元・天津駐在員が送る中国ビジネス・エッセイ

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カテゴリ: 中国事情

この本は、私がこれまで読んできた中国関係の本の中で、現在の中国を理解するために最適の本であると確信しております。

また、外国とのつきあいには、お互いの正しい理解が不可欠と考えております。ただ単なる相手国の賞賛でもなく、非難でもない。そして、その正しい理解は、相手国からの尊敬も受けることになるでしょう。




5つの疑惑
まず、いくつかの民間にある諺、社会現象の背景にある屈折した問題から始めましょう。

其の一
「社会のことは、本では学べない、本に載っていることは、社会では役に立たない。」

小さいころからよく耳にするこの言葉には、作者が身を置いている中国社会が産んだ計り知れない深淵な神秘感がある。
繰り返し原則を探しても社会の真相は霧のなかに迷い込み、たとえようもない湿り気と暗闇を発散する。

一方で、その霧は、永遠に本の虫のものであり、別の種の人たちには、透明な視界をもたらす。
それらの人たちは、武道で身を鍛え、自己の能力を超越する。

これらの人々を我々は現在「老江湖」と呼ぶ。
すべてを理解し、人情に通じ、何事をもうまくやってのける。

人の能力は、それぞれであり、うまく出世する人、世の中の流れにのれない人がいることは普通である。
この社会で霧に迷い込みそうな気分は、疑いを生み出す。
それは、人生の成敗に関わるからではなく、その原因が口にだせないからでもない。
ある集団によって無意識に容赦なく覆われてしまうのである。
結果、書籍のなかで学生には学べないものになってしまう。

これは、世界の常識なのであろうか。
中国だけの現象なのであろうか。

ほんとに中国の国情?、
国情という言い訳のもとに行われる堕落?


しかし、本と社会を分けて考えると、それは本とは言わず、学問とも言わないのである。
たとえば、社会学とは社会の道理を研究する学問であり、社会現象を反映しているべきである。
反対に考えると、社会現象を反映してなければ、社会学とは言えないのである。

一般的に社会の道理は、本で学べるものである。
本に書いてあることも社会の中で通用するはずである。

中国の社会には、現実と本の間に溝が存在するのであろうか。
この溝はなんななのであろう。
なぜ本が入り込む余地がないのであろう。






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Last updated  2008.12.04 21:00:57
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