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2009.02.01
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カテゴリ: 読書・レビュー




 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

 著者: ジョージ・ソロス /徳川家広
 出版社: 講談社
 発行年月: 2008年09月

先日の日記でも触れましたが、図書館利用の
最も大きな利点について失念していました。

それは「 期限付き 」であること。
今回それを実感。

著名な投資家、 ジョージ・ソロス 氏の恐らく最新刊。

FPの試験期間中に届いた、もう1つのタイミングの
悪い本でした。

返却が今日、しかも図書館は日曜は早く閉まるので
17:00までに読み終えて返却しないといけない

先週一週間、新年会やら送別会やらでイベントが
多い中で何とか読もうとしていたものの、
今朝時点でまだ1/3程度。
今日も早起きして読む積りだったのが、睡眠不足の
返済とばかり昼前まで寝てしまって、、、時間が無い。

また、一部内容が非常に難解。

これは期限付きで借りていなければ、確実にお蔵入り
して読まずに終わっていた気がします。
いつでも読める、
イコール、いつまで経っても読まない
、、、ですからね。(笑)

副題が 「超バブル崩壊=悪夢のシナリオ」 。

今っぽく邦題がアレンジされてますが、オリジナルは
"The New Paradigm for Financial Markets
   - The Credit Crisis of 2008 and What It Means"

「悪夢」なんてどこにも書いてないし、、、ちょっと煽り過ぎでは???

ただ内容は邦題もそれなりに適切。

第一部 危機の全体像
 第一章 根本概念
 第二章 私はいかにして哲学者として挫折したか
 第三章 「再帰性」の理論
 第四章 金融市場における「再帰性」


第二部 分析と提言
 第五章 超バブル仮説
 第六章 私はいかにして投資家として成功したか
 第七章 二〇〇八年は、どうなるか?
 第八章 政策提言


大きく分類して要約を試みると、、、大体下記の感じ。
自信が無いのは文章を書いている今現在、返却を
してしまって手元に既に本が無いから。(笑)

1) ソロス氏の提唱する市場の 「再帰性」 と 「可謬性」 。
 経済学が言うところの市場参加者が全て完全な知識を
 元に妥当な判断をする前提で、必ず1つのモデルに収束する、
 という考え方が間違えていると彼は説きます。

 市場の参加者の認識(認知機能)の前提となる知識が
 不完全であり、また参加者の働きかけ(操作機能)を受けて
 現状は常に変化する。
 これを彼は「再帰性」と呼び、また常に判断や予測は
 誤っている可能性があることを「可謬性」と言い、
 この二つが彼の考えの根本であり、
 現在の経済危機を生み出した原因だと説きます。

2) ソロス氏が現在の考えに至った歴史的背景と投資実績
 自伝的な書き方から、なぜ彼が再帰性に根ざした理論を
 展開し、それによって投資家としての成功を勝ち得たのか。

3) 経済危機発生の考察と展望
 サブプライム問題に代表される住宅ローンバブルの崩壊と、
 それさえも一部に過ぎないと言う「超バブル」がなぜ生まれ、
 今崩壊しようとしているのか。
 行き過ぎた市場原理主義の横行で、リスクの所在を
 確認する術が定かでない複雑怪奇な金融商品が生まれ、
 モラル低下による不適切なリスク管理から信用リスクが
 爆発的に増大、結果連鎖的な問題が発現することに
 なった背景。

 そしてこれからの世界がドル離れを起こし、ユーロへと
 シフトするとし、またこの超バブル崩壊の危機を救うのは
 中国やインド、そして中東の石油産油国の資金ではないかと
 仮説を提唱しています。
 (日本は「 ぱっとしない 」と表現されています。。。)


書かれたのが昨年の頭、経済危機が本格化する前なので、
景気予測は大当たりしたと言えます。
その意味で考察の鋭さは、流石なものがありますね。

ジュンにとっては、彼の伝えたかった彼の持論の部分では
なくて、現在の経済危機に関する歴史的考察とか今後の
展望の方が得るところは多かったです。

ジュンもまだまだ経済に関して初心者なんで読みきれて
いない部分も多いとは思いますが、それにしても
難しい本だと想像します。

彼も最後で、「私のことを理解する上で最後の本ではなく、
最初の本にしてほしい」と言ってますので、語りきれて
いない部分もあるのかな、と想像しました。






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Last updated  2009.02.01 21:59:05
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