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【AFP=時事】17世紀のフランドルの巨匠、ピーテル・パウル・ルーベンスによる長らく所在不明だった絵画作品が30日、フランスで行われたオークションで予想落札額を大きく上回る約300万ユーロ(約5億4000万円)で落札された。作品は1613年に描かれた十字架にかけられたイエス・キリスト像で、オークショ…
絵は19世紀のフランスのアカデミック美術を代表する画家、ウィリアム=アドルフ・ブグローが所有し、代々受け継がれたとされている。
真贋(しんがん)は、フランドル・バロックの研究で知られるドイツの美術史家ニルス・ビュットナー氏が鑑定し、X線撮影や顔料分析などによってその由来が立証された。
ルーベンスは教会のために多くの作品を手掛けたが、この新たに発見された作品(サイズ:縦105.5センチ×横72.5センチ)は個人コレクターのために制作された可能性が高いとされる。


