・・・あんまり美味しくはないんですれども。
子供のころ、家の両隣がパン屋でして、
その影響かパン好きが高じて、
大学卒業後はパンメーカーに就職してしまったほどの
パン好きなわけですが、
自分で作ると、ぶっちゃけ、たいして美味しくないんですね。
まあ、売るわけでもないし、自分一人が食べるだけなので、
(家族も怪しがって食べたがらない)
別にそれでもいいんですけれど、
今日はすごいレシピを発見してしまいましたので、
ちょいとご紹介します。
今まで、パンってゆーのは、
こねこね して バンバン打ちつけて
汗が滴り落ちるほど、こねてこねてこねあげて、
焼く
っていう方針で私はやってきましたが、
今回のは、” NO MORE こね ”
超ラクチンです。
題して 「こんな簡単でええんデスカパン」
です。
ちなみに、私がパン会社で新人教育時に習った
「パン菓子の科学」にはこんな方法はどこにもなかったですし、
プロの方から見れば、ナンダヨソレ?みたいな作り方かも
しれませんので、どうかその点ご了承下さい。
まず、最初に、
ぬるま湯1/2カップの中に、砂糖小さじ1/2を溶かし
ドライイースト小さじ1を加えておきます。
室温でしばらく放置しとくと、なんかフツフツと
下からなんかが湧いてきます。(発酵しているようです)
これを(A)としますね。
その間に、大きめのボールに強力粉3カップと塩小さじ2を混ぜて
真ん中へんにくぼみを作って、オリーブオイル大さじ2と
ぬるま湯1カップを静かに投入。
ここに、最初に発酵させた(A)を入れて、混ぜます。
べっちゃべちゃ
です。
今まで散々パンを焼いてきましたが、かつてないほど
べちゃべちゃです。
でも気にしないで下さい。
なんとか粉っぽさがなくなるくらいに混ぜたら、
ちょっと、気持ち「まとめる」感じで
(まとまらないので、気持ち程度でいいと思います)
ラップをして、40℃で40分ほど発酵させます。
キタナイですけど、ドント ウォーリーです。
私はオーブンの発酵機能(40℃)を使ってますが、
40℃になれば、コタツでも湯銭でもアンカでもなんでもOKと思います。
コレが、40分発酵した後です。
若干大きくなってる気もしますが、あんまり変わらない気もします。
相変わらず、べちゃべちゃです。
これにちょっとだけ打ち粉をふって、このボールの中で
2~3分まぜまぜします。手にくっつきまくって嫌気がさしますが、
気にせずまぜましょう。手にべたべたくっつきますが、
打ち粉はあまりしすぎない方がいいみたいです。
それを、天板にべろ~んと、乗せます。(流し込むくらいの感じ)
この、非常に怪しい状態で、
余熱はなしで
、オーブンに入れて180~190℃で40~45分焼きます。
余熱なしってのがポイント
らしいです。
何故だかわかりませんけれど。
うちのオーブンは、上火が強いのかすっごい焦げるので、
焦げはじめたらアルミホイルをかぶせて防御しています。
たぶん普通のオーブンは、アルミホイル作戦じゃなくても
そんなに焦げないと思うんですが、焦げそうだったら、
アルミホイルで上を覆って下さい。
はい、焼けました。
プクーーーっとふくれて、まるで枕です。
この状態でも、かなり不安なんですが、
切ってみると、
これがビックリ!
ちゃんと、できてるーーーーー!!
しかも、バケットみたいに、ポコポコと穴が空いてて、
しっとりモチモチ!!
簡単で楽勝ですよーー。しかも、うーまーいー。
なんで、この方法でできるのかは私には謎です。
焼く前も、焼いてる間も、すっごい怪しい雰囲気なんですが、
なんかしらんけど、美味しくできました。
興味のある方はぜひお試しください。
Posted by 曽我