Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2011年06月07日
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   こんな話がある。

   ある青森のリンゴ農家のオトーサン。 周りがどこもここも害虫

   対策で農薬を使って生産性を上げていた。 オトーサンはこれは

   いかん、農産物は例え虫食いであっても自然のものであるべきだ。



   オトーサン、一念発起、自分の果樹園のリンゴの樹には一切の農薬

   を使わずに酢をつかったり自然のものを農薬の代りに出来ないかと

   腐心し何年も苦心惨憺した。 結果どうしてもものにならず財産も

   失い家族にも見放されて山に登りクリの樹にナワを吊って死のうと





   その樹に登る時、地面が異様に熱かったのに気づいたのである。

   その樹のクリがそりゃ~立派に大きく育っていたのだ。

   オトーサンはもう一度土地改良からやり直してみようと決心して家

   の果樹園に帰って土地改良を始めた。 カネはないから落葉の腐葉土

   などを利用しながら2~3年経った頃、樹が生き生きとしてきて葉に

   元気が出て虫はつくものの従来とは違う様子が確認できたという。



   やがて大きくはないけどまずまずのリンゴが収穫できて市場に持って

   いったが芳しい評価はなかった。 でも自分で食べてみて甘くて美味

   しいから直接街の評価を聞いてみようと大阪へ売りに出てみた。



   余りこれも評判が良くなく落胆して帰郷して暫らく経ってから何箱か

   売れたお客が一様にあのリンゴは美味しかった。 あるなら送って欲





   それからというものオトーサンのリンゴは地元青森でも見直され、

   その育て方、生産方法が脚光を浴びて今や押しも押されぬ青森リンゴ

   農家としてトップの地位に就いているという。



   そういえば宮城県の気仙沼でしたか、養殖牡蠣の実入りが悪くて

   その原因が山にあると気づいてハゲ山に植林をし、雨が降ったら



   美味しい牡蠣がとれるようになったという話があった。



   どうやらものづくりに近道はないようである。 地道に土台を築き

   土壌に栄養を満たせばいい作物を育つという基本が如何に大切かと

   言うことだろう。



   人間とて同じだろうか、 付け刃ではいつかボロが出る、長続きは

   しない。 じっくりと基礎を、セオリーを学ぶことによって様々な

   応用が利くというものかも知れませんね。





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最終更新日  2011年06月07日 08時28分53秒
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