エデンの南

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February 19, 2008

『フェルメール全点踏破の旅』その２

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24652)

カテゴリ：読書

こちらから続いてます。
フェルメール　つきぬ魔法の秘密　～「牛乳を注ぐ女」～新日曜美術館で、檀ふみさんが、いちばん好きな絵としてあげられていたのが、この『デルフト眺望』
実は私もこの絵の美しさに惚れてしまいまして、頭から離れなくなりました。心に染み入るような、ため息の出る美しさ！
そしたら、プルーストが「世界でもっとも美しい絵」と形容しているのですね。
晩年、病身なのを無理して観に行ったりしているんです。以下引用。

彼は特に、小さな黄色い壁 (ロッテルダム門の左側の尖塔の左手に描かれている) がお気に入りだったようで、小説『失われた時を求めて』では、体の具合の悪い小説家ベルゴットがパリの展覧会に《デルフト眺望》を見に行って、自分の小説をこの絵の「小さな黄色い壁のように絵の具をいくつも積み上げて、文章そのものを価値あるものにしなければいけなかったんだ」と反省する場面がある。

『失われた時を求めて』の重要な登場人物であるスワンが、フェルメールの研究者だった事などを思い出します。また読み返したくなってしまいました。(いや、それには相当な覚悟がいりますが。(^^;))
今は、わかりやすい鈴木道彦訳の文庫が出ていて良いですね。私が読んだ時はハードカバーで大変でした。
『失われた時を求めて』マルセル・プルースト／鈴木道彦｜集英社｜

＊そんなこんなで実はオランダに行くことになった (きゃ～～)

愛の１クリック を～～～。
この絵は私も、死ぬまでに１度は見たいなあ、と思い、オランダまで見に行っても良いなあ、なんて思って、なにげに母に「オランダはどお？」って聞いたんですよ。何も今年すぐにと言うつもりではなかったんですけど。
そしたら母がいろいろと良いツアーを積極的に調べて、ぬわんと、４月に行くことになったですよ。(^^;)
オランダってそんなに人気あるの？と思ったのですが、母の友達２名も一緒に行くことになりました。
母達が一緒なので、合法の例のやつは出来ましぇんが(笑)、楽しみです～～♪
でも静かに絵が観られないんだろなあ・・・とゆー心配が。まあツアーだからどっちにしろそうかしんないけど。ベルギー・オランダ７日間です。

その３に続いちゃいます。(でもまだ書けてにゃい)

映像作家のお友達、素太さんこと吉本直紀さんの制作ちうの新作の吸血鬼映画の事が、結構ちゃんと出てるですよ～～
買ってパラパラ見たけど、まだ未読。源氏物語読了したら読む予定です。↓↓↓

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Last updated February 19, 2008 11:37:04 PM
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SEAL OF CAIN

アンチ・ハリウッド的、ベストセラー無視、サブカル好きのマニアックな傾向のブログです。 2019年に札幌に移住しました。そして2020年、しばらく離れていましたが、またこちらのブログに復帰しようと思います。主に読書・映画関連はこちらのブログに書く予定です。「吉乃黄櫻」名で音楽活動しています。そちらもよろしくデス。

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