ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

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2020.03.25
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今回の新型コロナウイルスーと日本では呼んでいるのですがーはどこから来たのでしょうか。こんどの新しい感染症が流行し始めたころ、中国では、確か2019-nCoVと呼ばれていたようなのですが、中国びいきのWHO(世界保健機関)が、武漢の英語表記であるWohanという固有名詞を避けてCOVID-19と命名したので、Wohanとの関連が不明な名称になってしまいました。
 このCOVID-19という名称は、中国の2019-nCoVの19を後ろにもってきて、diseaseの頭文字のDを挿入しただけのものです。日本の「国立感染症研究所」でも、2019-nCoVを使っていました。
 私は、26年前のエボラウイルスを研究したいきさつから、当時、感染症に対して地名をつけるのが習わしになっていたので(例えばエボラスーダン、エボラザイール、マールブルグウイルスなどのエマージングウイルス)、名称としては、「新型コロナウイルスーWohan」がいいだろうと思っていたのですが、案の定、COVID-19(CORONA VIRUS DISEASE)という忖度名称に切り替わったので、WHOに敬意を払って、COVID-19(2019年に発生したコロナウイルス感染症)という言葉を使っていますが、経緯からしてnCoV-Wohanが適切だと思っています。
 これに対して、中国に対して援助を申し入れたにもかかわらず、これを断った慇懃無礼な中国への当てつけか嫌がらせかわかりませんが、トランプ米大統領は、China Virus だとして、中国の「ウイルス隠し」に対抗しています。子どもの喧嘩みたいなこの応酬は実は、今次の新型ウイルスの「起源」を解明する科学者たちの責務であると考えますから、今後も発表される論文等には注意をしておきたいと思います。
 ところで、今次の感染の初期に、湖北省の省都・武漢(Wohan)の最大の華南海鮮市場が感染源ではないかとの憶測があり、市場封鎖から武漢の都市封鎖にまで発展した経緯から、この市場と食文化に焦点が当たったのは自然の成り行きです。武漢を訪問して調査もしたい気はあるのですが、今のところはネット上の情報で考えるしかありません。
 実は、私は今から10年ほど前に、知り合いを訪ねて上海ー塩城ー上海ー名古屋の3日間の旅をしたことがあり、その時も中国の食に舌鼓を打った経験があります。それまでの香港、深圳、西安、済州島などの訪問経験(川鰻として売られているものは実はヘビだとか、犬を食べる習慣があるとかは見分しましたが)から、とりわけ中国の人たちが「ゲテモノ食い」だとは思わなかったのですが、どうも海鮮市場で売られている生き物が宿主、または二次宿主ではないのかという素朴な疑問を抱き、いろいろと検索をしていました。
 以下は、食の事情に詳しい方のブログのようですが、引用させていただいて、多少考察をしてみました。以下のような文書を掲載しておられます。(明らかなミスは、勝手ながら私が訂正しました。( )の中は私の挿入です)

「中国ではコウモリを食べるのか? その他、市場で食用として売られている、日本では考えられない野生動物について調べました。コウモリは広東料理では高級食材とされ、台湾では屋台で焼いたコウモリも売られています。新型コロナウィルスは、コウモリが感染源の可能性と指摘されていますが、なぜ中国で発生したのか不思議です。(以前のエボラ出血熱流行の時、中央アフリカでは経済発展の結果の所得水準の向上から、都市部ではスタミナ源としてコウモリを食べることが多くなり、農村部の現金収入になっていることが報道されていました)
 しかし、実はコウモリを食べるのは中国だけではありません。(エボラザイールはオオコウモリが宿主だったようです)私たちに馴染みのあるラオスやカンボジア、フィリピンなどのでもコウモリを食べるところもあります。他にもパラオやアフリカにもコウモリを食べる習慣があるそうです。コウモリ(フルーツ・バット(オオコウモリ))自体は痩せた鶏肉とレバーの味がした。コウモリは鶏肉のような食感で、味はレバーや焼き魚の血合い(黒い部分)のような少し血なまぐさい味がするそうです。

 個人的な予想ですが、他の国は野生動物を狩猟して、鮮度の高いまま食す事が多いのですが、中国は市場に集められ、劣悪な環境で保管されているからだと思います。中国の野生動物を扱う市場は、コウモリ以外にも色々な動物が集まってきます。SARSも元々のウィルスはコウモリで、その糞からハクビシンを媒介として人間に感染したとも言われています。
 市場で売られている食用の野生動物
 2002年に猛威を振るったSARS(サーズ)は、中国の広州の野生動物の市場が発生源とされています。今回の新型コロナウィルスの発生源は、武漢の海鮮市場の可能性が高いと報道されています。海鮮市場なら今回は魚か?と思いましたが、この海鮮市場には、食用の野生動物も売っているそうです。海鮮類と野生動物が売っている市場は想像しただけで衛生状態の心配が尽きませんね。」
 以上が引用です。

 なかなか洞察力に優れたブログで、大変参考になりました。また別の箇所でも指摘しますが、今回の感染発覚後、中国の衛生当局は、武漢の市場で、販売されていた動物やごみまでサンプルを採取しているのです。患者のウイルスと同定はしているはずなのですが、それすら公表されていません。海鮮市場との至近距離には、バイオセーフティーレベル3の感染症研究所があり、ここから改造されたウイルスが漏れたのではないかとの憶測もあります。いずれにしても、今回の武漢での感染拡大に関しては、ミステリーな影が付きまとっており、今後解明されなければならない課題だと思います。(2020年3月25日)





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最終更新日  2020.03.25 11:14:37


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