買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2012年01月06日
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乳ぶさおさへ神秘のとばりそとけりぬここなる花の紅ぞ濃き

情熱的な恋や女性のエロスをうたって鮮烈にデビューを果たした晶子の神髄は、人間に対しての大きな愛である。彼女はいちばん身近なただ一人の夫を、ひと筋に惚れぬくことによって、恋が普遍的な愛へ昇華することを体現した。
彼女の人生を振り返りながら「みだれ髪」を読むとき、一見、エロス的なものに見える「乳」という表現は、育み、包み込む、大きな母性へと姿を変えていくのである。
(山下聖美さん「与謝野晶子」(「女脳文学特講」所収)P70)

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Last updated  2012年01月06日 17時35分31秒
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