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ポレポレ東中野での映画「ゆずり葉」上映の最終日
夜に品川で緒方れんさんの手話歌教室があったので、その前に見てきました。
ゆずり葉は、全日本ろうあ連盟が去年60周年だったことを記念して製作された映画です。
監督・脚本は、ろう者の早瀬憲太郎さん。
ろう者の俳優や、ろう者(一般)もたくさん出演しています。
2:40~スタート
かなりたくさんの人が見に来ています。ろうも聴も。
偶然、横浜の知っている方(聴)にもお会いしてうれしくなりました。
整理券の番号順に呼ばれて、場内へ入っていくのですが
そばに手話ができる聴者がいれば、係員が今何をアナウンスしているか伝えられるけれど
ろう者だけだったら、周りの動きを見て動くしかない。
でも、ちょうどトイレに行ってたりしたらわからない;
聞こえない人たちがたくさん来る映画なのだから
決まったアナウンスを紙に書いて見せるなどのサービスを思いついてしてくれてもいいんじゃないかしらと感じました。
入り口で、番号の札は見せていたけれど。
「台湾人生」という映画を午前中に上映しているので
その時には、中国語と英語でアナウンスを書いて見せるとか・・・
そうすれば、お客様も喜ぶと思うんだけれどなあ。
その国の言葉や簡単な手話を覚えるなど
今の私だったらやってみようって思う。
以前はそこまで意識がいかなかったけど。
さて、映画館上映なので、「ゆずり葉」の上映前に、他の映画の予告が5分ほどあります。
女子プロレスがネタの映画から始まって何本か紹介されるけれど
そこには当然字幕はなし。
口がパクパクするのを眺めるしかない。
全国各地で「ゆずり葉」だけを上映するときには、予告がつかないから
こんな思いをすることはないけれど
ふだん、映画館で、聞こえない人たちは、字幕がある洋画はいいけれど
邦画は予告編もわからないんだなあと気づきました。
パンフレットなどを受付で売っていること
映画が終わってからでは混雑するので始まる前にどうぞというアナウンス
緊急時の出口についてのアナウンス
電子掲示板のようなものを設置できないのかなあ。
緊急時の出口については、スクリーンでも映し出したので、ちょっと安心。
こうして、映画が始まる前から、あれこれと気になってしまったのでした。
映画そのものはとても感動しました。
庄崎さんの演技も、若手の演技もよかったです。
ただ、私の知っている日本語が苦手なろう者には、もしかしたら、よくわからないかもしれないなあとも感じました。
例えば、字幕で「お払い箱になる」という言葉が出ていたけれど
その人は、お払い箱はわからないかも・・・
これは、ろう学校での教育が、ずっと口話教育で行われていたために
日本語の読み書きが苦手になってしまった人が多いから。
だから、映画そのものは何も悪くはない。
私の考え過ぎかもしれないし、また、知っているろう者たちに見た感想を聞いてみようっと。
横浜では、7月25日(土)に上映会が、午前・午後と行われます。
私は、0.8秒位映ってました。一瞬。
友達はかなりハッキリと^^
たくさんの人が参加して作られた映画、その思いもたっぷり入っています。
これから見る方はどうぞお楽しみに。
見た方は、くれぐれも話のネタばらしはしないようにお願いします・・・
(されると感動が激減します^^;)
ゆずり葉予告編↓