Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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KEI@ Re[2]:高倉健さんの名言(5/14)(05/14) shige&happyさんへ ありがとうござい…

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2025/09/23
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​​ 駐福岡大韓民国総領事館主催による武寧王セミナー ​​

 2025年9月23日、県立名護屋城博物館で表題のセミナーが開かれた。「武寧王が唐津市の加唐島で生まれたという縁(えにし)」を大切にして、日韓の友好親善を進めることの大切さを感じた。

 第一部では、唐津市・地域づくり部・肥前名護屋城室の室長である黒田裕一さんの基調講演があった。タイトルは「東アジアから見た武寧王と古代日本」で、歴史学者の立場から武寧王の時代を東アジアの動静の中で捉えて講演された。



 461年に加唐島で生まれた武寧王は502年に41歳で25代の百済王に即位した。しかし、それまでどこでどう過ごしていたかは謎だった。日本書紀の雄略天皇5年6月の条では、「嶋君を百済に送る」とある。しかし、生後まもない赤子を、波頭厳しい玄界灘を超えて送り返したことには、納得できる根拠がない。

 黒田さんは、5世紀半ばから後半にかけて、加唐島の南の加部島(呼子湾の北に隣接)では、古墳が造られていて、5世紀代から豪族の存在が確認されるとして、嶋君はある程度成長するまで加部島で育ったのではないかという説を提起された。

 黒田説は新視点だが、加唐島にはカタカナでしか表記できない地名が今も残る。だから、嶋君は数年間は加唐島で成長し、その後「近つ飛鳥」の昆支王のもとで成人したというのが自分の説である。現在の大阪市南部には昆支王をまつる飛鳥部神社があり、百済から渡来した技術者や学者たちが多数住んでいた。



 黒田裕一さんの基調講演の後、駐福岡総領事館側と我々まつろ百済武寧王国際ネットワークから活動報告があった。我々の活動については当然自分も周知のことであったが、このセミナーの主催者の駐福岡大韓民国総領事館の話がとても心に残った。



 領事館の話ではまず、古代から近現代に至るまでの日韓の交流が良く整理されて提示された。特に、近現代史の事実関係を、ニュートラルに未来志向的発想で話されたことが感慨深かった。日韓関係は政治的な対立がマスコミでよく話題になる。



 しかし、我々はこの30年間、若い世代である中高生の相互交流も交えながら民間の友好親善を重ねてきた。今年は日韓国交回復から60周年にあたる。この友好親善をさらに深めて若い世代にバトンタッチしたいと考えている。



 このセミナーを主催された駐福岡大韓民国総領事館に感謝したい。
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Last updated  2025/10/20 03:17:27 PM
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