システムエンジニアの晴耕雨読

システムエンジニアの晴耕雨読

2013.12.04
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岡田尊司「働く人のための精神医学」(PHP新書)

2013年刊



 子どもは抱っこされたり、授乳されたりというスキンシップを通して、

 オキシトシンが分泌が促され、安心感を得ることができる。


 愛情を受けて育ったかどうかによって、

 その後のストレス耐性は大きく異なってしまう。



 人間の本性をめぐる議論には、

 大きく、性善説と性悪説があるが、

 この対立は、オキシトシン・システムの違いに起因するのかもしれない。



 性善説を心に抱くようになる。

 一方、幼いころから冷たい仕打ちを受けると、

 オキシトシン・プアな体質となり、人を信じることができなくなってしまう。



 安定した愛着感を持っている人は、

 知的欲求や対人関係にも積極的になる。

 それは、いざ困ったときに、

 「安全基地」である存在に助けを求めることができるという

 安心感が後ろ盾になっているからである。






 以下、さまざまな症例が紹介されていますが、

 印象的な指摘を1つ、紹介します。




≪組織というのは、いい加減なもので、

 その人しかいないと言って、頼り続けた挙げ句、

 その人が潰れていなくなると、

 また適当に別の頼みやすい人に、仕事を回す。

 その人も、またいずれ潰してしまう運命にあるのだが、









<目次
第1章 愛着スタイル―心の健康と対人関係の土台
第2章 発達課題に向き合う
第3章 偏りが生きづらさを生む―パーソナリティ障害
第4章 ストレスが生む障害
第5章 うつと気分障害
第6章 不安障害と強迫性障害
第7章 依存症と嗜癖
第8章 脳の火災―幻覚と妄想
第9章 睡眠障害を克服する







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最終更新日  2013.12.04 22:03:08 コメントを書く


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