ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

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2019.07.23
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カテゴリ: 芸能資本主義

 みなさん方、今回の反社会的勢力と関係した不運で不幸なお笑いさんと吉本との確執は、どたばた劇にすぎないのか、はたまた熟考すべき社会問題なのか、確かに反社会的勢力と芸人との結合関係は暴対法強化以降の社会的問題だ。FRIDAYのスクープもこの延長上にある。芸人二人の落ち度は明らかだ。嘘をついたことも、5年前の曖昧な記憶が災いしているとはいえ、責められてしかるべきだ。
 とは言え、果たして吉本から契約解除されるべきかいなかは難しいところだ。マスコミはその後の吉本の対応(23日の5時間の社長記者会見)に非難ごうごうの質問を浴びせかけた。「冗談で言っただと、ふざけるな」「今の時代にパワハラを冗談で済ませるのか、アホちゃうか」「よれよれ会見だ」とういう訳だ。実はこの問題の背景には、芸人と事務所、テレビ局、暴力団の「社会=分散化」を繋ぐ構造変化があるように思える。この構造変化は、スポーツ界にも言える資本主義の構造変化だ。公取委はスポーツ界の競争制限行為についても軽く指摘した。この問題について暫く考察を加えよう。
 その前に、吉本社長の5時間に及ぶ7月23日の「ぐだぐだ」記者会見をじっと見た後、翌日のテレビ報道を見ると、まず23日ののっけから東京系の羽鳥慎一率いる報道番組に続いて、「ひるおび」はこぞって激しい、かつもっともらしい吉本批判をエアコンの効いたスタジオから繰り出した。
 私は、22日はちょうど横浜のマッカーサーの「ニューグランドホテル」へ仕事で泊まって、帰宅途中、夕方まで車の中でテレビを見ることができたので、「ごごすま」をはさんで、「ミヤネ屋」まで4大報道番組を見ることができた。一見して分かるように、前2社が激しい、根拠に乏しい吉本社長攻撃を繰り出したのに対して、ミヤネ屋は吉本それ自体の擁護論を展開した。「競争制限行為を公取委に取り上げさせろという」バカなコメンテーターもいる。そんなことをしたら、ジャニーズも無傷ではいられないよ。元ジャニーズの若いタレントの中にも、公取委や局ががジャニーズに忖度しているという人がいる。
 もともと、吉本や阪神タイガースの人気は、東京の権威主義への反抗であり、議論がかみ合わない。桂三枝が巨人ファンから阪神ファンに変わるのに、10年かかったという。反社にまみれた横山やすしが関西お笑い文化に受け入れられる理由は、東京の頭でっかちのコンプライアンス主義者には理解不能だ。わずか数年六法全書をかじっただけの司法人の屁理屈では、今回の問題は到底理解できない。いわれのない吉本批判は、ギャラ欲しさの「ギャラ飲み」とレベルにおいてたいして変わらない。
 かと言って、やすしやノックのお笑い文化が踏襲されてよいわけではないが。時代は明らかに変わっている。文中指摘したように、スポーツ、芸能関係の不祥事の多くの問題は、現代の資本主義の構造変化の問題なのだ。この点は、小出しではありが追って説明してゆく。
 今日のところはここまで。






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最終更新日  2019.08.02 11:50:29


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