戦国ジジイ・りりのブログ

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2012年01月16日
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カテゴリ: 旅日記(中国)
参拝を済ませてから社務所へ。

あと、フクの絵馬。
これは友達に送るのだ。

亀山八幡宮の絵馬


ここの売り場には、ひからびた平家蟹が飾られていた。
売り物じゃないけど。


平家蟹ってのは、甲羅が人の怒った顔のようにも見えるカニのこと。

壇ノ浦に滅びた平家になぞらえてこの名前が付いた。

この模様については、人の顔に似れば似るほど人が食べることを敬遠するので、
進化の過程でこの模様を選択したのではないかという説があり、
外国の天文学者も、そうだとすれば壇ノ浦に近いところほど
より人の顔に似るんじゃないの~?
なんて仮説を立てたりしてて、面白い。

ただ、これらの説については甲類学者が、
外国にいる平家蟹も同じ模様なんだし、そもそも食用の蟹じゃないんだから
関係ないっしょ~ってあっさり否定しているらしいけど(笑)。

唐戸には水族館もあって、当初は平家蟹を見に行くつもりだったけど、
とりあえず諦めた経緯がある。



その他、「大福梅」なるものがあった。

大福梅2

干した梅が納豆みたいにワラにくるまれている。
入り口にポスターがあったので、気になってたんだ~。

 【大福梅とは正月の縁起物です。

  年末から年頭にかけて頒布されます。
  元日にさ湯やお茶にひたして飲めば、その年を健康に過ごせるとして
  多くの参拝者にもとめられています。

  大福梅は、平安時代の村上天皇の御代、疫病が広がった時に梅茶をふるまって
  退散させた故事にちなんでおり、「王が服する」の「王服」が
  「大福」に転じたといわれています。】
  (亀山八幡宮のポスターより)


う~ん、ここでも疫病が元か・・・
京都の「 からいた 」もそうだったよね。

村上天皇の故事にちなんで、ここの大福梅がいつから
作られていたのかまではわからないけど、
ポスターにある大福梅の作り方の写真を見ると、
巫女さんが手作業で作っているみたい。

知らないところで、今も歴史が現代に息づいているんだなと
感じる瞬間。


これらを買い求め、いざ境内散策へ。



一段下がったところには手水社があり、その脇にある玉垣、
これが「大坂屋玉紫の玉垣」。


玉紫の玉垣


下関の稲荷町(現在の赤間町)は、有名な遊郭。
9軒あった遊郭の中で大坂屋は最も大きく、
そこで一番の売れっ妓だったのが玉紫さん。
その玉紫さんが寄進したといわれるのが、ここの玉垣。

玉垣(たまがき)ってのは、たいていの神社にはある柵のこと。
ウィキペディアには、
 【神社神道が確立され、社や拝殿や本殿が建立され敷地(自然との境界)が
  明確になるにつれ、曖昧であった常世と現世の境界でもある神域が
  はっきりと区別されるようになり、神籬と磐座・磐境が結びつき、
  石造の垣根などに代わり、現在の神社にみられる玉垣に変わっていった】
と解説されている。

この玉垣には、「大坂屋玉紫文化九壬申九月吉日」(文化九壬申=1812年)と
刻まれている。
よくよく見ると、玉紫さんだけじゃなく、他の大坂屋の
遊女さんの名前が刻まれてる石もあるんだけどね。


下関の遊郭は他とは異なり、特別の格式を持ち、
気位も高かったそうな。

芸に秀で教養もあり、しとやかで衣装は古式。
遊女は「女郎」と呼ばれ、客の上座に座り、足袋を着けていた。
よそでは、足袋を履くことは許されていなかったんだって。

平家滅亡後も生き延びた女官たちは、春を売って生計を立てていたとも
言われているので、その血を引くかもしれない女性たちにふさわしいエピソードだな。



玉紫の玉垣の先には、一対の狛犬。

そもそも狛犬ってのは、獅子と高麗犬が混同されてつくられた
架空の動物で、インドの信仰から発生し、中国経由で日本に渡来。

神仏習合にともない神社内にも置かれるようになったといわれ、
魔除け・守護・装飾としての役割を担っているものなんだって。

で、ここの狛犬は子持ちなのだ。


亀山八幡宮・子持ち狛犬



亀山八幡宮・子持ち狛犬3


上は、子供を胸に抱え背に乗せてる。
下は、子供が背中にへばりついてる。首の後ろに平べったい顔が
出てるのが、わかりますかね?

私も神社へ行くと、狛犬は比較的見る方だけど、
子持ちの狛犬はたぶん見たことがないので珍しいと思ってた。

ただ、この後、別の神社で子持ちの狛犬を見たので、
実際どの程度珍しいものなのかは、ちと不明。


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最終更新日  2012年07月10日 18時54分42秒
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