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麦秋の佐賀平野
二条大麦は、大粒大麦とビール大麦とに分かれ、大粒大麦は焼酎の、ビール麦はビールの原料になる。佐賀県は、面積は全国第42位という小さな県であるが、ビール麦の作付面積では日本一である(2010年)。
「二条大麦」

(麦の穂に実が二列に並ぶのが特色である。~5月24日 小城市三日月町で撮影)
大麦には、この他に六条大麦があり、これは主として麦茶や味噌醤油の原料になる。
麦の種類としては、ほかに小麦と裸麦がある。
小麦はパンやうどんの原料となり、裸麦は食用や家畜の飼料用となる。裸麦は、大麦の種類であるが、殻が実からはがれやすいので裸麦と呼ばれる。
日本では昔から稲作の裏作として、麦の栽培が全国的に盛んであった。しかし、兼業農家が増えたことや、秋から春にかけての麦つくりの時期は出稼ぎが増えるなど、産業構造の変化もあって、全国的に麦の生産高は減少した。
麦の生産が減少した背景には、アメリカの貿易政策の影響もある。アメリカは自国の小麦などを日本に買わせるように仕向けたのだ。段階の世代が小中学生の頃、日本では学校給食が始まった。その時のパンはアメリカ産の小麦で作られていたのだ。
「二条大麦の収穫」

(今が最盛期である。6月になると小麦の収穫が始まる~5月24日 小城市三日月町で撮影)
佐賀県の麦の生産についての情報~「JA佐賀のホームページ」
http://jasaga.or.jp/nousanbutsu/nousan/mugi/index.html
1本のビール(大瓶)には、手のひら2杯分のビール麦が必要だという。ビール麦は、発芽させた状態の麦芽にして使う。
その他に、ビールの苦みのもとになるホップ(アサ科の多年草)やコーンスターチ(トウモロコシのでんぷん質)、おいしい水などがビールの原料である。
ビールの原料のふるさとの一つは佐賀県であった。佐賀県は二毛作率(土地利用率)も高くて、これもなんと日本一なのである。
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