Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2024年11月12日
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  昔は貧乏だったから、貧乏ゆえに家族団らんで円いチャブ台のテーブルで
  食事したもんだ。オヤジが中央に座り、その周りに順に座る場所も決まっ
  ていたと思う。麦ごはんとみそ汁と漬け物が定番であとは余りなかった。
  それでも家族の絆はあったように思う。

  ところが生活が豊かになるにつれてその形も崩れていった。朝起きる時間
  もまちまち、学校へ行く子供と会社ずとめの兄や姉がいて、起きた順番か
  らご飯やパンを急いで食べて出かける。中にはトーストを咥えて出かける
  子供もいたりする。個の時代である。そんなことを始めとして家族団らん
  というものが崩れていった。民主主義や自由主義とは言うものの、そんな
  形がいいものか・・・疑問が残る。

  最後に残った母親が残り物の朝ごはんを口にする。そんな家庭である。
  亭主、オヤジの権威失墜、主婦の能力低下ばかりでなく、母親のパート勤
  めの急増で子供の塾通いなど家族一人一人の行動が個別化し多様化した。
  だから家族が一緒に過ごす時間がだんだんと少なくなって行ったのである。

  「いただきます」「ごちそうさま」が作法だった時代。当然のように口か
  ら出たものだ。それが今ではあったり、なかったりする。箸の持ち方だっ
  て皆で注意し合ったりしたから、みんながちゃんと持てた。ところが今は
  殆どの子供がまともに箸を持てない。恥ずかしいもんだ。我が家のムスコ
  二人はもう50を過ぎたが共に箸の持ち方は完璧だ。それは私が食事の度に
  うるさく言ったからである。家人は食事の時にそんなことは言うなと言う
  のでしょっちゅう口喧嘩したもんだ。「それじゃ~いつ教えるんだ?」と。
  しつけは厳しくやらにゃ~ダメである。家人に任せていたら我がムスコは
  二人とも箸が持てないままだったろう。

  孤食。家族の帰りもまちまちだから、晩飯もバラバラである。母親がめし
  はつくっておく。帰った者が勝手に一人で晩飯を食う。中には外食で済ま
  せてくる子供もいる。そんな家庭が普通になってしまった。家族の団らん
  は今の時代殆どないだろう。もちろん、ある家もあるだろうが、少ないに
  違いない。時代の所為だ。だから如何とは言わんがある意味、淋しい時代
  になったもんである。





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最終更新日  2024年11月12日 09時07分50秒
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