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音を出すことすら難しい
一昨年の南米の旅では、レストランや駅前などでケーナやサンポーニャとギターで歌っている人たちをよく見た。多くの人は横目にただ通り過ぎていたが、アンデスの山間に響き渡る楽器の音は、平和な時代のアンデス文明を思い起こすようで心にしみた。
小さなサンポーニャを土産代わりに買った。吹き込めば音は出るが、竹の筒が二段に組み合わされているので、曲を弾くとなると上下に口を動かすのが難しい。
「サンポーニャ」
(小さいのが荷物にならないと思ったが、吹きやすいのは長いものという)
帰国してから、楽器店でケーナを見つけた。それも教本付きで安かったので買った。しかし簡単に音は出ない。リコーダーのように吹き口がなくて、唇の形を平行にして音を吹き込まなければならない。しかも腹式呼吸でないとすぐに息が切れて頭がボーッとしてくる。
カルチャーセンターのチラシにケーナ個人レッスンが載っていた。幸いに卓球練習(月・水・金)に重ならない火曜日の夜である。ともかく基本を習おうと申し込んだ。
「ケーナ」
(竹に穴を開けたもので、長さ約38センチ、外径約2.9センチ)
しかし、最初からとても難しかった。家では音が出ても、先生の前に出ると音が出ない。こんなことが2回ほど続いた。そのうちに何とか音は出るようになったが、練習曲を吹く段になると、うまくメロディにならない。このようにしてワンクール6回(1回は欠席)終わった。
「吹き口」
(サンポーニャは縦に切っただけだが、ケーナの吹き口は半円形の切り込みがある)
2クール目になると、なんとか何曲か吹けるようになったが、自分の音は半音ほど低いという。それは最初から指摘されていたが、楽器のせいだと思っていた。しかし、自分の吹き方が悪いためだという。これを今更言われてすっかり自信を無くしてしまった。
正しい音程にするには、口唇の形と息の吹き込み方が大切だと言う。自分はまだ音を上から吹き込んでいるからそれがダメなんだとか。
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