エデンの南

エデンの南

October 9, 2020
XML
テーマ: 読書(9602)
カテゴリ: 読書
世界の創造主で偽神である「ヤルダバオート」について、もうちょっと引用します。
わかりやすいやつを。

まず、世界種子と汎種子混合体の堆積から大いなる支配者が発生する。そして神的なものと同じように上昇し、蒼穹にまで達するが、それよりも上にあるものを知らず、下にある第三の子性にも無知であったため、自らが最高の存在だと思いこんで、世界内の個々のものの創造に取りかかる。

『真理の証言』より引用です。

この神は一体どういう神なのか。まず第一に、彼はアダムが知識の木から食べる事を妬んだのである。そして第二に、彼は「アダムよ、お前はどこにいるのか 」と言った。この神には予知能力がなかったのである。つまり、この神は初めから無知であった。

ソロモンやダビデをボロクソ言ってて笑いました🤣

このソロモンはダビデが姦淫によってもうけた子であり、悪霊たちのお陰でエルサレムを建てた者である。

ナグ・ハマディ文書でいちばん衝撃だったのが、ヤハウェの正体です。
神と悪魔は逆なんだって陰謀教示者の方が書かれてたのを何度も拝見していたのですが、ナグ・ハマディ文書を読んで、ほんまや!と思いつつビックリでした。
思い上がった混沌の偽神の上のプレーローマ界にはモノホンの神々がいるという。
これをそのまま信じる訳ではありませんが、聖書の神がずっと嫌だった私には、とても痛快でしたし、それならわかる!と思いました。

第二に、イエス・キリストの仮現論と受難の話でした。


大田俊寛『グノーシス主義の思想〈父〉というフィクション』 に以下のように書かれていました。

グノーシス主義の解釈は、聖書を切り裂いてゆくのである。

ナグ・ハマディ文書の解説書ではない翻訳本を全巻読み、グノーシス主義の事がだいぶわかってきたと思います。
この後『ユダの福音書』を 『悪魔の起源』 のエレーヌ・ペイゲルスの本で読みました。
後にレビューをUP予定ですが、非常に重要な書です。



ユダの福音書で新たな展開があります。
これまで読んできたナグ・ハマディ文書も、ユダ福音書を読んで、そういう事か!と納得する所もありました。こちらも是非読んでいただけたらと思います。

クリックよろしくです☺️


Twitterのスレッドを是非ご覧くださいませ。
Twitterスレッド『ナグ・ハマディ文書Ⅰ』
Twitterスレッド『ナグ・ハマディ文書Ⅱ』
Twitterスレッド『ナグ・ハマディ文書Ⅲ』
Twitterスレッド『ナグ・ハマディ文書Ⅶ』














お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  October 12, 2020 04:23:59 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

SEAL OF CAIN

SEAL OF CAIN

Calendar

Freepage List

読書のページ


小栗虫太郎


夢野久作


江戸川乱歩


ジョイス


ダンテ


バルザック


ルイ=フェルディナン・セリーヌ


ギリシャ神話


養老孟司、竹内久美子


夏目漱石


ジュネ


中井英夫 (塔晶夫)


バタイユ


☆小・中・高校生へのお薦め本☆


ポー


今年読んだ本


ブロンテ姉妹


ミシュレ


澁澤龍彦


ウィリアム・ブレイク


ブコウスキー


ミルトン


ヘルマン・ヘッセ


コリン・ウィルソン


ドストエフスキー 関連本も


ヘンリー・ミラー


トーマス・マン


川端康成


ミラン・クンデラ


その他


フランツ・カフカ


オスカー・ワイルド


寺山修司


プーシキン


スティーヴン・キング


ロジェ・マルタン・デュ・ガール


三島由紀夫


加賀乙彦


田中一村伝


美輪明宏


モーパッサン


マルキ・ド・サド


生田耕作


マンディアルグ


阿川佐和子


アポリネール


ヘミングウェイ


ルイ・アラゴン


ラシーヌ


佐賀のがばいばあちゃん


カポーティ


藤田嗣治関連


阿部定事件


マーガレット・ミッチェル


コンスタン


トルストイ


吸血鬼関連


三国志


きもの


梁石日


井原西鶴


東電OL殺人事件関連


安倍公房


アンドレ・ブルトン


淀川長治


<映画の見方> がわかる本


グリンプス


フリッカー、あるいは映画の魔


河合隼雄


野球関係


立花隆


ポール・ギャリコ


中島義道


坂口安吾


業田良家


源氏物語


今日も映画日和、本と映画と70年を語ろう


トーキングヘッズ叢書


マルセル・プルースト


清水正


ガストン・ルルー


バルベー・ドールヴィイ


谷崎潤一郎


アルベール・カミュ


四王天延孝


泉鏡花


写本・グノーシス神話・ゾロアスター教


ジョージ・オーウェル


アイン・ランド


映画のページ


タランティーノ/キル・ビル関連


江戸川乱歩映画祭


恐怖・ホラー・サイコ系


吉本直聞


ベルトルッチ「ドリーマーズ」と1968年考


パゾリーニ


カール・ドライヤー


カサヴェテス


ウィリアム・ワイラー


ジャン=ピエール・ジュネ


ロジャー・コーマン


塚本晋也


ジャン・コクトー


ジャン・ルノワール


その他


キューブリック


ゴダール


クローネンバーグ


ケン・ラッセル


黒澤明


ヒッチコック


ロジェ・ヴァディム


エリア・カザン


フェリーニ


溝口健二


ヴィットリオ・デ・シーカ


ヴィスコンティ


男はつらいよ


ウディ・アレン


ヤン・シュヴァンクマイエル


ATG


大島渚


特別企画★日本映画監督協会70年の70本+1


トリュフォー


黒木和雄


吉田喜重


佐々木昭一郎


タルコフスキー


北野武


ジム・ジャームッシュ


勅使河原宏


悪名シリーズ


ベルイマン


市川崑


エド・ウッド関連


ロッセリーニ


マーティン・スコセッシ


フランク・キャプラ


ジャック・タチ


リドリー・スコット


特撮


アンリ=ジョルジュ・クルーゾー


新藤兼人


フリッツ・ラング


ロメール


ドラゴンボール


エヴァンゲリオン


ブルース・リー


Rozen Maiden ローゼンメイデン


マクロス


1997年スペイン旅行記


日本に対する嫌悪とスペインへの思い


マラガ到着


退屈な寮生活


セビリヤの旅


快適だったホームステイ


モロッコの旅


初めての一人旅 ~コルドバへ~


忘れられないグラナダ


忘れられないグラナダ (つづき)


グラナダに別れを告げ、バルセロナへ。


プラハ→ウィーン→ブダペスト旅行日記


旅前


旅中


旅後/関連話


棒いろいろ



映画


グルメ


ラーメン日記


ベルギー・オランダ旅行日記


Archives

November , 2025
October , 2025
September , 2025
August , 2025
July , 2025
June , 2025
May , 2025
April , 2025
March , 2025
February , 2025

Favorite Blog

12月19日の「櫻井ジ… New! Condor3333さん

📣楽天ブログトップ… 楽天ブログスタッフさん

京都二日目 アラネアさん

ユダヤが解ると真実… ごろにゃん2706さん
真秀 まほろばへ サム1648さん

Comments

SEAL OF CAIN @ Re[1]:破壊と再生の2024(01/01) アラネアさんへ いつもコメントありがとう…
アラネア@ Re:破壊と再生の2024(01/01) コメントが超遅くなってしまい、すみませ…
SEAL OF CAIN @ Re[1]:破壊と再生の2024(01/01) まろ0301さんへ お久しぶりです! コメン…
まろ0301 @ Re:破壊と再生の2024(01/01)  大変な年でしたね。ワタクシも交通事故…
SEAL OF CAIN @ Re[1]:あけましておめでとうございます。(02/04) アラネアさんへ あけましておめでとうござ…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: