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朝の激しい雨が嘘のようにあがり、午後の空は明るくなってきた。
田園都市線「二子新地駅」に午後1時に集合。
そこから、今日の目的地「日本理化学工業株式会社」まで、多摩川沿いを15分ほど歩いていく。
今回は、読書普及協会の仲間「てつさん」が企画をし
会社の人も、見学する仲間も、みんなが喜ぶことを第一に考えて準備をしてくださった。
参加者は18名。
初めてお会いした方や、3度目位にお会いする方と楽しくおしゃべりしながら
歩いているうちに会社へ到着。
他の団体(養護学校に通うお子さんがいるお母さんたち、これから障害者を雇いたいと考えている企業、大学教授など)も合わせて30名ほどがいっしょに
大山会長のお話をまず伺った。
川崎の工場では、社員47名中、障害者が33名。
障害者の方が圧倒的に多いですね!
50年前、障害者を雇うことになったきっかけからお話してくださいました。
詳しい経緯は
や
小冊子「働くしあわせ 日本理化学工業株式会社 大山泰弘氏講演録」を読んでみてください。
この小冊子は、お子さんに発達障害があるお父さん方で、2007年に立ち上げた
「NPO法人発達障害者父親会」が設立記念講演に大山さんをおよびし
その内容を父親の一人である石田和之さんがまとめたもの。
横ヨウコさんのイラストもとっても優しく安らぎます。
(発売元 読書のすすめ 電話 03-5666-0969 FAX 5666-0968
E-mail: iu7k-smz@asahi-net.or.jp ・・・迷惑メール防止のため、@は大文字になっています。小文字に変換してくださいね。 )
お話のときにお茶を配ってくださった女性は
50年前、最初に障害者で雇用された2人のうちのお1人。
今65歳の女性は、50年間、この会社で喜びをもって働きつづけている。
その後、2グループにわかれて、工場内の見学。
説明をしてくださった会社の女性。
心が清い綺麗な方だなあと感じました。
黄色のチョークが工程を経て、作られていく様子を拝見しました。
紙粘土のような原料が、チューブのように細長い状態で出てくるんですが
ベルトで流れてくるところから、さっと切って、手元の紙に乗せて端を切っていく様は、職人技!!!
また、みなさん、大勢の見学者が歩き回っていても、邪魔そうな顔もせず
たんたんと自分の仕事をこなされています。
集中力も半端なくスゴイ!!!
数字や時間がわからない社員のために
「信号方式」
で、色で識別できるようにしたり
砂時計を使って作業を進めています。
障害のある社員に合わせたやり方を考えだしたり
年間目標や一日の目標を与えて、よくがんばった人をほめたり、
班長(リーダー)を設けたり
仕事でのがんばりぶりが賞与や昇格に反映されていくので
モチベーションも維持できるのかもしれません。
見学が終わった後、大山会長に質問タイム。
日本理化学工業では、お給料は、
障害者の最低賃金の適用除外申請を行わず最低賃金(時給770円)は確保しているそう。
地域作業所だと、時給換算で20円!!ほどになることが多いのに。
だから、月給でいえば、11万~18万5千円。
本人にも親御さんにもうれしい給料の金額だと思います。
イエローハットの鍵山秀三郎さんがよく紹介してくださっている言葉(中国の教え)で
十年、偉大なり
二十年、畏るべし
三十年、歴史なる
というものがあります。
さらに、その先の言葉があって
五十年、神の如し
まさに大山泰弘氏が、50年続けてこられたことは
歴史となり
神の如し。
企業が障害者を雇えるような国の施策も提案してくださっている。
民が官を動かす。
日本社会が
「福祉主義」(大山会長の造語?)
となれば
本来の「福祉」の意味、「福」=物の恵み、「祉」=心の恵み
両面を備えた社会の実現も可能だ。
心のある人がどんどん動いていって、国を動かしていけばいい。
この会社を大いに応援したくなりました。
新しい製品「キットパス」も使い道はたくさんありそう。
多くの注文が入ってくれば、障害者の雇用人数も増えていく。
キットパスきっず [日本理化学]KKD-12C
私も自分が今後何ができるか考え、動いていきます。
大山会長さんの温和なお顔をそばで拝見させていただき、心が温かくなりました。
貴重な機会を作ってくれたてつさんに感謝。
こんな会社が日本中、世界中に増えていってほしいですね。
キングコング西野の絵本 『Dr.インクの星… 2009.02.04 コメント(2)
家族も大事にする、最高に素敵な会社☆ 2008.02.02 コメント(4)