戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年11月05日
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カテゴリ: 江戸めぐり
霊園内の綺麗な石垣はラッキーなオプションでしたが、



上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門3


 【徳川綱吉霊廟勅額門(重要文化財)

  五代将軍綱吉は、延宝8年(1680)5月に兄・家綱の死に伴って将軍の座につき、
  宝永6年(1709)1月10日に63歳で没した。法名を常憲院という。
  綱吉ははじめ、善政を行い「天和の治」と賛えられたが、今日では「生類憐みの令」
  などを施行した将軍として有名。

  元禄11年(1698)9月、この綱吉によって竹の台に寛永寺の根本中堂が

  奈良屋茂左衛門である。又、それに伴って先聖殿(現湯島聖堂)が上野から湯島に
  移されている。

  綱吉の霊廟は宝永6年の11月に竣工したが、それは歴代将軍の霊廟を
  通じてみても、もっとも整ったものの一つであった。ただ、その一部は維新後に
  解体されたり、第二次世界大戦で焼失した。この勅額門と水盤舎(ともに
  重要文化財)は、その廟所と共に、これらの災を免れた貴重な遺構である。

  勅額門の形式は四脚門、切妻造、前後軒唐破風付、銅瓦葺。】
  (現地解説板より。漢数字は戦国ジジイが変換)



綱吉は3代・家光の子。
兄である4代・家綱の右大臣昇進と共に元服して、家綱の偏諱を受けた。

上野(「うえの」じゃなくて「こうづけ」の方)館林藩主となり、

とはいっても、綱吉自身は江戸におり、
竹橋(千代田区)に住んでた頃に 明暦の大火 で焼け出されたそうな。

その後は上野のすぐ南にある神田に移った。
ええ~、神田?




では、門の外観をご紹介しましょう。


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門5



上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門6



上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門7



上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門8



上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門9


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門10


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門12


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門14


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門15



いかにも「綱吉の時代ィィィ~!!」って感じの、
実に豪華で華麗な造り。
ただ、霊廟にふさわしい落ち着き感も備えている。 

しかし、ここも唐破風の上の鬼板が気になる↓。


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門16


これは明らかに中身を外してるよな。
まんず、ここには葵紋があったのだろう。

たまたま何かのきっかけで外れちゃったって可能性もなくはないけど、
簡単に外れるようなちゃちな造りをするハズがないし、
家綱の勅額門といい、どうも意図的な気がするんだよな~。 


こちらの門も、柵があって近寄ることはできない。
正面から見える部分だけをひとしきり撮ったあと、
脇の柵に何か貼ってあるのに気が付いた。


 【天璋院篤姫 墓所(非公開)

  天璋院篤姫は天保6年(1835)12月19日、薩摩藩今和泉島津家 島津忠剛
  (ただたけ)の長女として今和泉島津家本邸(現在の鹿児島県指宿市)にて
  生を受けました。(幼名 一子<かつこ>・於一<おかつ>)

  嘉永6年(1853)、島津本家28代当主島津斉彬(なりあきら)の養女となり、
  名を篤姫と改めて鶴丸(鹿児島)城に入り、また同年中に鹿児島を出立し京都の
  近衛家に参殿ののちに江戸城下、芝の藩邸に入っています。

  その後、安政3年(1856)に近衛家の養女となり、名を敬子(すみこ)と改め、
  同年に徳川13代将軍家定(いえさだ)公の正室として輿入れしました。

  この輿入れの際に、篤姫は斉彬より14代将軍に一橋慶喜を推すようにとの
  密命をうけていましたが、家定公は心身が虚弱で、入輿からわずか2年後の安政5年
  (1858)に逝去され、14代将軍には紀州の慶福(よしとみ<のちの家茂公>)が
  就任しています。(落飾し、天璋院と号する。)

  また同年、養父 斉彬が逝去され、篤姫はその密命を果たせぬまま、夫と養父を
  相次いで亡くしました。しかし、落胆の中でありながら、篤姫は若き将軍の補佐に
  よく勤め、また大奥をまとめる為にも尽力しました。

  公武合体の為、家茂公のもとへ降嫁した和宮(かずのみや)とは当初は対立して
  いましたが、のちに心を通わす仲となり、その後敵対してしまった実家(薩摩)に
  対し、徳川家の存続を嘆願するなど江戸城無血開城にも大きく貢献しています。

  明治になると、わずか6歳で徳川家を継いだ16代家達(いえさと)公の養育に
  余生を捧げ、明治16年11月に49歳で亡くなるまで、徳川家の為にその生涯を
  捧げました。

  なお、墓所は5代綱吉公霊廟内、家定公の墓所の隣にあり、宝塔の脇には好物で
  あったとされる枇杷(びわ)の木が植えられています。】
  (現地解説板より。漢数字は戦国ジジイが変換)


解説の最後には「平成20年」とあるから、やっぱり大河効果だな。
それまでは一般的な認知度ってのはそんなに高くなかっただろうからね。

篤姫の墓は解説の通り非公開ですが、
写真がサービスされてます↓。
大河効果、あなどれんな・・・(笑)


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門18・篤姫墓所



武将様の墓へ行かれる方などにはわかるでしょうし、
私もブログの中でいくつか写真をアップしてますので
覚えてる方にはわかるでしょうが、通常武家などの高貴な方の墓は
宝篋印塔、または五輪塔であって、このスタイルではない。
武家どころか、天皇家や公家などにもこういう宝塔は使われない。

が、徳川将軍やその正室などは写真などで見る限り、みなこの宝塔。
綱吉の墓も非公開だけど、寛永寺の刊行物には写真が載っていて、
やっぱり宝塔。
これはとても象徴的だなと思う。


徳川家将軍の墓はいくつかにばらけていて、
私が見たのは家康さんだけ。
だいぶ前に写真を撮ったはずだけど、見当たらない・・・
しかし、ツイッターに残ってたのでケータイからの写真を載せますね↓。


家康宝塔



え~っと、これを撮ったのは2011年らしい(←覚えてない)。
まだこの時点では、墓のスタイルがどうとか考えてなかったけど、
色々見て少し墓の種類などもわかってきた今では、
これが相当風変わりな墓だってことがわかる。


寛永寺内の墓は通常非公開。
近年になって霊廟参拝を始めたらしいが、
こちらは事前予約要でしかも5名様以上。
ゆえに、気ままに観たり撮ったりするのに単独行が最適のわたくしには
手が届かない・・・

芝・増上寺の方も特別参拝をやってるらしいけど、
ホームページを見ると10名以上の団体様専用なのか、
個人でも公開日なら参拝できるのかよくわからない。

増上寺はそのうち行ってみるつもりだけど、
気軽に参拝できないことは確か。

日光大猷院の家光廟は、平成12年に初めて奥の院の特別公開をやったらしいけど、
期間中に行かなかったのか、私は見てない。

ところが、家康の墓へは奥宮への料金さえ払っておけば
いつでも誰でも気軽に拝観できる。
いや、前は確か別料金だった気がするけど、
今は全部込みの料金かもな。

てことで、徳川将軍の中で唯一神として祀られてる方であり、
最も神聖なはずの東照大権現様の墓が簡単に見られるという
不思議な現象がここにある・・・

しかも、徳川家の埋葬は土葬。
戦国武将達は火葬が多いと思うけど・・・隆景ちゃんもだし。

でも、土葬だったために確か墓の改葬の時だったと思うけど、
あわせて遺骨の調査などもされて、それを基にしてお医者さんが書いた
『徳川将軍家十五代のカルテ』(篠田達明著)という本をだいぶ以前に
読んだことがあり、とても興味深く感じたのを覚えている。



篤姫の解説板のさらに脇には、
さっき見た(地味な方の)石垣がずっと奥まで続く↓。
ああ、なんか上の方に外れてしまいそうな石があるんだけど・・・


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門20・脇の石垣


石垣付近から見た妻側↓。


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門22



近寄って見たいけど、写真を拡大すると意外に懸魚なんかは地味な意匠だな・・・(笑)。

門前の石段は、長い石をつなぎあわせて綺麗に造られている↓。
石段の上は 四半敷 。
ここはおそらく昔のままなんだろう。


上野・寛永寺・徳川綱吉霊廟勅額門23


敷地内には、お堂が見える↓。
あれは近代に再建されたものだな。


上野・寛永寺霊園12



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最終更新日  2014年01月04日 21時02分00秒


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