セイラ の庭

セイラ の庭

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2022.08.14
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カテゴリ: 沙羅と明日香の夏
あ、そうそう、先日、家族で訪れた天文台(スターフォレスト御園)で、思いがけない出会いがありました。私の11年前の著書「沙羅と明日香の夏」が、食堂の一角に置かれていたんです。この天文台も小説の舞台になっているからでしょう。
何人か、読んでくださった方があるようで、本の小口が手の跡で変色し、帯は千切れかけて、テープで辛うじて止めてありました。
私の知らないところで、小説はひとりで、誰かに語りかけていたんですね。
胸がじんとしました。






出版当時にいただいた三人の方の推薦文が帯に載っていて、その面影が懐かしく思い出されました。天文台のある東栄町の教育長さんの推薦文だけ、ちょっと紹介させていただきますね。

「多感な青年期、悩み、時に自己嫌悪・自己否定に陥りながらも、自分らしさを大事に、自分に合った生き方を探すことの大切さに気づいていく沙羅と明日香。 そして、二人をとりまく少年たち。
舞台は、豊かな自然と歴史の宝庫の奥三河。 さらに御園の天文台とそこにある六十センチ望遠鏡から見る宇宙への夢とロマン。 物語は女性作家ならではの、美しく繊細な描写で、知らず知らずのうちに読者を引き込んでいき、感動させる。」

ありがたいお言葉です。出版社さんが廃業されましたので、絶版になってしまいましたが、ネット書店にはまだ、古書がいくらか残っているようですし、電子書籍にもなっています。興味を持っていただけましたら、ぜひ、ご一読を。





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Last updated  2022.08.14 15:00:14
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