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2005年05月07日
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カテゴリ: 食品衛生


メーリングリストに質問が来ました。

> 西村さまは、国産牛の安全性を心配されており、米国のほうが
> 安心とよくいわれますが、国産牛の安全性について、何か情報を
> お持ちでしたら、ぜひお教えください。

 特別情報は持ちませんが、自分で考えて判断しています。

 牛がなぜBSEに感染するか言うと、BSEに感染した肉骨粉を食べた
 からと言われており、その感染源のプリオンは脳や脊髄等のいわ
 ゆる危険部位にあり、肉の部位には無いと言われています。

 昔の英国では、わからないまま、牛の脳みそを食べてvCJDを
 発症しました。最初は牛のBSEと人のvCJDの因果関係はわから
 なかったのですが、疫学調査でプリオンと推定されたのです。

 BSE対策で1番重要なのは、感染原因である肉骨粉対策と危険部位
 の除去です。そこがしっかりしておけば、牛肉は安全なのではない
 でしょうか。

 日本でBSE牛が発見された時、肉骨粉の使用状況が不明であったた
 め、BSEの全頭検査が始まったのです。それ以降に生まれた牛は
肉骨粉の不使用がはっきりしており、若い牛は安全なのではないでしょうか。


 事が多いのです。高齢になれば乳も出さなくなりますし病気にもか
 かります。様々な感染症を持っている可能性が高くなります。危険
 なのは、vCJDだけではありません。牛肉由来の感染症は、O157,
 サルモネラ、キャンピロバクター、抗生物質、農薬とあります。

 と場では、獣医のと畜検査員が昔から今後もずっと全頭検査していま


 牛の餌を含む飼育方法、と殺方法を確認できれば、肉用として育て
 た米国の若い牛の方が安全だと考えています。

 1番安全なのは豪州産です。トレーサービリティがしっかりして
 、肉骨粉を使用してない事の証明がないとと場に入れません。
 (食肉にはならない)牧場から加工センターまでHACCPで管理され
 ています。

 食の安全はvCJDだけではありませんので、総合的に対策を必要と
 しているのでは。クレームや健康被害が出ている健康食品の方が問題
 ありと思います。





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最終更新日  2005年05月07日 14時55分56秒 コメント(3) | コメントを書く
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