鹿の上の雲

つづきです。

奥の手ってていうのはですね、

つまりその、

占い師な訳です。

まあ占い師というよりかは、

どちらかというといたこのようなもんですかね。

木村の神さんているじゃないですか。

アレと同じような感じの人です。

僕も昔結構お世話になりました。

まあとりあえず最終的にはその人に相談して決めることになったのです。

しかし、父親が休みを取ることができるのが四月の終わりごろだったので、

やはり入学後になってしまったわけです。

高校に入学してからは、

授業中にわざと先生に聞こえるように「学校辞めてぇー」とかぼやきながら、

ダラダラすごしていました。

そしてまあ、

運命の日が来たわけですね。

その日は一日中、

「この鉛筆がこっちに倒れたら退学できる。こっちやったらできひん。」

とかずーーーっとやってました。

しかしその日の午後、

事件が起きたのです。

さて、その事件とは？

つづく。