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December 11, 2008

「巨匠ピカソ　魂のポートレート」

(3)

テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8452)

カテゴリ：美術・芸術鑑賞

国立新美術館で「巨匠ピカソ　愛と創造の軌跡」サントリー美術館へ。
国立新美術館はめちゃ混みでしたが、こちらはわりとすいてました。
自画像で始まって自画像で終わるのも、すごく良いと思いましたし、音声ガイドもこちらの方が良かったのですが、まずタイトルが表示されている位置が非常に暗くて、ほんっっとに見辛く、絵などの説明文の文字が小さすぎ！！視力1.2の私でも、ごく近くに寄らないと読めないぐらいでした。ちとこの展示方法は問題ありでないかと・・・。
良かっただけに、この点は残念でした。

「青の時代」も私好きなんですが、この青の時代が描かれるきっかけとなった、カザジェマスの死の絵が最初に展示されています。
そして、青の時代から薔薇色の時代へ、プリミティヴの影響からキュビズム、自分の荒々しさを「ミノタウロス」として描く事で昇華させていたように思えたり、そしてピエロ。
「ピエロに扮するパウロ」は大好きです。

「遠近法を捨てる事で、伝統的美意識を破壊した」というピカソ。何かを破壊しなければ新しいものは生まれないとも言える訳で、そこに至るまでには、相当な苦しみを経験するのではないかと思います。

それから猫の彫刻が、もう最高に好き！！
ラストの自画像「若い画家」は、若者というより子供のように感じ、なるほどと思いました。
子供らしい子供でいる事が出来なかったピカソが、最後にやっと子供に戻ったのではないでしょうか。猫やヤギの彫刻を見ても、そんな感じがしますよね。

「自伝を書くように、私は絵を描く。私の絵は、日記のページなのだ」
とピカソは語っていたそうなのですが、まさにその通りと思える展示会でした。

＊一昨日医者に眠剤もらいに行ったら、いきなり採血させられ、左腕で血が採れずに右も…(号泣)、しかもとんでもなく紫色のスゴイじょーたいの私に愛を～～～。ｳﾜｧｧｧｧｧｧﾝ!!! ヽ(`Д´)ﾉ

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Last updated December 11, 2008 06:17:06 AM コメント(3) | コメントを書く

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SEAL OF CAIN

アンチ・ハリウッド的、ベストセラー無視、サブカル好きのマニアックな傾向のブログです。 2019年に札幌に移住しました。そして2020年、しばらく離れていましたが、またこちらのブログに復帰しようと思います。主に読書・映画関連はこちらのブログに書く予定です。「吉乃黄櫻」名で音楽活動しています。そちらもよろしくデス。

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