投資逍遥

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2006/09/11
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カテゴリ: 読書
この本は2003年5月に発行されましたが、実際の執筆期間は、2002年の秋から年末にかけて、とのことです。
当時の株式市況は下落傾向にあり底が見えないという状況で、この本にもその状況が反映されており、やや悲観的な部分があるように思えました。
それゆえに、勇気や計画性や自助精神といったものをこの本では讃えており、40代を主な読者対象として書かれているようです。

著者は1947年生まれの方で、実際に54歳でサラリーマンを引退され、現在は別の部門で活躍されているようです。
例えば、 「NPO法人国際社会貢献センター」 を通じて、大学の非常勤講師を務めておられます。

以下に、 【この本からの引用】 【上記の感想】 という形で、少々書いてみます。


【この本からの引用】


これらの法整備によって、NPOの数は急増中だ。
NPO法人として認証されたものは、2003年2月末現在、1万89件に達する。
寄付などの所得から控除される対象NPO認定の条件が厳しすぎるといった現行税制の問題が指摘されてはいるが(2003年4月から認定条件緩和)、NPOの社会的存在意義がますます大きくなっていることは間違いない。

【上記の感想】

NPOについては全く知らないので、引用してみた。
この機会に勉強しておこうという意図です。

ところで、NPO法については、 2004年11月27日の日記 で触れましたが、その成立には、辻元清美議員が尽力されたはずです。
なお、辻元議員は2002年3月に秘書給与問題のため散々なバッシングのあと辞職され、ちょうど1年前の総選挙で政界に復帰しました。


【この本からの引用】

作家、城山三郎氏の言葉だが、「人間は誰でも探検家、芸術家、判事、戦士の要素を持っている」そうだ(『40歳からの手習い術』大島清著、ごま書房)。

【上記の感想】

勇気付けられる言葉です。
サラリーマンのように長いこと組織の一員として生きていると、時々自分に何ができるかと、多少の焦燥感を抱いて自問することがあります。


私はサラリーマン生活が通算で20年位になりますが、仕事がとりあえず順調な時は、「自分に何ができるか」と自問することはまずなかったように思います。
しかし、行き詰まりを感じたとき、そして実際に37歳の時に転職をしたときなどは、大いに自問しました。

当時は上記の城山三郎の言葉を知りませんでしたが、出合ってみると中々含蓄のある言葉です。
まさか、本気で探検家や芸術家で生計を立てようという気持ちを、いまさら持ち合わせてはいませんが、迷った時のヒントにはなりそうです。





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Last updated  2006/09/11 11:59:53 AM
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