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マイアミ、ダラス、成田そして福岡空港
マイアミからはアメリカン航空(日本航空と提携している)なので、日本語のアナウンスも流れる。言葉がわかるとやはり安心感がある。
今回の旅では何度も飛行機を乗り継いだ。出入国手続きや、搭乗前の手荷物検査ではあれこれ失敗もあった。搭乗口まで行ってやっと安心というパターンの繰り返しであった。
しかし、余裕を持つのはいいが、時には搭乗口で2時間も待つなんてことがある。街並みや風景をスナップしたい自分には、搭乗口で無為に時間待ちしているのがもったいない。しかし、同行の2人が従姉妹同士ということで性格が似ていて、一口で言えば「せっかち」なのである。いつも「早く、早く」と急がされてしまうのである。
ダラスで最後の乗り換えをし、いよいよ成田に向かう。乗客も日本人が増えてきた。ただ、路線なのに帰りは大変きつかった。まず不眠症の自分は狭い機内では全く眠れない。座席が狭くて動けない、それでも機内食には手をつけるからお腹が張って調子が悪い。
「最後の機内食だった?」

(日付変更線を超えたので、10月7日が消えて10月8日になった)
仕方ないから映画を3本も見て、あとは座席の前のモニターで飛行状況を見て過ごす。驚いたことにベーリング海峡付近では時速85kmほどの向かい風が吹いていた。偏西風は、行きは追い風だが帰りは逆風になるからダラスから成田まで14時間もかかることになる。
この日の写真はほとんどない。座席が窓口ではなかったこともあるが、ダラス空港では夜になっていたし、太平洋上からは何も撮影するものはない。
「やっとあと少し」

(列島上空になると逆風もなくなり、予定より少し早く成田空港に着きそうだ)
16時50分、長い長い飛行を終えて成田空港に着陸した。九州より東に位置するために、まだ午後5時前というのにすっかり辺りは暗くなっている。
「成田空港着」

(機体の赤いライトが点灯した瞬間だから翼が赤く照らされている)
アメリカン航空機から日航機に乗り換えて福岡に向かう。19時発だから福岡着は21時、午後9時ごろになった。
「福岡市上空」

(眼下には見慣れた風景が広がっている)
妻の妹が車で迎えに来てくれていたが、彼女は何と午後3時ごろには福岡空港に着いていたという。その時間、我々はまだ北海道上空のアメリカン航空機に乗っていた。これまた血は争えない「せっかち」な妹なのであった。
空港から車で1時間半、午後11時ごろに3週間ぶりに我が家に着いた。懐かしい人々、新しく出会った人たち、多くの出会いがあった。そして、クスコ、マチュピチュにイグアスの滝と、簡単にはいけない世界遺産をこの目で見ることができた。
今回の南米への旅は、おそらくこれまでの旅のなかでも、これからするであろう旅を含めても、一番最高の思い出として残ることは間違いない。
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