2003年07月29日
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総合スポーツ誌3誌、阪神特集比較
今日は、用事があったので、高校野球準決勝を録画予約。
「高校生やし、2試合とはいえ6時間もあれば十分やろ」と思っていた。
しかし。帰宅して確認すると2試合目が途中で切れている。
そう、1試合目の神港-滝川第二は、延長15回の熱戦だった。
スコアだけいうと、第一試合は4-3で神港。
第2試合は、3-2で東洋大姫路が育英を下した。
明日決勝だが、天気予報はよくない。
できることなら、神港の選手には十分な休養をとってもらって、悔いのない試合をしてほしいものだ。



いま、日本には「総合スポーツ誌」というジャンルの雑誌が3誌ある。
出る号ごとに、扱うスポーツが違う雑誌だが、『ナンバー』『スポーツヤァ!』『スポルティーバ』である。
いま、本屋に並んでいるこの3誌、揃って阪神特集を組んでいる。
というわけで、今日はこの3誌、どんな阪神特集か徹底比較してみよう。
そのまえに、一応3誌の歴史、性格などを簡単に紹介。

ナンバー(以下ナ)・・・1980年に創刊された、総合スポーツ誌の老舗。創刊当時のマニアックな印象は年々薄れ、悪くいえば大衆迎合がすすんでいる感がある。10年ほど前は、F1を強力に推していたが、ここ何年かは、サッカーのほうに力が入っているようだ。野球の記事に関しては、永谷脩、石田雄太が両エース。乙武くんが連載(若手アスリートへのインタビュー)を持っていたが最近終了した。

スポーツヤァ!(以下ヤ)・・・2、3年前に創刊。20年近くナンバーが独走状態だったスポーツ総合誌の分野に挑む。サッカーはナンバーとライターがかぶっていたりして、ナンバーの二番煎じ的印象もあったが、野球は基本的に(ナンバーと)一線を画している。創刊当時は、ナンバーとは異なる路線を模索していたが、今は基本的にがっぷり四つの正攻法で、十分(内容的には)ライバルといえるまで成長。

スポルティーバ(以下ス)・・・創刊して1,2年の新参もの。月刊誌ということもあり、他の2誌とはかなり趣は違う。いってみれば、「硬軟取り合わせ」。グラビアなんかもある(今月は、サトエリが競泳水着)。実験的な企画も多いような・・・。個人的には付録でつく別冊本が好き。(今月は、現役プロ野球選手の高校野球写真をベースボールカード風にまとめたもの)

では比較へ入ります。
まずは 表紙と特集タイトル 。

ヤ・・・星野監督の背中。「We are Great Tigers~悲願の日が近づいている~」
ス・・・ガッツポーズの片岡の背中(サヨナラヒット直後?)「猛虎、史上最強」

監督
ナ・・・永谷脩「チームを変えた7つの掟」で徹底分析
ヤ・・・玉木正之との対談
ス・・・なし

選手インタビュー・特集など

ヤ・・・井川、矢野、八木、赤星、久保田、藤本
ス・・・ムーア、矢野、八木

OBインタビューなど
ナ・・・江夏、バース、川藤、弘田、山本和行、福間、池田親興
ヤ・・・バース、他に和田コーチが選手ひとりひとりに感想をつけているコーナーがある。
ス・・・江夏、掛布対談、「この世の楽園甲子園」の記事の中で亀山努。

甲子園
ナ・・・トラッキー問題、熱狂的ファンをレポート
ヤ・・・B級グルメツアー
ス・・・「この世の楽園甲子園」として、頭で8ページをさく。あとは、イギリス人記者の甲子園体験レポート。

阪神メディア
ナ・・・特になし。
ヤ・・・名物虎番記者 平本渉
ス・・・サンテレビ 鎌田実などにインタビュー

年表もの
ナ・・・なし
ヤ・・・あり
ス・・・あり

特別寄稿
ナ・・・後藤正治。北村薫、矢作俊彦、徳岡孝夫。さらに、連載コラムを持つ金子達仁も毎号のように阪神に触れている。
ヤ・・・貴志祐介
ス・・・なし。

ダンカン
ナ・・・元吉本興業専務木村政雄(この人は巨人ファン)とともに中間査定
ヤ・・・虎党座談会に出席
ス・・・なし

その他
ナ・・・谷繁による「強力打線分析」、野村監督へのオマージュ、巨人の記事もある。
ヤ・・・解説者10人、「予想と現実」、解説者の「言い訳」が読める
ス・・・特になし

ナンバーは、85年との比較が他誌より多い。
スポルティーバは、「甲子園」へのこだわりが他誌より顕著。
ヤァ!は、今年のチームそのものにこだわった印象か。

ナンバーが意外なほど(トラブームに)のってないなという印象。他球団ファンに気をつかっているというか。5月の終わりにもプロ野球特集を出しているが、阪神の選手のインタビューはない。
まわりの「はしゃぎすぎ」を考えれば、1誌ぐらい「平常心」の雑誌があってくれないと困るよね。
2003/07/30 0:32:55

『情熱大陸・矢野輝弘』を見て
矢野輝弘について、「情熱大陸」を見たのと、「スポルティーバ」の記事を読んだものとで、感じたことを書きます。

中学時代、バスケ部だった?
リトルとかシニアとかボーイズとかに入っていて、学校の部活は・・・ってことじゃないのか?と思ったのだが、ナレーションでは高校から本格的に始めたと言っていた。(中学に野球部がなかったそうだ)
だとしたら、相当運動神経がいいというのと、遅咲きの理由が分かろうというものだ。
15歳からでもようやく、野球歴20年だ。

ノムさんの影響
矢野自身が、野村監督に影響を受けたと言っていることが、まず驚いた。
野村監督に言われたことで一番覚えているのは、「とにかく、感じろ!」ということだったという。
また、「松井や高橋のような天才でないんだから、打席で考えたり、工夫をしろ」ということだという。
これを受けて、ナレーションが「野村から『感じる野球』を学んだ矢野は・・・」とやっていた。
「野村野球=感じる野球」というのは、新しい切り口(というか一般的ではない)。
「野村野球=データ野球」だと思って、人間的でない無味乾燥なものだと思われているのが一般的ではないだろうか。
なんにしても、捕手としても打者としても野村との出会いが大きかったと公言している。
それにしても野村は、矢野を積極的に育てようとしていたのだろうか。
なんとなく、消去法の正捕手として任命しただけで、腹の底では、「正捕手カツノリ」を捨てていなかったと思うのだが。
それと、「優勝チームに名捕手あり」というのは、野村の造語と言っていい。
それまでは、名捕手のところは、好投手だったのだ。
まぁ、そういう言葉を紹介して、それを自分の実績でそれが真であることを証明したところに野村のすごさがある。

静寂のブルペン
矢野が最も大事にしている時間として、試合前20分ほど先発投手の投球をブルペンで受ける時間を紹介していた。
甲子園のブルペンはかなり奥まったところにあり、スタンドの試合前の喧騒から離れ、ミットにボールが収まる音のみが響いている。
この時間、先発投手の調子を見極めるのはもちろんだが、コンセントレーションを高める、大事な時間だと紹介していた。

これを見ていて思ったのは、(矢野からはやや外れるが)室内ブルペンにはこういう効果があるのか・・ということだ。
つまり、室内ブルペンというのは投手にとっても、集中しやすい環境なのはいうまでもない。
いま、外にブルペンがあるのは、神宮とヤフーBBだけである。
かつては、甲子園も外にあったのだ。
メジャーは、外にあるのが一般的であるように思う。(客席から見やすいかどうかは別にして)

僕は、ブルペンは外にあるほうがいいと思うのだ。もちろん観客としてだが。
試合を見ていて、先発ピッチャーがバテてきたな・・・と思ったら、ブルペンをちらちら見て、
「だれが用意してるんだ?」
「次は誰が投げるのか?」
と、推理するのが楽しいんじゃないのか?(だから、TV中継ではブルペンの様子が時々映るんでしょ?)
その楽しみを室内ブルペンは奪っているのではないか。(もちろん球場で試合を見ている人に対してだが)

また、『江夏の21球』では、江夏がランナー2人出したところで、ブルペンで準備をしだすのを見て、むかっ腹を立てる場面がある。
「俺に不足があるんかい!」
そういうドラマが起こる可能性も奪っている。

「投手が集中しやすくて、いいことばかりなんだからまぁいいじゃん」
と言いたいところだが、それは相手もいっしょ。
そういえば、評論家時代の達川さんは
「(神宮のように外ブルペンでは)相手の追い上げムードをじっと感じながら、調整し、マウンドに上がらなくてはならない。これは、難しいもんですよ。」と言っていた。

雨天の時の練習に使えたりとか、室内ブルペンは便利なのだろうが、野球の面白さをひとつ消しているような気がしてならない。


2003/07/29 3:14:04





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最終更新日  2003年07月30日 00時32分55秒
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