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2008年04月18日
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カテゴリ: 家族百景



この友人は

旦那さんの仕事の関係で、2~3年ごとに転勤している。

子供はいない。

というか作らない。


そして、とても個性的な義実家に嫁いだ。

とはいえ、転勤しているので同居はしていないのだが、

一人暮らしをしている義父、

そして医者をしている義姉がとてもイカしている。


「俺は年金をたくさんもらっているし、

株で儲けているから金には困らない」といってはばからない

吝嗇な義父。

確かに一番いいころの年金なので、

はっきり言って大卒の初任給よりも給付額が大きい。

なぜあたしまで給付額を知っているかというと、

義父がはっきりと金額を言い、こんなにもらっている、と

自慢していたのを教えてもらったからだ。


そして、子供が困らないように、と

手厚い保険をかけて

早く亡くなってしまった義母さんの保険金を運用して

生活をしている。

何か言うと二言目には「金がある」が口癖。


義姉さんも医者をしているので金がある。

最近も資産運用で

いくつか目のマンションを購入したばかりのようだ。


法事や墓参りの時には

友人があれこれ買っていっていたのだが、

必ずお菓子はどこのもの、花はこれ、と指定して

別のものなど買って行こうものなら

「あなたは母の事、どう思っているの?

そんな安っぽいものを飾ることなんてできない!」


平気で言うような人だ。


もちろん、和菓子屋さんと花屋さんで買ったもので、

へんなものを持っていくわけではない。

だが、義姉さんにしてみたら

「誰でも知っている高給老舗ブランドのもの」

ではないのでNGなのだ。


そのころ、義実家と同じ県内に住んでいた友人夫婦。

県内、とはいえかなり時間がかかるのだが、

「あなたは週に1回も義実家に顔を見せないなんて!

どういうつもり?

父は独りで住んでいるし、何かあったら困るじゃない!」


そんな電話はしょっちゅうかかって来ていた。

電話に出るのも怖くなり、

あたしが電話するときには

ワンコールしてからまたかけなおしたりしていた。

もちろん、留守電は切ってある。

そうしないと留守電に延々と・・・


義父も、義姉がまくし立て始めると

口を挟めなくなるくらい弁が立つ。

なので、義姉が

「ねえ、ちょっと言わせてもらっていいかしら?」

話を切り出すと、全員が黙り込んでしまう。


義姉さんには子供はいない。というか作らなかった。

そのくせ、友人には

「子どもを作らないなんて、○○家を滅ぼす気?」

自分のことを棚に上げて延々と説教する。

そして、同じく医者の旦那さんと離婚した。


みんな思っていたことは

「父が一人でかわいそう!」

何でも父が、父が、と言っていたので

きっと義姉さんは義父と一緒に住むだろう、ということ。


なのに、

「私は一緒には住めない。

長男であるあなたがなぜ一緒に住んであげないのか。

父がかわいそう」
というものだった。


出戻りだということを知られたくないというのと、

彼女が父の世話をしたくないということなのだろう。


何年もそんな生活を我慢していた友人も

堪忍袋の緒が切れた。

長くなるので割愛するが、

「何があっても話はしないし、協力しない。

用事があるなら旦那さんに全てやってもらう。」

そうすることに決めてもう何年か経つ。

かなり楽になったようだ。


夕食は

●ビーフシチュー

 喧嘩3日目、ということもあり

 旦那の大好物のビーフシチューを作った。

 なのに。

 「あまり食べたくない」だと。

 これでまだ当分続きそうな予感が・・

 フランスパンがなかったのでトースト。

0417

●サラダ

 徳谷トマト・レタス・ベーコンビッツ・

 玉ネギのみじん切りを水でさらしたもの・

 レッドキャベツスプラウト。

 和風ドレッシングでさっぱりと。





この義姉さん、かなりの武勇伝を持つ人なのだが、

拝金主義、というか、

お金をかければかけるほどいいこと、楽しいこと、

という基準を持っている。

なので、たとえ自分の好みに合わなくても、

金額が高いものならば喜ぶ。

それを人にもするし、人にも強制するのだ。

例えば、

「この前、父を旅行に連れて行ったときには

●●ホテルの何とかルームに泊まって

●●万円もかかった」
と嬉々として話す。

「それに比べて○○(友人)さんは何?」 といった具合だ。


幸せや、自分の事をどう評価してくれるかの定規は

お金で判断するということだ。


そして、 そんなにも大金をかけて

親を旅行に連れて行った孝行娘、
という目で

見て欲しいと願っているのだろう。



お金を出さないと大切にしないという考えかたが分からない。

高いものなら大切にして、

安いものやもらったものはぞんざいな扱いなのだろうか?

もらったものの価値まで値踏みするその考えかたは

あたしから言わせてもらえば卑しいと思う。


相手の気持ちとか、心を汲み取ることができず、

そのものの価値で相手を判断する。



こういう人はきっと、

血統書つきのお犬様ならきっと大事にして

高いドッグフードを与え、専用ルームに改築するのに

捨て犬や雑種なら

庭の片隅の日の当たらないようなところに

粗末な犬小屋を作って散歩もろくにしないんだろうな・・

それどころか

「○○家には合わないから」と役所に引き取ってもらうのか・・


価値、という所に重きを置いているということは

きっと、犬も自分を引き立てる為の装飾品なのだろうか。

シャネルやヴィトンと同じように。


別に血統書を持つ犬を持っている人が

そうだということではない。

生き物を飼うということにも縁はあると思うからだ。

どうしても欲しい犬種を買う人だっているだろうし、

たまたま迷い込んできた犬をそのまま飼う人もいるだろう。

だが、何年もの間、その義姉さんの話を聞いていたら、

「金額で愛情のかけ方を変えることができる人」が

いるということを知った。


ここに来てくれている人たちの中には

そういう人がいないのがせめてもの救いだが、

あたしはきっと仲良くは出来ないだろうな・・

それにしても、

これだけお金をかけた、と具体的な金額を口にするのが

この父娘の特徴なのか・・


旦那さんが似なくてよかったね、と

慰めるのが精一杯のあたし、なのであった。









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最終更新日  2008年04月18日 16時26分27秒
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