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2010.02.23
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テーマ: セミナー(170)
カテゴリ: 読書・レビュー

さて、再び休憩時間を挟んで、いよいよのオオトリ。 竹中平蔵 さんの登場。

前回見た際もすごかったんです。マクロの数字に裏づけされた圧倒的な説得力で世界の中の日本の問題点を浮き彫りにして、それでいて最後に希望を持たせてくれるような政策面での解決策を提示する。 聞いた後には血液が逆流して「日本人として何かをやらなければ」と言う気持ちにさせられる 講演。

難しい話をしているはずなのに、理解出来た気持ちになってしまうのはスゴイ。以前に読んだ本もすごく分かりやすかった。

[レビュー: 竹中先生、経済ってなんですか?] http://plaza.rakuten.co.jp/sequoia/diary/200807250000/

今回の講演もそうでした。

ダボス会議での景気底打ちからの回復基調についての 「LUV」 と言う流行り言葉についてから、導入。亀井静香さんとのTV収録での平行線から、はるな愛、、、じゃなくって アダムスミスの国富論。

経済学の成立は、230年前のこの本が書かれた時から。たったの230年。

その前には、フランスやイギリスが既存産業や雇用を守るために新技術の開発を抑え込み、弾圧さえしていた時代があったらしい。機織の糸の本数は1,408本でなければならない。。。今ではおかしな話ながら、今の政府は製造業派遣禁止や貸金業規制等、自由経済に反する16~17世紀の統治に似ていると説きます。

今後の景気動向に関して、7月までは現状維持でダラダラ と行くだろうとの予測。民主党も7月の選挙をにらんで得票数を落とさないために財政拡大を行って 景気の底支えを、赤字が膨らむことも辞さずにやる から。その後は3年間選挙が無いがために、消費税率の大幅引き上げを含めて増税への見直しをかけることが必須。

消費税に関して、5%が10%になるのは当然のこと。

現在の基 礎的財政赤字額は53兆円。

消費税率を1%上げた場合の税収増は2.4兆円。

黒字化するためには、消費税は25%まで上げなければまかない切れない現実。

さらに子供手当てを実現するために財源が5.5兆円必要。これを足すと、消費税は30%。。。何も買えなくなっちゃいますね。

3,000万円の不動産を買って、900万円も税金に持って行かれるんであれば、そりゃ自動販売機も置きたくなります。(笑)

また、世界の中の日本を考えた質問。
「2009年に円が高くなったと思う人、手を挙げて下さい。」

会場は70%ほど、自信なさげに手を挙げる。ジュンも挙げてた。

G20の中で、2009年初と比べて円が強くなったのはドルともう1つだけ で、実に18の通貨に対して円安になっているとのこと。これでは円が相対的に弱くなっている中で、ドルが更に弱いだけ。

暗い話ばかりでは、希望が無い。竹中さんは「可能性はある」と、常に希望も提示する。

オーストラリアの経済政策の話が非常に印象的でした。現在2,200万人の人口を2050年(※)までに3,500万人まで増やす政策。うち、800万人が移民の受け入れとの事。

※25年と聞いたようにも思えますが、元ネタをチェックしたら2050年、40年後の話でした。 http://www.theepochtimes.com/n2/content/view/28963/

人が増えれば、家も道路も食料も必要。生産や消費が成長して、税収も伸びる。

日本はそう簡単には行かないものの、経済高揚の施策としては、前回2008年に聞いたものと同じことが提案されました。前回はもったいぶって書かなかったけれど、今回はTwitterでもブログでもみんな書いてるからジュンも書きます。(笑)

1) 法人税率の引き下げ
2) オープンスカイ
3) 東京大学の民営化

国のばら撒きや手厚過ぎる保護は、愚民を育てて経済を後退させます。 スマイルズの「自助論」と言う本が紹介されましたが、 自助自立 の気持ちを国民一人ひとりが持つことで、再び日本に元気が戻ってくる、、、そうアツく語られました。

ジュンは2008年までは目の前の仕事しか見えていませんでしたが、今お金の勉強を始めて経済の端っこの方がちょっとだけ見えるようになってきたのかもしれません。

そして、今日の竹中さんの話はもっと視点の広い経済に政治・政策が絡んだ話。

政治が経済を良くもするし、悪くもする。普段TVで見る政治家はくだらない揚げ足の取り合いで、一体何をやりたいのかさっぱりわからないけれど、竹中さんの話を聞くと、政治って本当は身近で大切なものなんだなって感じられる。(もっとも、竹中さんは政治家ではないけれど・・・。)

今回の講演をされた方々は皆さんそれぞれにスタイルは違っていたけれど、内容からも、またその講演に臨む姿勢からも学ぶところが多かったです。ジュンはいつも無料セミナーって捨てたものではないと思いますが、特に美味しいフェスティバルだったなと感じました。

そして、来年はもっとたくさんの知り合いに会えるフェスになりますように。(笑)


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Last updated  2010.02.23 21:11:11
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