2012年07月31日
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 みすゞが童謡を書き始めたのは、20歳の頃からでした。
 4つの雑誌に投稿した作品が、そのすべてに掲載されるという鮮烈なデビューを飾ったみすゞは、『童話』の選者であった西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されるなど、めざましい活躍をみせていきました。
 大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされます。
 それから50余年。長い年月埋もれていたみすゞの作品は、児童文学者の矢崎節夫氏(現金子みすゞ記念館館長)の執念ともいえる熱意により再び世に送り出され、今では小学校「国語」全社の教科書に掲載されるようになりました。


夏の宵

暮れても明るい
空のいろ、
星がハモニカ


暮れても街には
立つ埃(ほこり)、
空馬車からから
踊つてる。

暮れても明るい
土のいろ、
線香(せんこ)花火が
もえ盡(つ)きて。
あかい火だまが
ほろと散る。

『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より



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最終更新日  2012年07月31日 11時51分03秒
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