優水崎綾女さんの名演も驚愕ものだった。恋愛に縁がないので、恋愛ドラマには一切興味がないけれど、刑事ものは要チェック、録画しても観る。かといって、警察に縁があるわけではない。
2020年11月11日
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トーキング・トゥ・ストレンジャーズ 「よく知らない人」について私たちが知っておくべきこと [ マルコム・グラッドウェル ]印象に残った一節は、”私たちが他者と出会うときに頼る透明性という前提は欠陥だらけ””誰かと親しくなるというプロセスはときに、相手の感情表現がどれほど典型例と異なるのかを理解することを意味する”読後、不謹慎にも、結びつけ、考えてしまった。台風最中の熊本市で起きた殺人事件。遺体が発見されてから1週間ほどで犯人が逮捕された。被害者の女性とは面識のある元清掃員だという。ワタシが以前住んでいたマンションの清掃員さん。愛想よく挨拶をしてくれた。自転車のタイヤに空気を入れてくれたこともあった。”親切なおじさん”だった。本件の犯人は、’親切なおじさん”という一部の側面だけを見せ、あたかも「職務上」という名目で被害者を信用させ近づき、残酷な結末に導いてしまったのだろうか?迅速な捜査解明を願うとともに、被害者の方のご冥福をお祈りいたします。
2020年09月20日
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長い道 [ 宮崎かづゑ ]昼も夜もヒマなので、本を読んで1日を費やす今日この頃。「晴耕雨読」ならぬ、「晴読雨読」今日は図書館から借りた『長い道』を読んだ。著者はハンセン病患者で、10歳で、今の岡山県瀬戸内市にある療養所に入った。こどものころのこと、両親のこと、育った村のこと、そして、療養所生活、足の切断、結婚生活、と、ほぼ70年近くのことが綴られている。そして、いつも傍らには「本」があったという。「本」を親友とし、劣等感も悲哀も乗り越えてきたという。だから著者は、誰に習ったわけでもなく、自然と他者の心もにすっと入り込んでくるような文が書けるのかもしれない。同じ本好きといっても、ワタシのように時間つぶしのため本を読む人間とは違うようだ。すんません中でも同じハンセン病患者で親友の「トヨちゃん」の看取りまでのくだりは、もう涙、涙、涙~~~~~~昼間っからの泣き顔を、マスクでカモフラージュできて助かったわよぐすんちなみに80歳を過ぎてからワープロを使い始めたそうだ。今もお元気なのだろうか?好奇心に満ちた、強く優しいひとでありましょう。
2020年08月13日
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近くのDenkikanというミニシアターで上映されている「コリーニ事件」。興味はあっても日程の都合で行けそうにない。原作本を図書館に予約したら、意外と早く入手出来た。新人弁護士と、彼が弁護を担当する”弁護を望んでいない”被告人。殺された被害者は、新人弁護士の亡くなった親友の祖父。明らかにされていく被害者の知られざる過去。法廷ものなのだが、そう単純ではなかった。ドイツ刑法は、戦後20年以上たっても、ナチの影響下にあったという。しかも、「ナチの過去再検討委員会」は設置されたのは、わずか8年前の2012年。知らなかったなあ。「死者は復讐を望まない。望むのは生者だけ、という言葉がある。このところ毎日、収監房のなかでそのことを考えているんだ」被告人コリーニの言葉である。映画もきっとおもしろそうだ。あと1週間くらいはやっているかな?観に行きたいな。コリーニ事件 (創元推理文庫) [ フェルディナント・フォン・シーラッハ ]
2020年08月12日
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タイガー理髪店心中 [ 小暮夕紀子 ]書店ではなかなか見つからなかった本。少し前、新聞の書評欄で見ていつか読んでみたいとおもっていた。なんてたってタイトルが不気味。長年連れ添い、「タイガー理髪店」を営んできた糟糠の妻に、認知症の症状が出始め、どんどん病状が進んでいく。そんな妻と、その現実を見たくない、現実から逃れたい夫との無理心中の話か??とおもい読みはじめたら、いやいや、違った違った。これは、ホラーだっ!(ギャー)全編から漂う”ワケあり感”の夫婦。終盤に、妻が夜な夜な徘徊し、それを探しまわる夫の描写。そして「穴」へと転落し・・・なるほどこれが”心中”かの場面、これまで呆けていた妻が突如、真顔で言う、「そうやって辰雄も殺したのね」”辰雄”とは幼いころ亡くなった夫婦の息子、とくりゃ、まさしくホラーとサスペンスではないか!いや、実のところ、そんな穿った読み方をすることで、読後の重苦しさから解放されたいのだ。
2020年08月11日
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久々近所の本屋に行った。ついつい図書館感覚であれもこれもと目についた本ぜんぶをレジに持っていき会計したら、「8821円です」と言われ、有り金全部はたいて帰ってきた。
2020年08月02日
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ホントに、人間ってわからない。いつ、どうなるかわからない。外から見ると順風満帆に見えても、実は人に見せない闇を抱えていたりでわからない。俳優三浦春馬さんの急死、自殺かとの報道。某SNSの同好会グループで、よく投稿を見ていた方の急死。大動脈解離とのこと。そして、1年前の同日は、大学サークルOB、サックスのMさんの急死。クモ膜下出血と聞いている。去年、母が亡くなったとき、茫然自失から立ち直るためにいろいろな本にすがった。そして助けられた。「あの世」と「この世」をつなぐお別れの作法 [ 矢作直樹 ]ご縁とお役目 臨床医が考える魂と肉体の磨き方 (ワニブックス〈plus〉新書) [ 矢作直樹 ]喪失学 「ロス後」をどう生きるか? (光文社新書) [ 坂口幸弘 ]「今、ここ」にある幸福 [ 岸見一郎 ]「今、ここ」にある幸福 [ 岸見一郎 ]急な別れに、何か意味があるのだろうか?今も答えは出ていない。
2020年07月18日
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ライオンのおやつ (一般書 212) [ 小川 糸 ]大人のための童話を読んだ。死が怖くなくなるような、大人のための童話を読んだ。こういう最期の迎え方もありだな。が、終わりがけの父、母、妹、の会話のくだりは、説明ぽくって蛇足~~~、ありきたりのホームドラマぽくなってしまってる。せっかくの涙も乾いたわ読みながらおもいだした。母の、ホスピスでの最後の日、おやつ(正確に言うと”昼食後のデザート”)は、プリンアラモードだった。
2020年05月06日
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近頃マイブームの須賀敦子さん。2か月ほど前、新聞の文化欄で紹介されていたのをきっかけに、いろいろと読みあさっている。エッセイが多いのだが、「インド夜想曲」などの翻訳も手掛けていらっしゃる。どこがどうおもしろい、というわけでもないのだが(こらこら)、行ったことのないミラノやフィレンツェの情景が身近に感じられ、会ったこともないひとたちが、昔から知っている友人のような不思議な懐かしさを感じるのである。須賀さんは、既に22年前、亡くなっていらっしゃる。女学生のころから、自分で自分の行きたい道を決め進み、留学、国際結婚、のちに死別も経験し、69年間を生き抜いてきた人だったとのこと。その強さに憧れているのかもしれない。
2020年03月15日
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少し前、土曜の深夜ドラマでやっていた「リカ」。”リカ”ときけば、個人的には「東京ラブストーリー」の”赤名リカ”をイメージするがそれとは違う。違い過ぎる。(とはいえ、想うひとに猪突猛進迫るところは重なったりする)ドラマが面白かったので原作本を読んだ。五十嵐貴久氏による、2001年にホラーサスペンス大賞を受賞した作品とのこと。ドラマで主人公リカ役は高岡早紀さん、リカに付け狙われる男性本間たかお役は大谷亮平さんが演じていた。おおざっぱにいうと、異常過ぎる女ストーカーの物語。ドラマが先、原作が後、の観点からいえば、ドラマのリカは、健康的で美しすぎるかもしれない。原作のリカはもっとカサカサに乾燥かつドロドロしたモンスター、その違いはおそらく「におい」。原作では「異臭」ともいえるほどのにおいが、リカの身体からたちのぼる描写がちりばめられている。ドラマではこのにおいまでは感じさせられない。ネタばれだが、死体をバラバラにしたり、それを並べたりする描写もドラマではなかった。おそらくグロ過ぎて映像にできない、万人が自由に観ることの出来るテレビでは放送できない、という配慮があってのことか。そんなわけで、異常性では原作のほうが勝り、哀れさではドラマが秀でている。50歳近い高岡早紀が、「雨宮リカ、28歳です」と臆するすることなく語るシーンがその最たる場面。原作はシリーズ化されているようなのでドラマのほうも続編に期待。もちろん、リカ役は高岡早紀一択。
2019年12月17日
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熊本市の図書館管理システム更新に伴い、期間限定で、貸出冊数と貸出期間が変更された。通常10冊まで2週間の貸出なのだが、なんと、今だけ20冊まで3週間借りられるのだ!!これはもうめいっぱい借りるしかない!、借りなきゃ損ソンとばかりに、さもしい根性丸出しで借りてきた。肩かけしたトートバッグに借りた本を詰め込んで、本のためならエンヤコラ~~徒歩で家まで何のその(1日たった今日は、肩が痛いw)さて、何から読みましょうか~
2019年09月17日
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前回の記事で、子どものころ好きだった「ジャングル大帝」を取り上げたが、今回もまた子どものころ好きだった本のこと。その名も「ちびくろさんぼ」。よく行く図書館で見つけたので、懐かしくって借りてきた。よく覚えているのは、「トラが溶けてバターになって、そのバターでおかあさんがホットケーキを作ってくれた」、なるところ。そのホットケーキが劇的においしそうな強印象だから、今も覚えているのだ。ま、今読むと、なんてことはないんだけどwwそういえば、以前この作品が人種差別的印象を与えるとかなんとかで、図書館に置くのはふさわしくない、などという議論が巻き起こった。「ちびくろ」が黒人と結びつくからダメ、なのだろうか?”ぼくは「ちびくろ・さんぼ」を読んで、差別意識が芽生えた”、などという子どもがいたのだろうか???いないだろうワタシは”トラのバターのホットケーキを熱烈に食いたい!”、という食い意地だけは芽生えたがw童話と差別、大人が勝手に意味づけしているだけではないのか。
2019年08月19日
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これだけはブックオフに持って行けない大事な本。こどもの頃から大すきだった、手塚治虫の「ジャングル大帝」だ。テレビアニメから入って、割と大人になってからまんが本を買った。子どものころは単に白ライオンの子が可愛くて観ていたのだとおもうが、今読むと、かなりテーマが深いことに気づく。最近、「ライオン・キング」というデイズニ―映画の予告編を見た。てっきり、この「ジャングル大帝」がベースになっているとばかりおもっていた。だって、”酷似”を通り越して、”同じ”だものwデイズニ―映画が後に出来たから、ウわッ!盗作か(こらこら)甘えん坊の子ライオンが艱難辛苦乗り越え、百獣の王に成長するものがたり。とはいえ、予告編を見ただけだから最後まですべてが同じストーリーかどうかはわからない。ちまたの情報だと、デイズニ―映画はまったくの「別物」なのだそうだ。何はともあれ、懐かしくも愛らしい白いライオンレオと再会するきっかけとなった。めでたし、めでたし。(無理やり丸くおさめるw)
2019年08月09日
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12月5日水曜日の熊日新聞。熊本市下通にある老舗バー「名も知らぬ驛(えき)」を舞台に、短編集を自費出版された方の記事。今年4月急逝した元マスター、市原さんは、母の同級生で、何度かお会いしたことがあった。接客業らしく、ほがらかでユーモアあふれる方だった。年齢を理由にお店を譲ってからは、シルバー人材センターに登録されて、有料駐車場で働いていらっしゃるときいていた。そこでのトラブル解決の武勇伝なども聞かされ、お元気に余生を過ごされている中での、突然の訃報。突然死。ピンピンコロリが理想とよくいわれるが、もし当人に、何の心の準備もないままでは、あまりに不条理ではないか。せめて、「名も知らぬ驛」で過ごした多くの人たちの記憶の中に、そして、この小説『名も知らぬ駅に来ませんか』の中で、市原マスターが生き続けることを願う。
2018年12月07日
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看る力 アガワ流介護入門 (文春新書) [ 阿川 佐和子 ]いつかはその時期か来るとわかっていた介護。しかし、つい1か月ほど前までは、まだどこか他人事だった。突然当事者になった今、本を通して得る情報、また、心の持ち方は励みになる。介護はツライだけじゃない、楽しさだって見出せる。ユーモアで乗り切れる・・・そんな応援をもらえた本。夫の後始末 [ 曽野 綾子 ]こちらも阿川佐和子作同様、「家族を看取る」という覚悟の中に、ユーモアが見え隠れする。自分も年老いてから、こんな強い女性だったらいいのだが。ことことこーこ [ 阿川 佐和子 ]「看る力」と同じエピソードがあり、著者の実体験をもとに書かれたと察しがつく。仕事と介護の両立、介護される母と介護する娘、弟夫婦との接し方、など、自分と立場が似ているので共感する場面が多い。何はともあれ、本を読む時間と気力があるのは良しとしよう。
2018年11月16日
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話題のビジネス本「学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]」、読了後、読書ノートを書いてみた。(早速アウトプットしたぞ)インプットとアウトプットは「3:7」が黄金比だそう。これまでほとんどアウトプットが手薄だった自分。だから学んだことが記憶にも残りにくいし、自己成長もしなかったんだねえ~~ww著者によれば、「現実はアウトプットでしか変えられない」。納得。アウトプットの方法としては、例えば本からのインプットはToDoリストに落とし込む、読書感想文を書く、日記を書く、SNSにアップする、人に話す人に教える・・・などなど・・。知識を詰め込んで満足せず、脱・頭デッカチ!どんどんアウトプットするぞ~!成長するぞ~~!(ちょっと遅い?)
2018年10月03日
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あの人ががんになったら 「通院治療」時代のつながり方 (単行本) [ 桜井 なおみ ]たとえば、友人から、「がんになった」と告げられたとき、「乳がんは今は治るがんだから大丈夫!」と励ましたつもりの言葉でも、患者からすれば言われると傷つく言葉なのだそう。同じく、「頑張って」「大丈夫?」「(手術が終わって)治ってよかったね」なども諸刃の剣だという。以前、ウイッグだと知らずに、「髪型変えたんですね!」と、無神経に言ってしまったことは書いたが、気を遣ったつもりの言葉でも、逆に傷つけてしまうこともあるのだ。”普段どおりに接しつつも、寄り添い型の言葉をかけてもらうのが嬉しい”、自身もがん経験者である著者はいう。患者と支える立場の両方に必要な言葉、行動のヒントが、自身の体験をベースに掲げられている1冊。
2018年06月20日
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野良猫を尊敬した日 [ 穂村 弘 ]コミュニケーションが苦手、流行に鈍感、小心者、めんどくさがり、・・と何かと自分と共通点の多い穂村弘さん。読んでる間じゅう共感しっぱなし。鳥肌が [ 穂村弘 ]穂村さんのエッセイはどれも同じようなトホホな日常を綴っているのだが、なぜか飽きずに読んでしまう。そうそう、共通点追加、「頭痛持ち」。村上さんのところ [ 村上春樹 ]村上春樹さんが今年、初めてラジオ番組を持つそうだ。前職「ジャズ喫茶経営」の村上さんが、どんな曲をかけてくれるのか、楽しみで、また読み返す。読者とのメールのやりとりを綴ったもの。むかし流行った「生協の白石さん」っぽいけど、キモカワ系フジモトマサルさんの絵が脱力感をかもしだし、またツボにはまる。フジモトマサルさんは先出の穂村弘さんの「にょにょにょつ記」の絵も手がけている。にょにょにょっ記 [ 穂村弘 ]
2018年06月17日
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自殺と自決は言葉では別物だろうけど、自分で自分の命を終わらせるって行為では同じ。自決だから潔いとかまったく思わない。この絵と同様、暗鬱になる作品w😢 pic.twitter.com/x0WXeizJt6— さとうぬえ (@satonue) 2018年5月19日
2018年05月19日
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危うく最初の1話だけ読んで「え!そんだけかい!?😱」と終了させるところだったら実は短編同士が全部つながっていた。医者の早死家系のミステリーとおもいきや、がん早期発見の功罪あるいはがん放置、延命などなど医療問題がテーマだったw😅久々オモシロうございました。😆 pic.twitter.com/CsN42ogeUu— さとうぬえ (@satonue) 2018年5月15日
2018年05月15日
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【中古】 中年シングル生活 講談社文庫/関川夏央(著者) 【中古】afb20年前くらいの本だけど、ケッコウ共感。ひとりでいる理由、それに確固たる主義主張があるわけではない。著者いわく、”長年の「生活の癖」”なのだ、そうよそうよそうなのよ、”その癖の成分の多くは「わがまま」である”そうよそうよそうなのよ、誰よりも何よりも自分が大事、自分ファーストなのよ、ごめんあそばせ。ところで、著者の関川夏央さんは1949年生まれ、今でもシングルなのだろうか?”生活の癖”は変わったのだろうか?余計なお世話だろうが、ちょっと気になった。
2018年04月25日
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NHKで再放送が始まった「植物男子ベランダ―」がけっこうオモシロい。原作はいとうせいこうさんのボタニカル・ライフ 植物生活 (新潮文庫) [ いとうせいこう ]なのだが、その中で、自分がベランダ―になった原点は、『カレル・チャペックの「園芸家の十二ヶ月」を読んでから』、とあった。うむ、そんなに惹きつける本ならばこれも読まねばなるまいと、図書館から借りてきた(買えよってかw)そもそも「ベランダ―」とは何か?”庭のない都会暮らしを選び、ベランダで植物生活を楽しむ人”のことをいうそうで、「ガーデナー」に対抗?しているらしい。ワタシも何度も枯らしているにもかかわらず”なんちゃってベランダ―”を名乗り、主に多肉植物を育てている。(育てなくても勝手に育つのだが)ワタシの植物ライフ、多肉植物を愛でる楽しみに、番組を観る楽しみが増えた。ん?なんだか最近、テレビッ子になっているような・・・
2018年04月15日
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近頃連読中の、湯川学准教授&草薙刑事もの今回は女性刑事内海も加わる。聖女の救済 (文春文庫) [ 東野圭吾 ]短編が多いガリレオシリーズの中では長編もの。真実にたどり着くまでの人間関係を繋いでいくプロセスが緻密。読む側も「小さなことも見落としなく」、という姿勢になってくる。キャーいい読者だわ、ワタシ予知夢 (文春文庫) [ 東野圭吾 ]予知夢に始まり、霊視にポルタ―ガイスト、幽体離脱など、オカルトチックな事件を、物理的に科学的に解明する湯川学准教授、その飄々としたタネ明かしぶりが爽快。福山雅治適役、観てないけど
2018年02月19日
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探偵ガリレオ (文春文庫) [ 東野圭吾 ]レーザーやら超音波やら電磁波やら、ホントにそれで殺人できたら怖いwあくまでも小説の中だけで可能なことにしてもらいたい。虚像の道化師 (文春文庫) [ 東野圭吾 ]近頃ハマり気味の”ガリレオシリーズ”。湯川准教授と草薙刑事、丁々発止なやり取りにグングン読み進めたくなる。1話完結の短編集のせいもありか?上手いな、東野圭吾。どちらの作品にもワタシと同じ名前が出てくる。著者がよっぽど気に入っている名前なのか?(ニヤニヤ(´艸`*))但しどちらも犯人だが。
2018年02月12日
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容疑者Xの献身 (文春文庫) [ 東野圭吾 ]昨年末から東野圭吾づいている。特に、科学者で大学の先生湯川が活躍するガリレオシリーズはオモシロい。今頃かw生の肯定 [ 町田康 ]くどいけどなんだか惹かれるこの文体。自分のことを「余」と呼ぶ町田康。なんだヨw筒井康隆を彷彿させる世界観。日本に殺されず幸せに生きる方法 [ 谷本真由美 ]作者いわく、コンビニも通販も、日本の安全神話の上に成り立っているのだそう。なんだいい国じゃないか、日本。人を動かす「仕掛け」 あなたはもうシカケにかかっている [ 松村真宏 ]仕掛けをする方、される方、双方Happyな結果に、って理想。雪国のバス停で1人1回雪かきを促すためのスコップ設置にはなるほどとうなづけた。池上彰の新聞勉強術 (文春文庫) [ 池上彰 ]新聞の情報量はスゴイのだが、それにすべて目を通すのは1日では無理だ。なのに毎日来る新聞。読まない情報のためにお金を払っているのもクヤシイ。なにか得るものがなければ・・・だからといってやめてしまうのも嫌だ、ああ~勉強せねば。
2018年01月21日
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白銀ジャック (実業之日本社文庫) [ 東野圭吾 ]な~んか記憶にあるストーリーだなあ・・・とおもったら、テレビドラマ化されて観ていたwすっかり忘れてた。こころ彩る徒然草 兼好さんと、お茶をいっぷく [ 木村耕一 ]吉田兼好さんの時代も現代も、にんげんはな~んにも進化していないようだ。常識の路上 [ 町田康 ]なんだかよくわからないがオモシロかった。軽薄短小の流れを組むこの文体はすきだな。確証 (双葉文庫) [ 今野敏 ]刑事もの。2時間ドラマになりそう。ガリレオの苦悩 [ 東野圭吾 ]数年前テレビドラマ月9でやってなかったっけ?と読みながら思い出したら、やはりそうだった。(気づくの遅!)湯川先生役は福山雅治。この本は1話完結の短編集。
2018年01月12日
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1坪の奇跡 40年以上行列がとぎれない吉祥寺「小ざさ」味と仕事 [ 稲垣篤子 ]なんといっても、商売人としての覚悟が違う!!いろいろ反省しつつ、ヒントも得つつ・・。【中古】 棟居刑事の悪の器 角川文庫/森村誠一【著】 【中古】afb若干設定が古いのは否めないが、やはり社会派サスペンスの第一人者。読みながらテレ朝の「土曜ワイド劇場」を思い出す。【中古】真夏の方程式(ガリレオシリーズ6) / 東野圭吾点が線でつながっていくプロセスがテンポよく、最後に「2回」ウラをかかれ一気読み。他の東野作品も続けて読んでみたい。【中古】廃墟に乞う / 佐々木譲第142回直木賞受賞作とのこと。章立てしてあるのかとおもったら1話完結作品集(';')PTSD治療のため休職中の刑事が、警察手帳も拳銃も持たず事件解決の手助けをする。探偵ものに近い。【中古】 代官山コールドケース /佐々木譲(著者) 【中古】afb一気読みしたけど2時間ドラマにしたら淡々と終わりそう、どんでん返しが欲しかった。寝正月ならぬ読正月。読んだ本、今から読む本含め5冊を三が日で読む予定。(1/6全読了)今年のお正月は、「食う➡寝る➡読む」、のローテーション。ああ、自由なりわが人生、シアワセ~
2018年01月01日
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