生きている証明書

生きている証明書

2008.02.23
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カテゴリ: 音楽
 我が国の女性の社会進出は20年前のアメリカ程度である、というようなことを言っていました。すると、アメリカに遅れること20年に過ぎないのか、となります。20年が,かなりのものなのか、たかだか20年であるのか,は知りません。
 要は、アメリカでも女性の社会進出がアメリカ開拓史と同時であったわけではなく、長く男性社会であったことが分かるのです。

 グレゴリオ聖歌(Grerorian chanto英)をイタリア語で canto gregoriano というだけのことでした。4枚組1050円のCDはいろいろ教えてくれます。
 グレゴリオ聖歌は、「ローマ・カトリック教会の伝統的な単声典礼聖歌。ラテン(西方)教会の代表的典礼様式であるローマ式典礼の本格的聖歌として、キリスト教的古代から現代にいたるまで用いられている。」(「新訂標準音楽辞典」音楽之友社)
 グレゴリウス聖歌がバッハ、モーツアルト、ベートーヴェンと発展して「運命」に結晶した運命にあったわけではないのでした。

 単声典礼聖歌はCDを聴いても分かりますが、男声ばかりで女声がないのです。これをもって教会音楽でも男声(男性)社会だったということなのでしょうか。

 仏教のお経はグレゴリオ聖歌に似ています。お経も、葬式などのそれだけではなく、本山で挙げられるお経に似ています。これらは一般の我々が聞くことは難しく、閉ざされているようです。その意味からしても、NHKが過去に中継していたお彼岸などの際の法要は復活していただきたいものです。宗派を選ぶのが難しいというのでしょうか。それなら、家元によって分かれている茶道も止めるべきです。
 特定の宗教に偏らない、などの大義名分をかざす理由はないのです。それなら、西洋音楽でも少なくとも教会で行われるミサ曲やレクイエムなどは放映すべきではありません。

 ザルツブルグの教会で、カラヤン没後10年を記念して演奏された、アバド率いるベルリン・フィルによるモーツアルトのレクイエムなどは宗教儀式そのものです。この放映は素晴らしかったです。
 今のNHKは、キリスト教は良くて仏教は駄目という仕分けになっていませんか?
 あるいは、お経の価値を認められる人材がNHKにいない不幸を視聴者に押し付けているだけでしょうか。
 仏教から音楽が生まれるのは、西洋音楽に遅れること何百年かは分かりませんが、グレゴリオ聖歌を聴いていると、やがてはお経から人類にとって偉大な音楽が生まれる可能性は十分にあるといえます。

 グレゴリオ聖歌は3枚目を聴いています。








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Last updated  2008.02.23 16:23:33
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