Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2011年04月27日
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          夜半に嵐の吹かぬものかは   親鸞




   祖母は 「おぼくさん」 と呼んでいた仏壇に供えたごはんを私に

   食べさせながら、この歌の意味を話してくれた。 


   「おぼくさん」 は 朝、ごはんをお櫃に移す時に真鍮の仏様用の

   小さな容器に山盛りに盛り付け、お水と一緒に上げるのである。



   夜には固くなり、線香の匂いが沁みついてお世辞にも美味しいもの

   ではなかったが、祖母はご利益があると言っては必ず私に半分呉れ、

   自分も女にしてはしっかり骨太の掌に受けて食べていた。


   食べ終わると私は祖母が仏壇の小抽斗から出してくれる桃の形をした



   私の一日が終わるのである。 (向田邦子のエッセイから)



   何でこれを引用したかと言うと私が毎日やっていることとよく似て

   いるからである。 だたし祖母はいないから自分ひとりでやっている。

   家人は不参加である。 まあ、仏壇は我が先祖からのものだから別に

   それでいいと思っている。



   毎朝家人が盛り付ける場合と自分がそうする場合がある。 ごはんと

   お水を上げローソクに火をつけ線香に火を移してからに家内安全など

   感謝を捧げるのである。 どうです、殊勝なことでしょうに。



   一日仏さんに上げたご飯は表面が固いから中に軟らかい部分だけを

   頂くのである。 ご利益があるのかないのは知らないが両親が泉下

   に行って以来それが習慣になっている。





   春秋のお彼岸、お盆、年末と4回の墓参りは欠かしたことがない。

   我が先祖があってこそ我々が存在するという単なる感謝の気持ちを

   表明しているだけである。



   何でもそうだが我が日本国も先人達のお蔭で今日の日本があると言う

   素直な気持ちが大事なのである。 自分ひとりが我がという驕りが



   いった同胞を真摯に弔う気持ちがなくして何が日本人ぞ!










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最終更新日  2011年04月27日 09時53分00秒
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