青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

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2025年10月18日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆Tokai BANJO T-1500R ヘッド交換

 川口様です。
 ブログをご覧頂いた事がご縁でお越しくださいました。


◆画像から確認します

●モデルナンバーから最上位ランクの個体です


●バンジョーらしい手の込んだヘッドインレイが施されてます


●ヘッドが切れてます
 ミディアムクラウンのヘッドが使われてました。



●テールピースはカバーが外されているだけでした


◆使われているヘッドの見分け方法 
 バンジョーに張られているヘッドは、製作したメーカーに問い合わせれば
 正確な情報が得られますが、Tokai様に問い合わせしましたら【 BANJO 】から
 撤退してますので詳しい情報が無くお答え出来兼ねます。と製作者の責任感の
 欠片もない、予想通りのテンプレ回答が返って来ました。

  バンジョーのヘッドはハイクラウン13.3mmとミディアムクラウン10.3mmの
 2種類で、ロータイプは殆ど使われてません。ロータイプは国内では流通して無いと
 承知してますので、アメリカから取り寄せしなければなりません。

 ◆測定位置↓

P-190 P-190M の測定箇所は、「リムの部分を除いた高さ」の数値となります。

5mm 程ありますので全体の高さでいうと           

P-190 が約 18mm P-190M 16.3~16.5mm 程度になります。
 どちらを採用しているかは、メーカー様のみ知ってる情報なので
 製作責任を感じて欲しいと思います。



◆リペア開始します

●ブリッジの向きを間違えないようにマーキングしておきます


●テールピース角度調整ネジが1本紛失されてます
 5mmのマイナスネジは入手困難【恐らく不可能】なのでプラスネジで
 代用します



●リゾネーターを外します


●24本のリム固定金具を外してヘッドを外します


●1977.9.24と書かれてますので製作された時期と思われます
 満48歳です


●ヘッドを仮置きして見ます。 ミディアムクラウンで間違い無かったです


●金属パーツのクスミはピカールで磨いてピカピカにしてから
 ヘッドを固定します


●リムもこの通りピカピカに磨き上げて有ります


●最初の6本は問題無いのですが、7番目以降は順番通りに締めるのには
 頭の中でこんがらがるので、30㎝の定規を使って対角線の六角を締めて  
 行きます。

●肘あてを付け戻します


●サイズが合うテールピースの角度調整ネジも取り付けて有ります


●ヘッドの交換が完了しました



●ヘッドの張を調整します 
 画像は代表的な四隅のみアップしますが、リム固定金具24本全てで
 調整して有ります


●ヘッドの張を調整します

●ヘッドの張を調整します

●ヘッドの張を調整します


●ネックのセット角度を微調整します


●音詰まりするポジションのフレットを擦り合わせます


●4弦の1フレットが接触してますので擦り合わせます


◆現状を仮セッティングの基準としてセットしておきます

●5弦12フレットを1.90mmにセットします


●4弦12フレットは2.25mmにセットします


●1弦12フレットは1.90mmにセットします

◆このセッティングを基準値として詰めて行きます











🌻K2ギターファクトリー

  千葉県八街市 八街 に 67-3 
   代表 加藤 和久
   ☏ O8O-5376-O998 
   ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております














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最終更新日  2025年11月16日 20時37分07秒
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