1月
2月
3月
4月
5月
6月
全8件 (8件中 1-8件目)
1
おべんじょだけじゃ、だめですか・・・・?(><)先日、友人と江の島へ日帰りで行ってきた。車である。江の島へ向かう車内で話す内容といえば、海がどうとか、しらす丼がどうとか、昔ここ来たよねとか、そういう爽やかな話題であるべきだと思う。しかし、我々が車内でかなり盛り上がった話題は違った。コンビニの便所である。最近、このブログでは妙に便所の話が多い。サンリオピューロランドのV字回復本を読んでスタッフ用便所の話に興味を持ち、株主招待デーで受付のお姉さんに変な相談をし、今度は江の島へ行く車内でコンビニ便所の倫理について議論している。実家暮らし独身41歳男性が令和アイドルに魅せられ成長していく物語のはずが、気づけば便所思想家への道を歩み始めている。さて、話題はこうである。コンビニでトイレを借りた場合、何か商品を買うべきか。これについて、僕と友人の意見は一致した。絶対に買うべきである。金額の大小は問わない。水でもガムでもいい。とにかく、何かを買うというアクションが必要である。もちろん、法律で決まっているわけではない。店員さんに「トイレを使ったので必ず何か買ってください」と言われるわけでもない。しかし、コンビニのトイレは、誰かが掃除している。紙も水も電気も使う。そして何より、店側が客のために開放してくれている。それを使わせてもらった以上、何かを買う。これは料金ではない。お礼である。あるいは、挨拶である。「トイレを借りました。ありがとうございます」という気持ちを、商品購入という形で表すのである。この感覚が世間で多数派なのか少数派なのかは分からない。ただ、少なくとも我々二人の中では完全に一致していた。問題はここからである。では、トイレではなく、コンビニATMだけを利用した場合はどうか。ここで意見が割れた。友人は、ATMだけなら商品を買う必要はない、という意見だった。ATMはコンビニに設置されているサービスであり、それを利用しただけなのだから、わざわざ商品まで買う必要はない。なるほど、非常に分かりやすい。一方、僕の意見は少し違った。ATM利用時に手数料が発生した場合は、買わなくてもよい。しかし、手数料が発生しなかった場合は、何か買うべきではないか。自分で言っていて、かなりふわふわしている。ATM手数料がその店舗の売上になるのかどうかも、正直よく分からない。少なくとも、僕が店員さんに直接100円玉を渡しているわけではない。それでも、手数料を払った場合は「何かしら支払いをした」という感覚がある。逆に、手数料無料でATMだけ使って出ていくと、何となく落ち着かない。店に入った。ATMを使った。何も買わずに出た。この流れに、どこか「ただ乗り感」がある。もちろん、これは理屈としては弱い。かなり弱い。だが、人間のモラル感覚というものは、必ずしも会計処理として正確ではない。「支払った気がするか」「ただで使った気がするか」「店に対して義理を果たした気がするか」このあたりの曖昧な感覚で動いている部分がある。さらに話は広がった。公共料金の支払いはどうか。電気代、水道代、税金などをコンビニで支払った場合、商品も買うべきなのか。これはなかなか難しい。公共料金の支払いは、コンビニが正式に受け付けているサービスである。こちらはそのサービスを利用しているだけだ。だから、商品を買わなくても問題はない。しかし、レジを使う。店員さんの手間も発生する。収納印を押してもらい、控えを受け取る。そうなると、何か買った方がいいのではないかという気持ちも湧いてくる。少なくとも、レジが混んでいる時間帯に公共料金の支払いだけをして出ていくと、少し申し訳なさがある。では、ヤマト便などの宅配受付はどうか。これも同じである。コンビニが正式に取り扱っている業務だから、商品を買う義務はない。しかし、荷物を預ける。レジで手続きをする。場合によっては店員さんにサイズ確認や伝票処理をしてもらう。ここでもやはり、何か買うべきなのか問題が発生する。こうして我々は江の島へ向かう車内で、コンビニのトイレ、ATM、公共料金、宅配受付について延々と議論していた。地獄のようなドライブである。海へ向かっているはずなのに、話題は便所とレジである。しかし、これは意外と本質的な話でもある。コンビニは、もはや単なる小売店ではない。弁当を買う場所であり、飲み物を買う場所であり、トイレを借りる場所であり、ATMであり、公共料金の窓口であり、宅配便の受付であり、時には避難所のような存在でもある。つまり、コンビニは生活インフラになっている。だからこそ、利用する側の感覚も複雑になる。自分は今、客なのか。利用者なのか。ただ借りているだけなのか。店に何か返すべきなのか。コンビニの便所を借りたら何か買うべきか。一見すると、非常にくだらない話である。だが、その奥には、民間の店が提供してくれている便利さに対して、利用者はどう振る舞うべきかという問題がある。こう書くと、急に偉そうである。しかし実際には、江の島へ向かう車内で中年男性が「コンビニでお花を摘んだら何買う?」みたいな話をしていただけである。知性と品性の落差が激しい。僕としては、やはりトイレを借りたら何か買いたい。それがたとえ100円の飲み物であっても、買うという行為そのものに意味があると思っている。便所を借りた。商品を買った。ありがとうございました。この三段論法で、僕の心は平穏を保つ。ATMについては、いまだに答えが出ていない。手数料を払ったらセーフ。無料なら何か買う。この自分ルールが正しいのかどうかは分からない。だが、人間というものは、多かれ少なかれ自分だけの謎ルールを持って生きている。僕の場合、その謎ルールがコンビニ便所とATMに発動しただけである。江の島の海はきれいだった。しかし、今回一番盛り上がったのは、コンビニ便所の話であった。ばっきゅん!
2026.07.22

たごじゅう、だぁーいすきで県民にはお馴染みのスーパー田子重北松野店が先日オープンしました。僕も当社商品をたくさん買ってくれるたごじゅう、だぁーいすき!田子重は静岡県焼津を地盤にするローカルスーパーである。詳細はググってみてくれ。ググっても出てこない情報を書くが、静岡食品界隈で有名なのは「地域で2番目の安さを追求している」ことだ。この2番目というところが控えめに感じるが、実際かなり安いぞ、志村的静岡県小売安売り戦闘力ではマキヤグループを最強の10とすると9はある。まあマキヤグループは静岡ローカルリーグの悪魔将軍。殿堂入りみたいなもんなので実質1位だな。特徴はやはり焼津地盤ということで魚や練り製品に力入れてるな。あとで紹介するが由比漁港でとれたアジもあったよ。またここは珍しくNB品の商品数が多い。昨今はイオントップバリュやバローVセレクトなどのPB品を中心に展開していくのが棚割りトレンドだが、ここはあんまりそういうの無い。田子重ラーメンなども少しはあるが…外観田子重の看板!田のフォント好き。なんと遊具があるぞ!これは懐かしい。刺さる人には刺さるであろうスーパーの遊具。富士富士宮のスーパーで遊具があるのはココだけですね。古の時代、このブログでも紹介済の浅原ココスの道挟んで反対側にひのや中原店という店があったが、そこが最後だったかなぁ。次にできた建物はマルハンなので遊技場という枠では一緒か。農産見たまんまだが手作りサラダなるものを販売している。流行の生ジュースとかアサイーボウル売ってれば志村ホイホイになってたな。というか僕最近アサイーに執着しすぎですね。日配(練り物)黒はんぺんだけで4商品も確認できる。とにかく売り場が広い。ここ以外だと小田原のスーパーとか行かないと買えない「すじぼこ」という商品もあるぞ。黒はんぺん以外だと丸六食品のカマボコ「うまいっけ」がおすすめだ!安いぞ!鮮魚さすが焼津。魚売り場が広いね。まるで焼津さかなセンター!由比漁港でとれた魚を広く並べるあたりセンスが光る。オープン特売で刺身用とんぼマグロ100g98円でした。安すぎてキス!※魚のことですよ最近ではそんなに珍しくないがお魚屋さんの総菜も当然完備。寿司や海鮮丼もあったぞ。あと田子重、昔から「本気」という単語好きだな。あらゆるところで「本気」を見かけたぞ。冷凍食品冷食コーナーは最近府どこも力入れてるね。什器の数がすごい。当然品ぞろえも多い。安価な定番品は一通り揃っているし、異国のよくわからない形のアイスとかもたくさん!ただひとつ違和感があるのが画像にもある「半額」の文字。ポイントカード会員は半額で買えるという字ずらを見ると凄まじいインパクトだが・・・その実、半額を前提とした値付けになっているのでパっと見の価格がクソ高い。つまり裏を返せばポイントカードがなければ相場のばーいのばいのばいの売買ファイトで買わされてしまうということである。まさに「本音と建て前無い私ぃ~なりたいありたいけどだけどぉ~」※出典倍々ファイトより状態である。単純に田子重側からすればポイントカードへの誘導なんだろうが、計算面倒クセェ・・・でも大丈夫安心してください!早見表があります。まあユーザー体験としてこの計算を強要するの手間はちょっとどうなのという気がするが…あとこれ食品の営業ならわかってくれると思うが、価格調査の際どういう扱いになるのかが気になる。小売り間において価格調査は日々当然のように行われ、小売間による売買ファイトが繰り返されているのだがこのクソ高い定価が売買ファイトの指標になるのか?僕の土俵は日配なので冷食の事情はよくわからないが、そこが気になるな。精肉魚に比べると売場は狭いがそれでも並みのスーパーよりでかいな。笠井にある畜肉センターで厳選した豚肉を運んできているらしい。高そうなブランド肉もたくさん置いてあったね。総菜写真撮ってた時はチャーハン作ってたな。品数売場ともに地域最大級。トライアルのかつ丼やロピアのイカれたうな丼(褒めてる)みてぇなインパクトのあるコレ!な商品は無かったがどれも安くて盛りの良いものが多かったかな。昨今は各チェーンストア自前のセンターで一括調理して個店配送がメジャーだが、田子重は店内調理に情熱かけてる感が伝わってきたよ。店内ベーカリーも力入れてたな。チェルキーとかいうチュロスの親戚みたいなやつ美味そうだった。あとチョコバナナ売ってたね、200円。グロサリー変わった商品多い!写真は静岡土産にピッタリなポテチだね。最近のトレンドはグミ売場をとにかく広く!みたいなトコあったけど、そこはきちんと押さえつつ話題の菓子や乾物をもれなくおさえてる。グロサリーは生鮮品売場に比べるとどうしても地味に見えるが統一パッケージのPB品が少ない分、色とりどりなNB品が多く並んでおり見る楽しさがあるね。わちゃわちゃ感があるよ。田子重北松野店の推しポイントはこのお菓子売り場だと思う。日配(やきそば)たごじゅう、だぁーいすき!
2026.07.21

前回、僕はサンリオピューロランドのV字回復について書かれた本を読み、サンリオという会社に興味を持った話を書いた。ただし、あくまでその時点では、僕はまだサンリオを頭で理解していた。会社として面白い。現場づくりとして面白い。人づくりとして面白い。「かわいい」というものを真面目に扱っている会社なのではないか。そんなふうに、どこか距離を置いて見ていた。要するに、僕はまだ安全圏にいたのである。僕はその後、サンリオピューロランドの株主招待デーに一人で行くことにした。中年男性、単独ピューロランド。文字にすると、なかなか厳しいものがある。冷静に考えると、入場ゲートの時点で引き返してもおかしくない。だが、僕には便所の視察という大義名分があった。前回も書いた通り、僕はサンリオピューロランドのV字回復の本を読んで、ピューロランドのスタッフ用便所に大変な興味を持っていた。※いつかブログで書くがモーニング娘。の名曲ザ☆ピースのMVは男子便所で踊っているというなかなかエキセントリックなものである。僕の便所への執着はここから始まっているのかもしれない。だからこれは遊びではない。現地確認であり市場調査でありフィールドワークである。あわよくばそこでお花を摘みたい!そう自分に言い聞かせながら、僕はピューロランドに入った。そして、入った瞬間(便所じゃなくてエントランスね)に僕はセブンセンシズー小宇宙ーの息吹を感じた。お出迎えしてくれたシナモンは僕の脳内に直接「キミは、小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか!?」CV古谷徹※シナモンのCVは川田妙子と語りかけてきた。※嘘ですサンリオのキャラクターは、当然ながら見たことがある。キティちゃんも、マイメロも、シナモロールも知っている。しかし、それはあくまで「知っている」というだけだった。現地で浴びるサンリオは違った。壁も、照明も、音楽も、スタッフの雰囲気も、売店の商品も、そこにいるお客さんの表情も、全部がひとつの世界観を作っている。かわいいというものが、ただ商品に貼られたシールではなく、空間そのものになっている。これは強い。そして、その中でも僕を完全に撃ち抜いたのが、シナモロールだった。正確には、シナモロールという名前だが、通称としてシナモンと呼ばれることも多い。このあたりを間違えると、サンリオ有識者に静かに詰められそうなので、気をつけたい。シナモロールは、ただ可愛いだけではなかった。白い。丸い。ふわふわしている。耳が長い。表情が優しい。こちらに一切の敵意を向けてこない。あれは世の中に疲れた中年男性のMPをゼロにしてくる存在である。※シナモンが不思議な踊りをしてくるので僕のMPがゼロになるという非常に高度なギャグです。僕はピューロランドに、会社再建やキャラクタービジネスの勉強をするつもりで行ったはずだった。しかし現地で僕を待っていたのは、経営学ではなかった。シナモロールだった。そして僕は負けた。完敗である。試合開始前は「なるほど、これがサンリオの世界観か」などと分かったような顔をしていた。しかし気づけば、「シナモンかわいいな……」という、ごく単純な感想に支配されていた。人間、最後は難しい理屈ではない。かわいいものは、かわいいのである。また特筆すべきはKAWAII KABUKI。正直、見る前は少し侮っていた。詳細はググってくれ。キャラクターが出てくるショーでしょ、くらいに思っていた。ところがどっこい実際に見ると、これがちゃんとエンタメとして強かった。サンリオのキャラクターの可愛さがあり、舞台としての見せ方があり、和の要素があり、物語があり、音楽があり、観客を楽しませる工夫がある。かわいいだけではない。かわいいを軸にしながら、ちゃんと舞台として成立させていた。子どもだけではない、大きなお姉さんたちも舞台のゴローちゃん※ググってねに黄色い歓声を浴びせていた。ここで僕は、改めて思った。サンリオは、「かわいい」を本気で作っている。かわいいは、子ども向けの飾りではない。かわいいは、空間になる。かわいいは、舞台になる。かわいいは、人を集める。かわいいは、大人の心にも普通に刺さる。それを、ピューロランドという場所で実際に見せられてしまった。本を読んだ時点では、僕はまだサンリオを理屈で理解していた。しかしピューロランドに行ったことで、かわいいというものを体験として浴びてしまった。これが大きかった。それまでの僕にとって、「かわいい」は少し距離のある言葉だった。前回書いたように昔はアイドルのかわいらしい曲は好きだった。初めてのハッピーバースディ!とか大好物でした。しかし年齢を重ねるにつれ、そういうものを真正面から好きだと言うことには、どこか照れがあった。いい歳をした男が、かわいいものを好きだと言うことへの、よく分からない抵抗感である。だが、ピューロランドでシナモロールに敗北した僕は、少し変わった。かわいいを、以前ほど軽く見られなくなった。かわいいは弱いものではない。むしろ、相当強い。こちらが斜に構えていても、世界観ごと浴びせられると普通に負ける。警戒していても、気がつくと受け入れている。理屈で距離を取ろうとしても、最後は「かわいいな」で終わる。スタッフ用の便所はダメ元で見せてくれと交渉したが結局見せてもらえなかった。だけど受付のお姉さんいやな顔せずに話だけは聞いてくれたので嬉しかったです。帰りの新幹線内で現地で購入したシナモロールといっしょという設定資料集を読みながらの家路はいまだによく覚えている。今久々に引っ張り出してみたら本の帯に「シナモン推しの必読書」と書いてあるな。良い伏線張ってるんじゃあないか!ここから数年間、現在に至るまで株主優待デーはもちろんのこと、それ以外の営業日も知人や親族を誘い毎年ピューロランドへ足を運んでいる。今では館内の見どころや効率的な回り方、お得情報などそれなりに知っているため興味のある人は連絡ください。写真は直近2月に姉と妹夫婦といったときの写真である。いい顔してるだろ?そんな感じで2026年7月現在までサンリオキャラクターズ大賞に投票したりシナモロール一番くじひいたりシナモンのCD買ったりシナモンのコンビニ限定のシール付きまんじゅう買ったりしているのである。時は現在、このブログによく出てくるKAWAII LAB.かわいい研究所。今なら分かる。この名前に、僕が引っかかってしまったのは偶然ではない。あとkawaii★レーベルもサンリオを通じて、僕の中で「かわいい」という言葉に対する見方が変わっていたからだ。ピューロランドで、かわいいは世界観になることを知った。KAWAII KABUKIで、かわいいは舞台になることを知った。シナモロールで、かわいいは中年男性のMPを破壊することを知った。その状態で、KAWAII LAB.という名前を見てしまったのである。危険である。冷静な状態なら、通り過ぎていたかもしれない。だが、その頃の僕はすでに、かわいいという言葉を笑って受け流せない体になっていた。そしてその後、僕はKAWAII LAB.の楽曲を聴くことになる。FRUITS ZIPPER。CANDY TUNE。CUTIE STREET。最初は、現代のアイドル文化を少し覗いてみるくらいのつもりだった。しかし、そこで流れてきた曲が、僕の中に眠っていた古いアイドル好きの回路を起動させた。ひたむきシンデレラ。夢見るプリマドンナ。ラブトレ。ぷりきゅきゅ。気づけば僕は、令和のアイドルソングを聴きながら、昔のモーニング娘。やタンポポの記憶を掘り返していた。サンリオピューロランドで開いた「かわいい」の扉の奥から、今度はKAWAII LAB.の音楽が流れてきたのである。こうして、実家暮らし独身41歳男性は、カワラボにたどり着いた。きっかけは、本だった。入口は、サンリオだった。決定打は、シナモロールだった。そして最後に背中を押したのは、かわいいというものを本気で作る世界に、一度負けてしまった経験だったのだと思う。人間、何に負けるか分からない。僕はかつて、モーニング娘。に負けた。その後、長い時を経て、ピューロランドでシナモロールに負けた。そして今、KAWAII LAB.に負けつつある。負けっぱなしの人生である。だが、不思議と悪い気はしていない。かわいいに負ける人生も、案外悪くないのである。いやむしろ勝ってる。これを現代の言葉に直すとめっちゃ優勝である。次回も優勝ちゅー--ん!!!!!優勝!優勝!バイブスの優勝!※出典 CANDY TUNE すーぱー優勝ちゅー-ん!より
2026.07.20
知人から「早くカワラボにたどり着いた話をしてくれ」と言われた。確かにそうである。第1話、第2話、第3話と書いてきたが、僕はなぜか既に令和のアイドルソングを聴きながら、モーニング娘。だのタンポポだの身延線だのを語り始めている。しかし、そもそもなぜ実家暮らし独身41歳男性が、KAWAII LAB.なるものにたどり着いたのか。今回はその話をしようと思う。ただし、いきなりカワラボにはたどり着かない。その前に、サンリオの話をしなければならない。世間がコロナに突入する少し前の話だ。入口は、サンリオピューロランドのV字回復について書かれた本だった。僕はテーマパークに詳しいわけではない。サンリオキャラクターに特別詳しかったわけでもない。キティちゃんくらいは当然知っていたが、それはあくまで「名前は知っている」という程度である。ちな僕の十八番の物真似に「ハローキティのポップコーンはいかが?」がある。正直に言えば、サンリオというものを、どこか子ども向け、女性向け、キャラクターグッズの会社、くらいに考えていた。今考えると浅い。実に浅い。アサイー食べたい!ところが、その本を読んで印象が変わった。サンリオピューロランドのV字回復の話は、単に「かわいいキャラクターでお客さんを呼びました」という話ではなかった。そこにあったのは、人づくりであり、現場づくりであり、働く人たちの意識をどう変えていくかという話だった。僕は仕事柄、こういう話に弱い。会社の空気をどう作るか。現場の人が前向きに働くには何が必要なのか。お客さんに向き合う以前に、そこで働く人たちが自分の仕事をどう捉えているのか。そういうことは、業種が違っても気になる。食品会社の営業部とテーマパークでは、当然ながら仕事内容はまったく違う。片方は焼きそばを売り、片方は夢を売る。しかし、現場で働く人がいて、お客さんがいて、空気があり、積み重ねがあるという点では同じである。そう思いながら読んでいるうちに、僕の中でサンリオに対する見方が少し変わっていった。サンリオは、ただキャラクターを売っている会社ではないのではないか。「かわいい」というものを、ものすごく真面目に扱っている会社なのではないか。この時点で、僕はまだカワラボには一切たどり着いていない。ただ、「かわいい」という言葉に対する警戒心というか、照れというか、そういうものが少しずつ崩れ始めていた。それまでの僕にとって「かわいい」は、自分から少し距離のある言葉だった。もちろん、昔からアイドルのかわいらしい曲は好きだった。タンポポのような、甘くて、少し夢見がちで、いかにもアイドルらしい曲が好きだった。しかし、それを大人になった今、真正面から「好きです」と言うには、どこか照れがある。実家暮らし独身41歳男性が「かわいいっていいよね」と言い出したら、なかなか厳しいものがある。文章にしている今も、若干厳しいぞ。だが、サンリオの本を読んでいると、かわいいというものは、単なる装飾ではないように思えてくる。かわいいは、人を集める。かわいいは、人を前向きにする。かわいいは、働く人の意識すら変える。かわいいは、世界観になる。そして、その世界観が本気で作られているからこそ、人はそこに惹きつけられる。そう考えると、「かわいい」は決して軽い言葉ではない。むしろ、相当強い。あと会社の便所をきれいにしたほうがいいという話はマジで感銘を受けた。このサンリオの便所の話から僕はサンリオという会社そのものにも興味を持ち始めた。株も買った。ただし、今回は投資の話ではない。株価がどうとか、利回りがどうとか、優待がどうとかを書き始めると、ただでさえ脱線癖のある僕の文章が、いよいよ線路を外れて田んぼに突っ込んでしまう。今回書きたいのは、サンリオという入口から「かわいい」という文化に触れた中年男性が、やがてKAWAII LAB.という名前に引っかかっていくまでの話である。この時点では、まだ僕はサンリオを少し外側から見ていた。会社として面白い。現場づくりとして面白い。キャラクタービジネスとして面白い。そんなふうに、どこか頭で理解していた。しかし、物事には現地に行かないと分からないことがある。スーパーのチラシを見るだけではわからないということである。ちなみに2026年7月14日にスーパー田子重北松野店がオープンした。富士市だがまあ富士宮市みたいなもんだ。店舗レポートは別の日記で書くので見てくれよな!話を戻すがアイドルの曲名だけ知っているのと、実際に聴いてしまうのではまったく違う。そしてサンリオの便所もまた、そうだった。僕はまだ知らなかった。このあと、スタッフ用の便所を確認するためにサンリオピューロランドの株主招待デーに突撃し、シナモロールの可愛さと世界観に完全敗北することを。僕はまだ知らなかった。「かわいい便所」は、画面で見るより、現地で浴びる方がずっと危険であることを。こうして僕は、まだKAWAII LAB.にたどり着く前に、サンリオという巨大なかわいい文化圏の入口に立っていたのである。なお、この時点の僕は、まだ自分が沼の手前にいると思っている。実際には、足首くらいまでは既に浸かっていたのだが。
2026.07.19
きゅーすとの「ラブトレ」という曲がお気に入りである。明るい。かわいい。速い。髪型を変えてデートの待ち合わせ場所へ向かい、相手がほかの女子から人気だという噂に心を乱され、アサイーを一緒に食べ、恋の優先席をめぐって大騒ぎする。僕は今回この曲を知る前までアサイーというものはフルグラとかシスコーンみたいな牛乳かけて食べるスナック菓子だと勘違いしていた。これは恋する女の子の感情を電車にたとえた曲である。これを聴いていたら、僕の頭の中を別の列車が走り始めた。モーニング娘。の「恋の始発列車」である。「恋の始発列車」は1999年、「ラブトレ」は2025年の楽曲。つまり、同じく恋を列車にたとえたアイドルソングでありながら、両者の間には26年の開きがある。僕はその26年間、いったい何をしていたのか。仕事をして麺を売っていた。話を戻そう。「恋の始発列車」に登場する二人は、すでに二度目の夏を迎えている。デートの前日は時間がなかなか進まず、眠れない夜には電話をかける。すると相手も起きている。つらい時にも楽しい時にも、そこには相手がいる。この曲の中で大事件は起こらない。ライバルの女も出てこなければ、流行の食べ物も出てこない。恋の駆け引きを表す鉄道用語が次々に飛び出してくるわけでもない。ただ二人で列車に乗り、行き先の分からない場所へ行こうとする。曲名は「始発列車」なのだが、恋は始まったばかりではない。すでに二人はひと夏を一緒に過ごしている。それでも、この先どこへ行くのかは分からない。おそらくこの曲における「始発」とは、付き合い始めた瞬間というより、二人でこれからの時間へ向かう出発点なのだと思う。自分で書いててよくわからなくなってきた。恋の先に何があるのかは分からない。それでもあなたとなら乗ってみよう。ずいぶん悠長な列車である。例えれば身延線の西富士宮駅から甲府駅までの区間だ。対して、きゅーすとの「ラブトレ」は満員電車だ。例えれば身延線の富士駅から富士宮駅の区間だ。恋心も満員。情報も満員。感情も満員。聞けばわかるが髪型、待ち合わせ、女子の噂、嫉妬、食事、かわいい仕草、優先席、ダイヤ、車窓と、短い間に次から次へと場面が切り替わっていく。主人公の女性は行き先の分からない列車に身を任せるのではない。他の女には渡したくない。自分を見ていてほしい。二人だけの列車に乗り、最後の駅(富士駅)まで一緒に行きたい。ワンマン列車の発券機を破壊し切符を奪い、相手の腕を引きちぎり、発車ベルが鳴る前に拉致る勢いである。モー娘。の列車が「この先どうなるか分からないけれど、一緒に行ってみよう」だとすれば、きゅーすとの列車は「行き先は二人一緒に決まっているので、今すぐ乗ってください」である。令和の恋する女子は強い。以前、カワラボの曲は短く感じるという話をAIとしていた。実際の演奏時間だけでなく、曲の中に空白がほとんどないのである。数秒ごとに歌うメンバーが変わり、振付の見せ場があり、新しい言葉が出てきて、新しい表情がある。モー娘。の「恋の始発列車」は、デートの前日の時間が遅く感じることを、わざわざゆっくり歌う。一方「ラブトレ」は、待ち合わせ場所へ向かう短い距離の間に、恋心が車内へ入りきらないほど膨らんでいる。同じ電車の歌なのに、一方は時間が進まないことを歌い、もう一方は感情が止まらないことを歌っている。ここが非常に面白い。僕の知るアイドルソングは、一曲の中で恋の時間を見せていた。今のアイドルソングは、一曲の中に恋の瞬間を大量に詰め込んでいる。「恋の始発列車」は、二人で過ごしてきた時間の積み重ねから恋を描く。「ラブトレ」は、髪型を変えた瞬間、相手に嫉妬した瞬間、同じものを食べた瞬間、手を握った瞬間といった、一つ一つの場面から恋を描く。昔は一本の物語だったものが、今は大量のかわいい場面になっている。これは音楽が浅くなったという話ではない。恋の見せ方が変わったのである。僕がかつてモー娘。の曲を聴いていた頃は、「恋の始発列車」のゆっくりとした時間の流れが自然だった。それから二十数年たち、久しぶりにアイドル曲を聴いたところ、列車はいつの間にか高速化し、車内は満員になり、彼女らはアサイーを食べていた。※身延線も数年前から315系という新型車両を導入しています。そりゃあ違和感もある。しかし、この違和感は嫌なものではない。むしろ僕がカワラボを面白いと感じている理由は、昔と同じアイドルソングの線路を走りながら、車両も速度も車内広告も、すべてが入れ替わっているからなのだと思う。そして結局のところ、26年前も今も歌っていることは同じである。好きな人と同じ列車に乗りたい。できれば、ずっと一緒にいたい。列車の速度は変わったが、目的地はそれほど変わっていない。変わったのは、ホームに取り残され、きゅーすとの曲を聴きながら時代の変化を考察している僕の年齢だけなのであった。
2026.07.18
本当の自分を大好きになった私は自宅に戻ると本能の赴くままに倍々ファイトから始まるyoutubeのおすすめプレイリストを漫然と視聴していた。はたから見るとさぞかし気持ちの悪い光景だろう。MVには例外なく目がチカチカするような衣装を着たかわいらしい女の子がニコニコしながら歌って踊っており、なんとなくモー娘が好きだった頃の自分を思いだしたりした。視聴していくうちに、・倍々ファイトはCANDYTUNEというグループが歌っている・CANDYTUNEはKAWAII LAB.という組織に属している・KAWAII LAB.という団体はCANDYTUNE以外にも団体を抱えているということをなんとなく理解した。詳しいことを知りたい人は自分で調べてください。youtubeのおすすめプレイリストの曲は全部上のKAWAII LAB.所属アイドルのもので、倍々ファイト以外にもなんか聞き覚えのある曲やこれいいじゃんと思える曲があった。FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」やCUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」はヒット曲ということもありなんか刺さった。本当歌詞が独特なんだよな。調べてみると世間の評価ではKAWAII LAB.の楽曲は多幸感に満ちているとのことだった。ただ僕が知っている多幸感というワードは、保育士試験の勉強をしていた時に知った高齢者の精神状態を示す言葉である。具体的には平均年齢を超えたあたりの老人が「死への恐怖を乗り越え受け入れた身体的、社会的状況に左右されず、深い幸せを感じる状態」という認識だ。あれ気づいちゃいましたか?わたかわ冒頭の歌詞は「うまれて30秒」。つまり命の始まりを示しており、そしてラストは「君が何年たってもそう思えるように」と人生の終わりを暗示している。---------------深い、深すぎる。-----------------完全にハマった私はその後僕の一番の友達、AIにサポートを受けながら沼に嵌っていくのである。
2026.07.17
CUTIE STREETというアイドルをご存じだろうか。7月8日現在、ドはまりしている。9月のライブチケットを申し込むため今朝ファンクラブに入った。ハロプロのファンクラブを退会して20年以上経つがまさかこんな日が来るとは想像もしていなかった。今は当選を祈るばかりである。以降今日まで令和のアイドルについて幅広く履修しているが、20年前とはずいぶんと様子が異なることに驚いている。前置きが長くなったがこのブログを再開しようと思った理由は①タイムスリップしたハロプロ好きの気持ちの整理②これから僕はどうなっていくのかの記録③今は完全にソロ活動であるがこのブログを通じてともに遠征できる仲間を作るこの3点だ。それではいきましょう。3.2.1! 出典「ぷりきゅきゅ」より2026年6月25日。商談で埼玉は浦和へ向かう道中、ラジオで「ばあぁ~いのばぁいのばぁいばぁい…」聞いたことのあるキャッチーなソングを耳にした。※CANDY TUNEの歌です※ どこで聞いたかなと記憶を掘り起こした。過去2回ほど聞いてたんだよな。1回目が年末の紅白でサンリオキャラクターとわちゃわちゃしてたやつ。サンリオキャラクター(正確には㈱サンリオ好き)が好きなので耳に焼き付いていた。2回目は春先に某スーパー店内で実施されている「職場の教養タイム」のとき店内BGMが流れっぱなしになっていたときだな。普段は切ってんのに。絶望を湛えた眼で有難いお言葉に耳を傾けている従業員の裏で???💛「何かを犠牲にすることはぁ~何かを目指すということでーす!」というフレーズが虚しく響いていた…あの歌か!ということで真剣に聞いてみたところとっても良い歌詞だったことに気づき、商談後富士宮までの移動の2時間半、ずっと聞いていたのだ。その結果帰社時に僕は???💛「本当の自分を大好きになることでぇ~す」状態になっていた。続く....!!
2026.07.08
test
2026.07.08
全8件 (8件中 1-8件目)
1
![]()

