Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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KEI@ Re[2]:高倉健さんの名言(5/14)(05/14) shige&happyさんへ ありがとうござい…

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2025/04/05
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​政治情勢はともあれ ​​

百済25代王の斯麻王(武寧王)は西暦461年に佐賀県の加唐島(各羅島)で生まれた。日本書紀にそのいきさつが記述されている。だが、古代朝鮮の三国時代にその一国である百済の王が倭国(日本)で生まれたとする説には実証性がなかった。

 しかし、1971年に忠清南道公州市の熊津(百済の古都)の宋山里古墳群から墓誌石が出土した。そこには、「百済斯麻王、年六十二歳、 癸卯年(523年)五月壬辰崩到」と刻まれていた。没年(523年)から享年(62歳)を引くと461年となり、日本書紀の記述が裏付けされた。また、王の棺は当時日本でしか生育していなかった高野槇で作られていた。

「百済中興の王、武寧王の像」

(没後1500年を記念し、公州市の宋山里古墳公園前に建てられた)

 「武寧王加唐島生誕説」を韓国学会で初めて発表したのは慶北大学の文教授だった。2000年に韓国の史学雑誌「史学研究」に文教授の論文が出た。当初、韓国では、自国の王の出生地が日本(倭国)という説に対し学者たちは否定的だった。

 しかし、5世紀中ごろの倭国と朝鮮半島の三国との交流の状況を考えれば、倭国との連携を密にしていた百済の王が、弟に王妃を与えて日本に遣わす事は十分考えられる。加唐島には生誕地とされるオビヤ浦という小さな入り江が残っている。

「オビヤ浦にて」


 この歴史的事実をもとに、日本側の我々の団体(まつろ百済武寧王国際ネットワーク)と公州市の民間団体との間で交流がはじまった。日本では一昨年(2023年)、武寧王没後1500年記念行事を開催した。

「まつろ百済武寧王国際ネットワークの総会」

(嬉しいことに今年度は会員が増えて40名となった)

 現在韓国では親日派だった尹大統領の弾劾が決定した。6月に予定されている大統領選挙を控えて政治的に流動的な面がある。しかし、我々の日韓民間交流は政治の動きとは一線を画して続いて来た。これからは若い世代への継承が大きな課題である。

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Last updated  2025/04/10 02:26:12 PM
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