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11/24(木)おはようございます。昨日は結局実家に行って1日が終わりました。相続するものなんて殆ど無くても、手間は思った以上にかかりますね。電話やらガスやら公共料金の名義変更や、年賀欠礼、年金の手続き、香典返しなど、色々あって、落ち着くには時間がかかりそうです。一つ一つちゃんとしてあげれば、母も安心すると思うので、気合いを入れて頑張るしかないかぁ。今日も頑張っていきましょう!高殿円『メサイア 警備局特別公安5係』角川書店。もうすぐ17歳になる海棠鋭利は小柄ではあるが、伸びた前髪から覗く目は憎しみを帯びていると評されていた。やや緑がかった目は外国の血がまじっているせいであったが、その両親は殺されて今やいなかった。鋭利は、学生ながら警備局特別公安5係に所属していた。そこは、ターゲットを指令のままに至って自然に事故死を装い暗殺を実行する部隊であった。その部隊・通称サクラには鋭利を始めとして、所属する学生には戸籍がなく、また過去も無かった。またサクラは、その実行が失敗しても捕えられる事態になっても国家は関与しない。救出を行うこともない。唯一、コンビを組んだ相棒のみ、救出活動を行うことが出来るのだった。同じくサクラに所属する御津見珀は優秀な工作員であったが、コンビを組んだ相棒が必ず死ぬというジンクスがあった。一方、鋭利はヤクザに撃たれても死なず不死身とあだ名されていた。そんな2人がコンビを組んで、総理大臣の息子の護衛にあたる事になった。10年振りに軍縮サミットが行われようとする中で、鋭利に接触してきたのは北の工作員であった。しかもその工作員は鋭利の両親を殺した男で、13年前に失踪した珀の双子の兄であったのだ。明らかにサミットを意識しての接触であったが、なぜ鋭利に接触を図ったのか。日本政府としての意向が公表されようとする中、珀の兄エゴール・ギンツブルグは何をしようとしているのか?そして、鋭利は両親を殺したエゴールに対して、何を思い、どんな行動を起こすのか?ここ1年前位から読み始めた作家の中で、注目している方の一人です。ブログでも紹介した『トッカン』から読み始めたのですが、目の付け所が良くて、面白い。ライトノベル出身だけに人物描写もユニークで読み易い。当たり!って感じで、それはそれで読書の醍醐味の一つですね。【送料無料...価格:1,575円(税込、送料別)おべんと、おべんとうれしいな~いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年11月24日
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9/6(火)おはようございます。いつも沢山のコメントを頂きありがとうございます。励ましだったり、感想だったり、ご自身の体験だったり、内容は様々ですが、コメントを頂けることは非常にうれしいし、それがモチベーションになっています。皆様に感謝するとともに、これからも引き続き何でもいいのでコメントを頂ければと存じます。世界的に景気後退が囁かれてきていますが、まずは自分のことをしっかりして、色々な事態に備えたいものですね。高殿円『カミングアウト!』ヴィレッジブックス。連作短編集。「コインロッカークローゼット」さちみは自分の名前を消したかった。そのために媛交までしてお金を貯めた。家にいつもいて口うるさいあの女から離れるために。さちみは、リコ、カオリ、ニーナという3人の人格を作って、媛交をしていた。そのための衣装などは、家に置いておけないため、コインロッカーに預けてあった。家に持ち帰ると、あの女に詮索されるから。さちみはあの女のようにはなりたくなかった。媛交の帰りに、新規開拓をした男性と初めて会うことにした。冴えない格好ながら、意外といい人そうな感じだったが、ホテルに入りシャワーを浴びているとその間に財布からお金を抜いて立ち去り、しかも警察に通報までしたようだった。今、警察に捕まったら、あの女から離れられないと感じたさちみは、その場を夢中で逃げ出し、公園の茂みで携帯に入っているすべてのメール、メモリーを消した。さちみという人格が嫌で、3人の人格を作ったのに、残ったのは一番嫌いなさちみだけだった。「オフィス街の中心で、不条理を叫ぶ」リョウコは空調システムを製造する会社の管理課に勤めてはや9年。プチお局と化しつつあった。しかも、管理課は社内きっての男日照りの部署で、男を1日見ない事も稀ではなかった。しかし、リョウコにはたとえ負け組になろうと譲れないことがあった。それはロリィタである。ロリィタの格好をして集うお茶会で会話を楽しむことがリョウコにとって何よりも大切なことだったのだ。ところがある日、リョウコはかつて仕事を教え、九州にいっていたはずの別府から声を掛けられた。東京に戻ってきたとのことだった。別府は、リョウコに宴会で使う店を教えて欲しいと頼んだ。1度は断ったものの、その後は断り切れず、一緒に飲みに行くと思いのほか楽しかった自分がいた。別府の気持ちも何となく気付いている。ただ、ロリィタだけは譲れない。リョウコはロリィタの卒業が出来るのか?予想外に面白かった。上記2つの他にも違う主人公のストーリがあって、最後に全てが色んなところで繋がってエンディングになるという作品となっています。始めは尻切れトンボなストーリーだなと思っていたので、そうきたかと言う感じでした。この著者の作品は「トッカン」とその続編を過去ブログで紹介していますが、その2つとは全く違うテイストで、こちらも悪くないです。【送料無料】カ...価格:714円(税込、送料別)まさに手ブラ・・・手紙を書こう!こ、これは・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年09月06日
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6/26(日)おはようございます。休みは早いですね。昨日出掛けていたせいか、特にそう思います。今日はゆっくり身体を休める予定です。暑くなってきたので体調管理に気を付けましょうね。高殿円『トッカンVS勤労商工会』早川書房。京橋署は京橋中央署となって、錨貴理子(34歳)、錦野春路(25歳)らが着任していた。鈴宮深樹(通称ぐー子)は社会人4年目、特別国税調査官として2年目になるが、いまだに自分に自信が持てず、周りにも認められていないとの思いから焦燥感を抱いている。 そんな折、直属の上司・鏡雅愛(別名京橋中央署の死神)が担当だった大衆食堂「からかわ」の主人である唐川成吉が自殺をする。妻の詠子は、成吉の日記を読んで、鏡から脅迫を受けていたとして、訴えることを決意する。その詠子を弁護しようとするのが、勤労商工会の顧問弁護士で、鏡を追放し正義のヒーローになろうと目論む吹雪敦だった。ところが鏡は何の弁明もせず、自分から行動を起こそうともしなかった。いつもの鏡らしくない言動に心配をしたぐー子に思わぬ助っ人が現れた。鏡の幼馴染の弁護士・本屋敷真事(自称ジョゼ)と、里見輝秋であった。ジョゼによると、唐川家の名義が成吉から詠子に名義変更を行っているとのことであった。2人の助けを借りて、鏡を助けようと奮闘するぐー子に、同僚の錨からお願いをされる。担当している株式会社ホツマが計画倒産を企てているとのタレコミがあり、それを見張ってて欲しいというのだ。錨が今、免脱税の起訴手続きに追われており、その大変さを知るぐー子は自分も鏡の件の他、株式会社グリーンフーズの悪質な税金滞納案件を抱えているにもかかわらずOKをしてしまう。調査をしていくと、ホツマは今にも裁判所に破産申し立てをしそうな勢いであった。そして恐れていたことが現実となった・・・。果たして、ぐー子はそのピンチを潜り抜けられるのか?そして鏡の訴訟の行方は?トッカンシリーズ第2作。前作が面白かったので読んだのですが、期待に応えてくれました。ライトノベル出身だからでしょうか、キャラにそれぞれ魅力があってキャラ立ちしていて、読んでいて楽しいです。触れなかったのですが、署長の清里や木綿子さん(別名夜の担当班)など魅力的なキャラも読みどころの一つかと思います。読み易いし、おススメです。【送料無料】トッ...価格:1,680円(税込、送料別)二人用???これは偽装なのか・・・半額と言われても・・・ねぇ女体盛りか・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2011年06月26日
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9/19(日)おはようございます。二日酔い、それは一日を台無しにする大層な代物朝から活躍してもらっています忘年会じゃないですけど・・・んじゃ、気合いを入れて。高殿円『トッカン 特別国税徴収官』早川書房。税金を納める側と税金を取り立てる側の狭間の立ち、思い悩み、自己嫌悪に陥りながらも、徴収の仕事に取り組む鈴宮深樹(通称ぐー子)。京橋署の死神と呼ばれるトッカン(特別国税徴収官)の鏡雅愛の補佐として、資産家マダムから犬を差し押さえたり、カフェに潜入捜査をしたり、銀座の高級クラブのママと対峙したり、日々取り立てに奔走中。夜の担当官・鍋島木綿子、レッド隊長・赤塚裕貴、天敵・南部千紗などぐー子を囲むキャラもユニークで楽しめます。トッカン鏡の過去とは何なのか、ぐー子と父の確執はどうなるのかも読みどころですほろりとさせるところ、笑わせてくれるところ満載のおススメ小説ですこういう本を見つけるのも読書の醍醐味の一つですね トッ...価格:1,680円(税込、送料別)皆様いつもありがとうございます。ブログに訪問頂いた方々をブックマークに入れさせて頂きました。ブックマークは困るという方がいらっしゃたら、お手数をお掛け致しますがご連絡頂けますでしょうか足跡から辿っているので、まだ全然カバー出来ていないと思いますが、そこはご了承下さい。よろしくお願い致します。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2010年09月19日
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