戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年07月19日
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カテゴリ: 城(中国)
博物館の各階を見た後で、最後に1階でお買いもの。
これまでに何度も本文を引用させていただいてる「新版福山城」も
ここで買いました。

入口付近には、福山城のスタンプがあった↓。


福山城スタンプ-2



スタンプは2コあってもうひとつも押したんだけど、
綺麗に押せなかった・・・

もしかしたらここに一緒に百名城のスタンプもあったのかもしれないけど、
あったとしても相変わらずの百名城ギライにつき、

「あ~ん、百名城?
どうでもええわ、そんなん・・・」






天守を出て西方向へ。
天守の南西隅部分↓。


福山・福山城・天守19



天守石垣は積み直されてるかと思ったけど、
下の方は黒く焦げてるような所もあるし、赤くなってる石は
福山駅を出てすぐの場所にある東側および東南部の石垣のように
熱で石の表面が剥離して綺麗じゃなくなってしまった石と同じ形状をしている。

てことは、空襲に焼かれた石垣をそのまま再利用してるのかな?
もちろん、一部は補修されてるでしょうけど。


さて、ここからは城を守る櫓と石垣を見て回ります。


福山城復元図・白図(13話)







福山・福山城・本丸・塩櫓南の多聞櫓



ここを北に向かうとすぐ、塩櫓↓。


福山・福山城・本丸2・塩櫓



この石垣には石段がついていて、上がれるようになっていたので
上がってみた。



福山・福山城・本丸4・塩櫓



二層の塩櫓は、神辺城から移築されたと伝えられる。
福山城内には塩櫓の他にも、神辺城からの移築といわれる櫓が多くあり、
私が福山城に来たかった理由のひとつでもある。

神辺城も歴史のある城だけど、そのほとんどを
バリバリの戦国山城として過ごしている。
神辺城からの移築説が正しいとしても、
おそらく福島時代に建てられた櫓ばかりだと思われる。

あ、でも福島氏の前に一時毛利家が入ったことがあるな。
もしかしたら、毛利櫓も含まれてるのカモ・・・

まあ、どのみち神辺城からの移築といわれる櫓はどれ一つとして
現存してはいないんだけどね。

神辺移築組櫓の中には、なんか手ヌキな名前~って櫓もあるものの、
ここは塩櫓だからたぶんその名の通り塩を収めてたのかな。


塩櫓跡からは、北面がよく見渡せる↓。


福山・福山城・本丸5・塩櫓から旧天守礎石群



・・・まあ、現在ではかなり木が繁っちゃってますが

手前に見えてるのが、天守からも見えた旧天守礎石群。
その奥は現在ではテニスコードになっていて、
オジサマたちが楽しげにパコパコ軽快なラリーをしていた。

ただ、櫓台からこの展望だからね。
木がなくて二層の櫓に登れば、もっとよい眺めだったろう。



天守北側の石垣に沿って、東へ。
ここの石垣は少し土に埋もれているようで、
現在は塩櫓本丸側の石垣よりは低くなっているんだけど、
それでもじかに上がろうとすると「うんしょ」って感じ。

けど、途中に剥がれた石が1コ落ちてて、踏み台にちょうどよかった↓。


福山・福山城・本丸9・天守北側



この写真の石も赤くて綺麗な石じゃない。
天守に近いから、ここも火をかぶったんだろうな・・・


東北隅にあるのが、玉櫓↓。


福山・福山城・本丸7・天守北側



神辺移築組第2段。
「玉」だから、弾丸?
ここも二層の造りで、塩櫓との間には長さ16間の塀が設けられていたという。


玉櫓から南を見たところ↓。
正面が付櫓。
左の低い石垣は、手前と奥では全然違っているので、
たぶん奥の方は戦後に積まれたものだろう。
ちょっと雑・・・


福山・福山城・本丸8・天守北側




で、天守東面と北面↓。


福山・福山城・本丸10・天守北側


「福山城(11)」で「天守には 誰もが紹介する
かつての姿と違う部分が2ヶ所ある」と書いて、
最上重のはね上げ雨戸を紹介しましたが、もうひとつの違う箇所がこの北面。

ここはかつて下見板張だった。
板の素材は、鉄。
いくつかある壁面の種類の中でも最強をほこる鉄板張です。

現在でも「鉄壁の守り」なんて言葉が使われますが、
実際に鉄壁は存在したんですよ~。
ただし、北面だけね。

これについては、色々言われる。

いくら西国の鎮衛を期待されてたとはいえ、
パーフェクトに堅固な城を築かれては万が一の時に幕府が困るからとか、
あるいはカッチンが幕府に遠慮した、という理由で
搦手には堀を通さずに大手に比べて防備が手薄な縄張となったため、
それを補うために北面だけ鉄板張にしたと一般的には言われる。

が、人によっては

「いやいや、そんなに皆が言うほど
北面の守りは弱くなかったんだよ~」


ともいう。


私が歩いた感じでは、地形的に旧本丸の全周に内堀をめぐらすとなると
確かに大変だよな~とは思ったけど、
どうも古絵図を見ると常興寺山の北側には石垣も築かれてなかったようなんだよね。

「これはさすがにどうなの~」

ってのが私の素朴な感想なので、やはり弱い搦手の防御力をアップさせるために
鉄板張としたってとこが妥当だろうな~と現時点では思っている。


古写真はもちろん白黒なので、天守北面が写りこんだ写真は
どれも黒い。

あまり写真は鮮明じゃないんだけど、どうも窓も鉄板で覆ってるように見える。
それどころか妻壁まで黒く写ってるので、屋根の庇の内側以外の
壁という壁は鉄板で覆われていたかもしれない。

雰囲気を味わおうと、上の写真で塗り絵をしようと思って、はたと

「鉄の色って何色?」

ってソッコーつまづいた(笑)。

「鉄色」っていったら暗いグリーン系の色を指すらしいんだけど、
なんか銅板張みたいになっちゃうので、とりあえず工事現場に敷かれている
鉄板を思い出してサビの出てる赤系の色で表現してみようと思ったら
こんな風になっちゃった↓。


福山・福山城・本丸10・天守北側-3



ま、いっか
とにかく、一面だけ違う壁だったんです(←大ざっぱ)


けど、大筒はこれでしのげたとしても窓がないんじゃ天守北面は
防御一点張り?

それに、いつから鉄板張だったのかははっきりわかっていないらしい。
「新版福山城」では風雨よけと防御の点から後の時代に付加されたんだろうと
見ているようだけど、私はこここそ当初からこの造りだったんじゃないかと
思うんだけど。


あ、と・・・
初重は、窓が2段になってますね。

福山城天守には地階があるんだけど、完全に天守台にもぐってるんじゃなくて
上の方に窓を設けて採光をしたようなので、
下の窓は地階の部分にあたるものと思われます。


で、ここが天守東側奥↓。
確かここはどん詰まりになっていて、回り込めなかったような・・・
ひとまず、ここで引き返しました。



福山・福山城・本丸11・天守北側



今度は、現在天守と呼ばれる区画の西側に沿って歩きます。
塩櫓から多門櫓で連結された内五番櫓を過ぎて
マル16の位置にあるのが、棗(なつめ)御門↓。


福山・福山城・本丸24・棗御門



これは門の外から本丸を見たところ。
ホントは内部から外に向かって歩きながら写真を撮りたかったんだけど、
ちと制約がありまして。

私が行った日には、各郭を見て回る人にはほとんど会わなかったんだけど、
運悪く中国人観光ギャル3人組がいてね。
上の写真にも写ってますが、ギャルがポーズを決めて
写真を撮り始めると、なかなかどいてくれなくて困った。

しかも、この時は御門の石段にぼーんと荷物を放りだして
きゃいきゃい撮影をしていた。
石段の上に写ってる荷物がそれです。

いくら常識のない最近の若者だって、
日本人は(たぶん)こんなとこに荷物は置かないべ・・・


ところで、ギャルの荷物の右側にある石は石段とは違ってますね。
視線をそのまま左にずらすと、「棗御門跡」の碑の後ろにも
同じような石がある。

これはたぶん、門の礎石でしょうね。
この2つの石に鏡柱を立てて、門があったんでしょう。
サイズはあまり大きくない。

右側には櫓台のような石垣が写ってるので、
一瞬櫓門かとも思ったけど、サイズ的にちょっと違う感じ。
この櫓台を内側から見たところ↓。


福山・福山城・本丸25・棗御門櫓台


棗御門はせいぜい高麗門かと思うんだけど、背後には礎石がない。
まあ礎石は残ってないだけかもしれないけど、
脇に櫓台があるので、櫓と連結させた棟門だったのかな。
ここが搦手の門。


棗御門の名称は、棗の木で造られたところからきているといわれる。
ただ、「備後歴史探訪倶楽部」様の棗御門のページの解説では、
幾度かの改修があった可能性があるという。


棗御門からは降りられるようになっている↓。


福山・福山城・本丸22・棗御門


曲がった先にはお城風アイテムとして冠木門があったけど、
私は本丸西側に沿って歩くので、門だけ見て引き返してきた。


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最終更新日  2013年07月19日 23時05分35秒


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