はみ出し行政書士

はみ出し行政書士

2006年01月10日
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カテゴリ: 会計
ある会社で事務員さんが交代するということで、社長から依頼されて指導に行った。専務立会いの下、事務員さん2名に次のような説明をした。

事務職の種類:
一般的に事務職種を大別してみると、1.経理(会計)事務、2.給与計算事務、3.営業事務に分かれる。この内、1と2は業種の影響をあまり受けないが、3については業種によってその内容ががらりと変わる。

営業事務:
この中心をなすのは請求業務であろうが、請求書を発行するまでの仕組みの構築が重要であり、ここに各社独自のノウハウが盛り込まれたりもする。また、営業内容によって事務の質・量とも大きく違ってくる。

経理(会計)事務:
手書き帳簿とPC(パソコン)会計の役割分担が非常に重要になる。特にPC会計についてはソフトの習熟が要求されるが、順序としてはオーソドックスに簿記を学習し、然るべき後に簿記に忠実な会計ソフトを使うと後々の作業性が良くなる。

手書き帳簿とPC会計の関連:
手書き帳簿では帳簿体系が重要になる。また、PC会計では1項目の入力がどこにどのように反映していくのかを押さえる必要がある。ここで簿記の基礎知識が絶対必要になる。入力・計算処理をPC会計で行う前提で手書き帳簿を作ると、何を記帳しておかなければならないか、何が不要であるのかが分かってくる。このようにアナログとデジタルの関連を押さえると、作業性が向上する。


事務に限らず能力向上のためには絶対的な量が必要である。その中で効率を追求するなら順序が重要になる。経理(会計)事務ならば簿記(アナログ)→PC会計(デジタル)の順序が正しいと思う。PCはあくまでも道具として捉えるならば、本質である簿記を押さえておかないと応用力が身に付かないからだ。

実践あるのみ:
簿記3級レベルの習得には、3ヶ月もあれば十分ではないか。その間、実務と勉強の同時進行になるが、然るべき期間が過ぎれば後は実践あるのみだ。適当にコーチを受けながら進むと飛躍的に能力が向上するのだが、それが不可能な場合でも絶対量をこなせば何とかなる。仕事とはそういうものではないか。





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最終更新日  2006年01月10日 20時44分00秒
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