灯台

灯台

2026年08月30日
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友達でいいから、友達でいいから、
君の傍にいるだけでいい。
(見せかけた、love,love,love...)
一緒に話して、一緒に笑って、
それだけで僕は幸せだから。
(怪しげな、like,like,like...)

la lu la la 足伸ばすあの街この街、胚胎、
道端寝転ぶ猫の街、Tipsy 感情、徘徊。
境界線を灰色にして、
ビルの間通る高速、不規則、並んだ凹凸。
都市計画の網目を逃れたスクラップ・アンド・ビルドの死角で、
重力に逆らうプレストレスト・コンクリートの橋脚が、
低周波の軋みをあげんのさ。
出鱈目で摩訶不思議、十年一昔、玉手箱、
妄想のような世の中、
今はすでに解けない謎の誓い、揺れる歪な影、
“十年先でも友達でいよう”
あの日、線香花火の消える間際に交わした約束が、
まだ耳の奥でチリチリと燃えている。
エントロピー増大の法則を無視した、
子供じみた永久機関の設計図。
そんな約束していたね。
君の心を担ってる、超精神安定剤。
でもそれは、僕の前でだけ効き目を失う、
奇妙なシロップだ。
血中濃度を一定に保つ徐放性カプセルのような関係性、
過剰投与による感情の鈍麻。

「もう間違えない」
それが僕のハートの主張。
だのに、僕の心がまったく満たされない。
まるで底なしのコップに雨を注ぎ続けるように、
空しく揺れていやがんのさ。

誰も期待なんかしちゃいない、
悲しいのならその意味をわかって。
子供騙しなお伽噺、
魔法をかけたまだ夢の中。
夢に未だ囚われている僕の箱庭。
ハリボテだらけチープな壁でも、
バロック様式のトロンプルイユのように、
奥行きのない平面へ、
拙劣に塗り固められた遠近法・・・・・・。

友達でいいから、友達でいいから、
君の傍にいるだけでいい。
(見せかけた、love,love,love...)
一緒に話して、一緒に笑って、
それだけで僕は幸せだから。
(怪しげな、like,like,like...)

透明なあの光、あの青、射し込むものにだって、
上手に触れられないままワンダーなノイズ(へ、)

渡り廊下であなたと話した。
小さな会話だったけど、
何故か心に留まったまま、
『嘘ついたら針千本飲ます』って、
言葉がリフレインする。
中世の神明裁判めいた無慈悲な呪詛。
前頭前野のドパミン報酬系を、
欺瞞的なオキシトシン受容で塗りつぶす。
仲間外れって便利な呪い、
集団心理学における同調圧力の負のサンクション。
いつまでもだらけた子供みたいな下らぬ時間、
こんなに近くにいるのに心の距離はずっと遠い。
青い綺麗な蝶が蟻に運ばれていた、
モルフォ蝶の翅が持つ構造色が、
無数のクロオオアリの顎によって解体され、
キチン質の破片となって黒い行列の中へ沈んでいく。
何処を見ているのか分からない、
動きを止めた生き物の終わりが、
マーシーキリングみたいで、
心に残った。

うらがなしそうに笑ったり、
何も痛くなんてないから大丈夫って嘯けば、
まるで暗く長いトンネルを懐中電灯もなく、
一緒に進んでいるみたい。
真情を不可視化する防衛規制、反動形成のアルゴリズム。
君がその気なら、常識の向こうまで迎えに行くんだぜ、
一体どうしちゃったんだい、一心同体、
二人は一つで、不即不離、今も心の隅で嗤う、
馬鹿らしく見えますか、茶番ですか、
一生消えない傷とか、忘れらんない全部、
蹴飛ばしてやりたいんだぜ、僕は。
だのに、美しき男女の変わらぬ友情ですか、
救われぬ脳、頽廃した今に泣いた理想論者、
でも、もう分かってるだろう・・・?

wow...wow...滲む想いなぞって、痛いけど、
wow...wow...雲の隙間から覗いた美学やプライド。

break down 
思考が停止する、
シナプス伝達の遮断、過負荷による神経回路のブラックアウト。

君の家に遊びに行って、
ゲームをやろうと座り込んだ瞬間に、
いきなり僕の背中の上に猫が乗っかってくる。
脊椎のカーブに沿って伝わる、微熱と微小な心拍、
毛皮の奥に潜む野生の無関心。
悪戯好きで、甘えん坊で、気まぐれな猫から、
もう目が離せないんだ。
視界の中心で揺れる感情と裏腹に、
足掻くたびに罪人模様。
いまのままがいいって、
いまのままじゃなかったらいけないって、
永遠に僕等、小学生とか幼稚園児。
精神分析が告発する退行と、
ピーターパン・シンドロームの泥沼。

クライマックスはわざとがましい、
その心に、(心に、)触れよう、
その心の、(心の、)深い深いところまで。

la lu la la 二丁目の角を右に曲がり、
自販機のコーヒーで一休み影が伸びる。
水銀燈の照射角が鋭角になり、
アスファルトの上に僕たちの輪郭を異様に引き伸ばしていく。
髪がなびく、夜の匂いがして fade out
思春期という悪魔が、せせら笑い、不埒な振る舞い、
空からの体を設えて宙へ漕ぎ出してフォークが伸びる、
ショートケーキ、苺の酸味 I made it down
ふわふわの生クリーム、
甘さに手加減などない喫茶店は夕方五時。
昭和モダニズムの残滓が漂うベロアのソファー、
黄ばんだレースのカーテン越しに差し込む斜光。
大逆転的な展開はないさ、
アスファルトの温度下がって真夜中になるまで、
君のしたいことに付き合う、
そうさ、僕らの現状はいじらしくフラットで、
本来別のもののままフィットしてんのさ。
“本当に自分と向き合っているのかい?”
金魚の糞だか、コバンザメ。
片利共生という名の寄生関係、
宿主の生命力を削りながら泳ぐ無力なヒレ。
千切れそうな愛にしがみ付いてるんだ。

wow...wow...滲む想いなぞって、痛いけど、
wow...wow...世界は君中心、君の範囲内のユニヴァース。

flash back
繋がる伏線が、
まるで網の目のように、過去のすべての会話を結び直す。

約束もしなくたって、
ほら気がつけば集まっちゃうね、
パッ!とかポイッ‼とか簡単に出来たらいいね、
椅子取りゲーム、トムソンガゼルの群れ、
有象無象、カルマ、囚獄の、ガラクタな未来、
義理も背徳も冒涜も継続も、
ピーポーピーポーマイフレンド、
救急車が必要なのは僕の方なのかも。
孤独が五月蠅いんだ、命短し恋せよ乙女ってか、
青春よ、いい加減僕をもう許してはくれないか。
これはまだ君を諦めなかった物語、
そしてそれはきっと燃え上がる体温が、
夜空を焦がす星になる物語なんだ。
自己崩壊を代償に輝くスーパーノヴァの哀しい軌跡。
まだ答えが見つからないまま硝子の空洞のなかへ、
砂が流れ落ちてく、壊せもしない、眺めることもしない、
意味も理由もそのステレオタイプな景色に埋めて。
“安心するから”
(チェックチェック、進路は大丈夫?)
“怖いから”
(さあプレイスプレイス、何処へ行く?)
一緒にいるだけで笑えるなら、
それでいいのかもね。
気付かないのが花みた―――い・・。

どうして一から十まで、
更には百まで呑み込む悲しみが、
なくなってくれないんだろう?

透明なあの光、あの青、射し込むものにだって、
上手に触れられないままワンダーなノイズ(へ、)

横断歩道の白い部分だけを踏む、
強迫神経症的なステップ、
境界線を踏み外せば奈落へ落ちるという、
幼児的万能感の裏返し。
太郎の次は次郎で、
月が昇れば星が光って虫が跳ねる、
奇妙で異様な隠し事、
何処へ吸い寄せられてるの、
(父親が浮気をしたから?)
何か大きな力に巻き込まれているの?
(母親が再婚をしたから?)
家父長制の崩壊と再編、
家族という名の密室劇で引き裂かれた、
インナーチャイルドの悲鳴。

そしてこんな夜を終わらせて、
いつまでも鏡合わせの二人の答え合わせにうつらない、
まだ本当の君の傷、本当の声、本当の顔。
待つよ、待つよ、ずっと待つよ、
独り善がりの愛でもいいぜ、寄る辺なくてもいいぜ、
一緒に雨を避け、一緒に風を数えて、
それだけで僕は、
この壊れかけの世界で、まだ立っていられるから。
でも、過去だけ見つめて悲劇を気取る君は、
自分がもう大人になりかけていることを認めてるんだよ、
突き放すべきかも知れない、
こんな依存どうせ続かない fuckin' class
いつかが今日か明日、
一年後か十年後か oh let me 簡単さ、
こんなに愛しているのに一ミリも触れようとしない。
(自分のことは努力したくない?)
もう傷つくのはそんなに嫌?
(自分のことは努力したくない?)
傷つけるのはもうこの世界で自分一人しかいない。
もっと、どす黒くてドロドロな本性を見せてよ、
気持ち悪くてみっともなくていいのさ、
薄っぺらな生涯、死なないと治らない病気なんかより、
君らしく生きてる方が何千倍もましだって、
分かり過ぎるぐらい分かっているのに、
それでも僕は、そのままの君を抱きしめる勇気がない。
嘘で塗り固めた永遠のプラトニック、
崩壊を先送りし続ける僕等に訪れる未来、
最も甘美で凄惨な終末を・・・・・・。

ネガティブ項目オールクリア―の滑稽なアンビエンス、
その心に、(心に、)触れよう、
その心の、(心の、)深い深いところまで。

友達でいいから、友達でいいから、
君の傍にいるだけでいい。
(見せかけた、love,love,love...)
一緒に話して、一緒に笑って、
それだけで僕は幸せだから。
(怪しげな、like,like,like...)







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最終更新日  2026年08月30日 23時42分31秒


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