戦国ジジイ・りりのブログ

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2014年11月28日
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カテゴリ: 江戸めぐり
さて、あまりのんびり書いてると肝心の企画展の会期が終わってしまうので
毛利家下屋敷に戻りましょう。

明暦の大火 では麹町から起こった第3陣の火はこの辺を通って
増上寺のある芝へ抜けていったんだよな~と自分の記事を読み返していたら、
第3陣で焼かれた大名屋敷の中に萩毛利家の屋敷もあったと書いてあった(←忘れてた)。
うん、てことは、手持ちの古地図では確認はできないけど、
おそらく明暦の大火以前からこの辺に萩藩の屋敷があったってことだな。

が、毛利屋敷が火事の被害を受けたのは明暦の大火だけではないらしい。
江戸の三大大火のひとつにも数えられる明和9年(1772)の火事でも


この時には桜田の上屋敷と芝の中屋敷が被害を受けたが、
麻布の下屋敷・・・この檜町公園を含む場所にある屋敷だけは無事だったので、
時の藩主・毛利重就(しげなり、のち、しげたか)は急きょここの下屋敷に
屋敷や長屋を増築して、翌年にかけて整備に務め、以後はこの麻布下屋敷が
上屋敷の機能をもあわせ持つ中心的な存在となったそうな。



檜町公園は結構広いので、もしかしたら史跡解説の看板でも
あったかもしれないけど、あまり時間もないので軽く園内を見た程度で
次へ向かうことにした。

もう9:30回ってる・・・
企画展の開始は10時からで、当初の予定では次に江戸城方面へ少し行って
わたくしの中では「赤坂といえば、ココ!」って場所へ行くつもりだったのに、

てんで、そこはカットして史跡めぐり最後のお目当てに向かうことにした。

もちろん開館と同時に入場しなくてもいいんだけど、
この頃はマジで連日体調が最悪だったので、少しでも早く帰りたかったのだ。

池を見てから公園を出ようとしたら、奥の方に何かあるので行ってみた。


高野山出稼ぎ・長門毛利下屋敷跡18



せっかく大名庭園風に造ってるんだから、こんなもの置かなくてもいいのに・・・

出口を探して出た場所は、前々回の記事の最後から2枚目の写真で
左に写っていた坂の上部だった。
ここの坂は結構急。
坂の上には坂名を示す標識が立っていた。


高野山出稼ぎ・長門毛利下屋敷跡20


「檜坂」。
これは毛利家下屋敷に檜が多く植えられていたことに由来する名らしい。
檜町公園の名称もそこから来てるのかもしれないな。

檜町公園に沿ってぐるりと回りこんでいって、公園のおしまいから見たとこ↓。


高野山出稼ぎ・長門毛利下屋敷跡21



撮影地点から左に進むとすぐ東京ミッドタウンの敷地。
檜町公園に入った場所では入口の両側に延びる道は坂になっていて、
公園は坂の中腹にあるような感じだったけど、この場所はもう少し高い。

「江戸麻布御屋敷土地割差図」を見ると、下屋敷の土地はおおまかに言って
タテに2つに分かれており、絵図の左側・・・現在はミッドタウンが建つ場所が屋敷地。
右側・・・こちらが檜町公園を含む場所がぽっかりと空いていて大きな庭園になっている。

庭園の中央には大きな池が描かれているけど、
現在公園内にある池とは少し場所がズレているかな。

たぶん地形はおおむね昔のままだろうから、そうすると坂を上がりきった高さの高台が
居住スペース、坂の中腹にあたる一段低い場所が庭園だったと思われる。

下屋敷の正門は私が公園に入った場所と反対側の場所にあり、
正門に近い方から表・奥・御裏(おうら)と続く。
表・奥・御裏はそれぞれ表向・中奥・奥向に該当すると思ってください。
正門から奥へ進むほど庭園が近くなるので、「奥」や「御裏」からは庭園が眺められたという。
土地の起伏を活かした造りになってたんだな。

麻布下屋敷の庭園は「清水園」と呼ばれ、天下の名園として広く知られたそうな。
あいにく現在の公園は往時の庭園そのままではないけど、
場所といい雰囲気といい、かつての姿を偲ぶにもなかなかいい造りになっている。


都内の喧騒を忘れさせる庭園跡を離れると、とたんに現実に戻る。
ここからしばし南へ向けて歩く。
この辺をまともに歩いたのは初めてだけど、小さなアップダウンが多くて
かなり起伏の激しい土地だなと思った。


高野山出稼ぎ・六本木ヒルズへ



貴方なし~では生きてゆけぬ~ううう~

(by アン・ルイス)

少し前に昭和の歌謡曲を集めたオムニバスを数枚買ったので、
この辺を歩いてる時には「六本木心中」とクリスタルキングの「大都会」を
交互に頭の中で歌ってました。

ミッドタウンと檜町公園のある場所は住居表示でいうと赤坂。
そこからちょっと歩いたあたりはもう六本木です。
乃木坂というのは正式な地名にはないと今回初めて知ったんだけど、
この周辺一体をまとめて乃木坂とも呼ぶ。

首都高渋谷線が上に走るこの道は六本木通り。
ここまで来ると人も多く、道沿いにはキャバクラも多い。
で、「朝キャバ」なるものの存在を初めて知りました。

ええ~、朝から女遊び~?
いったい誰のための営業時間なの~!?


初めて知る世界にあぜんとしましたが、朝キャバの店は数軒見かけたので
それなりに需要はあるらしい。
まだ10時前だとゆーのに、通りには客引きらしい兄ちゃんも立ってたしな。

六本木通りには麻布署もあった。
ちょうど私が前を通りかかった時はおまわりさん達が打ち合わせをしていて、
その後すぐに街へ巡回に出かけていく姿を見たので、

こーゆー街だとケンカとか多いんだろうな。
キャバ嬢がキイキイ言いながら取っ組み合いのケンカしてるとこへ
仲裁に入ったりもするのだろうか・・・


なんて想像しながら歩いてました

写真で見ると六本木通り自体はそこそこ平坦な道だけど、
たとえば上の写真を左に入っていく道はまた坂だったりして
起伏の多さはまだ続いている。

古絵図では六本木通りと重なる大きな道はないので、
近代に入って新しく通された道らしい。
写真のあたりは古絵図では武家地と町人地と寺地が混在して描かれている。

少し歩くと次のお目当て、六本木ヒルズが現われる↓。


高野山出稼ぎ・六本木ヒルズ



もちろん、ヒルズへ遊びに来た訳じゃありません。
あ~、こーゆー大型施設って道がいり組んでるからやなんだけど・・・
あと10分くらいで10時になってしまうので、
焦りながら無難な道を進んでお目当てに行こうと思うものの、
案の定道がわからない。

しかし、ウロウロ歩きまわる時間はないので、地図を見ながらアタリを付けて
ヒルズの間を走る道路を進んでみた。
写真はないけどこの道も下り坂。
坂を下りきる手前からは東京タワーが見えた。


高野山出稼ぎ・長門毛利上屋敷跡9


うん、やっぱ昭和の人間にはスカイツリーより東京タワーだよな。
このまま芝まで行ってしまいたいけど、今後のお楽しみとしよう。

坂を下りきったあたりには木がこんもり繁っている。
ビンゴだな

さて、企画展の開場と同時に入場したかったわたくしが、
開場を数分後に控えながらもふうふう言って足を延ばしたこの場所は、
またもや毛利家の屋敷跡です。

ここは長府藩毛利家の麻布日ヶ窪上屋敷。
ヒルズもおおむね上屋敷跡地に含まれてます。
結局この日の史跡めぐりは毛利一族の屋敷訪問に終始してしまった訳です
いやでもね、ここには「毛利庭園」なるものがあるというので、
せっかく赤坂まで来たんだし、せめて毛利庭園ぐらいは見たいと思って
頑張ったんだけどさ・・・

で木の繁ったところが庭園だった訳ですが、時間もないしなんか狭々しい感じだったので
そのままずんずん奥まで進んでみたら、こんなものに出くわした↓。


高野山出稼ぎ・長門毛利上屋敷跡



なんじゃあ、こりゃあ~!!!

檜町公園と毛利庭園の訪問ブログは1つか2つは見ましたが、
写真と現物では当然違うし、とりあえず場所と概要だけわかればいいやと思って
ロクに見ていなかった。
ただ、「公園」と「庭園」という名称の違いから、
(何の根拠もなく)檜町公園は大したことなくて毛利庭園の方が見る価値ありそう・・・
ぐらいに思っていた。

しかし、木のうっそうと繁る薄暗い小道のすぐ先にこんなものがあったので、
もうがっかりどころじゃないッス。
しかも、いい雰囲気の檜町公園を見た直後だったから、ガッカリ感は倍増。

なんだよ、この下品なオブジェは
きっとこれはコイツ↓のせいだな。


高野山出稼ぎ・長門毛利上屋敷跡2


庭園に隣接する、テレビ朝日。
も~、信じらんないこのセンス。
仮にも「庭園」と銘打つものにこんなものおっ立てちゃって。

どのみち時間もなかったし、テンションはどん底まで落ちたので
ここはさっさと通過することにした。


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最終更新日  2014年11月29日 00時11分11秒


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