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Jan 16, 2007
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 成人式を終え、式場が寒かったためかその夜に高熱を出してダウン。一日寝込んで次の日に、実家のある奈良から、下宿先の神戸へ両親に車で送ってもらい、「早よ寝ぇーやーー」と見送られて、その言葉通りに早々と床へ着き眠っていました。

 そして・・・・・・・・

 感じたことのない衝撃に無理やり起こされ、ボーーっとしながら眼を開けると・・・・


 寝ていたベッドは部屋の中で斜めを向き、部屋の端にあるはずのテレビは足元に転がっており、隣の部屋では小学校から使っていた天井近くまであった学習机が倒れて、前の壁に突き刺さっていました。冷蔵庫のふたは空き、卵が割れ、オレンジジュースが飛び散り、もうめちゃくちゃでした。

 明日で12年を迎える阪神淡路大震災の話です。

 僕は当時六甲道という駅のすぐそばに住んでおり、震災を経験しました。

 起こされた時はまだ揺れが続いていたように思います。寝ぼけながらもベッドの上で上下に跳ねているような感覚を覚えているので、相当な縦揺れだったんだろうと思います。

 荒れ果てた部屋を見て唖然とし、しかし何となく冷静に実家に電話をしました。すぐに電話をしたせいで普通に電話は通じましたが、奈良の両親は震度4程度の揺れだったため、後でテレビで高速道路の倒壊を見るまではあまり実感がなかったようで、「ほんまに部屋えらいことになってんねん」とちょっと必死に説明していたような記憶があります。

 その後野球部員たちと連絡を取り合いお互いの無事を確認。目の前の一軒家がぺしゃんこで、その下から何人かの人を引っ張り挙げたこともよく覚えています。



 幸い、一緒の野球部の友達で犠牲者は出なかったのですが、身近な人では、応援団の方が1名と、僕が直前までアルバイトをしていたコンビニがつぶれ、そこで深夜勤務をしていた同僚の方が1名亡くなられました。

 僕は実家が近かったこともあり、両親が迎えに来てくれて、友達と共に奈良の方へ戻ったので、その後の被災生活は経験しなくてすみました。そういった意味では本当の被災者ではないと思いますが、あの時の経験は本当に少し人生観が変わるようなものであったと思っています。

 奇麗事でなく、一瞬を大事に生きることの大切さを教えられました。それまで、ぼんやりと生きていた自分が、「限りある人生」というものを実感した時ではなかったかなと思います。今のこの時間が変わりなく、無限に続くわけではないんだ・・・そんなことをあの時瓦礫を見ながら感じていたように思います。

 また、野球部の先輩の声掛けで、被災地へ薬や、食料を配るボランティアへも参加しました。「ありがとう」と素直に感謝してくれる方もいれば、「こんなところを見られたくない」といったような態度を取る方もいて、それでも配るためにその輪の中に入っていかなければいけなくて、それまでに経験したことのないことでした。

 その後1年程で僕は神戸を離れたんですが、街がきれいに戻っていくのをみて本当にうれしく感じていました。神戸は第2の故郷と呼べるような好きな街だったので。

 しかし、多少の被災経験から偉そうに言わせてもらうと、街が戻り、そこで普通の生活が送られるようになると、人は(とりわけ被災地から離れている人は)すぐ忘れてしまうんです。

 映像でしか見られないものと、実際瓦礫を踏み、埃やガスの臭いを嗅ぎ、火事を見て、声を聞いてってするのとでは違うのが当たり前ですよね。それが、普通の感覚だと思います。僕も、奥尻島地震の時なんかはそうでしたし。

 でも、その町に住み、ずっとそこで生活を送ってきた人にとっては、今でもずっと震災が続いているんだと思います。

 日本は地震大国だと言われており、いつ自分の身近で同じようなことが起こるかもわかりません。この時期になると、テレビなんかでも多くの特番が組まれ、風化しないように伝えていこうとされています。

 防災予防という観点からもそうですし、志半ばで不意に命をたたれてしまった多くの人の為にも、震災の経験を風化させず伝えていかなければならないなぁと思います。

 もう12年という、聞くとびっくりするような年月が経ってしまいましたが、亡くなられた方のご冥福をお祈りし、精一杯今を生きることを、もう一度考えていこうと思います。






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Last updated  Jan 17, 2007 12:09:34 AM
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