M's Whisky Diary

Dec 3, 2004
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カテゴリ: Diary
2日ほど前に届いた酒販店からのメールマガジンで知ったのだが、アズ・ウィー・ゲット・イットの最新版はタリスカーだそうな。8年物である。ボトラーズ物のタリスカーではいつものことだが、ラベルには蒸留所名が表記されておらず“ISLAND”とだけ書かれてあるとのこと。最近のタリスカーはヤワになったので期待できるかどうかは微妙だが、機会があれば飲んでみたい。

さて、今日はゴードン&マクファイル社のグレン・グラント1936を紹介しよう。ボトリング年はラベルに表記されていないが、恐らく1970年代だと思う。すなわち、ほぼ50年近く寝かされていたモルトだということになる。10年ほど前に個人輸入で手に入れたボトルなのだが、開栓したのは1か月ほど前だ。古いヴィンテージではあるが、未だに酒販店の古酒のリストなどには載せられていることも多く、古酒の中では比較的お目にかかり易いもののひとつだろう。もっとも、たまげた価格がつけられており、今日ではコレクターズ・アイテム以外の何物でもないのだが。

10年前と言えば、とんでもない円高だった。それだけが理由ではないが、このグレン・グラントも、今の1/3程度の値段で買えたのは不幸中(?)の幸いだったと言えるだろう。とは言えよく買ったよ。清貧の美学を探究する快楽を知ってしまった(わっはっは、マジに取らないで)、昨今の私にはちょっと考えられない。

この手のモルトは、実は評価が難しい。と言うのも、安易に通常のものと同じ土俵で比較してしまうのは、例えるならクラシックカーを現代の車と競わせるようなものだからである。酒においても老齢は斟酌してやるべきで、古酒はやはりそれなりの基準で見てやらなくてはならない。

微妙なバランスの上に成り立ってはいるが、ボディは複雑だ。間違いなく美味だが、価格に見合う満足感が得られたかと尋ねられれば、「否。」と答えるしかないだろう。

 【香り】 バニラ。古樽。しなびたレーズン。草。ミント。加水でわずかにスモーク。
 【味】 レーズン・チョコ。オレンジ。少量加水しただけで、砂糖水のようになってしまう。
 【フィニッシュ】 とろっと溶けたチョコレート。フェイドアウトは早い。





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Last updated  Dec 9, 2004 10:28:58 PM
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