窓辺でお茶を

窓辺でお茶を

October 29, 2006
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カテゴリ: 映画・テレビ
 昨夜NHKBSで放送していた、ドイツWDD2004年制作のドキュメンタリーです。


 警官も生活に必要なお金の半分の給料しか貰っていないため、賄賂を貰ってしまうそうです。
まじめな警官はそんなことに嫌気がさし、すぐ辞めてしまうので、警察は腐敗した警官の溜まり場になっている。検挙率を上げるため、麻薬などをしのばせた鞄をホームレスにちょっとみていてくれ、と預けておいて、逮捕する。政敵や商売敵を失脚させるために賄賂をもらってその人の鞄に麻薬を入れたりして逮捕することもする。逮捕するときはビデオを撮っているが、編集してしまう。ばれても、裁判所は認めない。裁判の結果は決まっていて、上からの命令に従わない裁判官は辞めさせられている。年金もとりあげられる。エゴロワが長官になってからそうなった。警察は弁護士にも賄賂を贈っているので、裁判で無罪になるのは1パーセント以下。

 ロシアには言論の自由もなく、この前もジャーナリストが暗殺されたばかりですが、こんな様子をみると本当に気が滅入ります。

 日本では裁判では97%検察が勝利しています。検察が優秀だからなのでしょうか?事実をもとにこんな映画が作られていました。
「ポチの告白」

 摘発数を上げるために、暴力団にお金を渡し(裏金から)、拳銃を調達してもらうのも、大学合格者数を増やすために受験に関係ない科目を教えなかったのも、目に見える結果ばかりが求められる社会に根があるように思うのですが…

 この前聞いたのですが、日本では刑務所に入っていた、という以外のアリバイは認められないし、新しい証拠が出ても裁判官は見てくれないのですってね。代用監獄ではたぶん今はロシアみたいな暴力はさすがにないかもしれませんが、耳元でどなったり、椅子の足を蹴る、規則違反の長時間の取調べなどがあって、冤罪の温床になっています。

 40年間無実を訴えてきた袴田さんのことご存知ですか?私はずっと社会的なできごとに無関心だったので最近まで知りませんでした。
元プロボクサー袴田巌さんを救う会



 そもそも人間が人間を罰として殺すことは許されるのか、という問題についてリレーで書いているブロガーたちがいます。
「とりあえず」






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最終更新日  October 29, 2006 03:15:30 PM
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