現代版攘夷論

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2006.05.12
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テーマ: 中国&台湾(3305)
カテゴリ: カテゴリ未分類
9千億ドルの不良債権は「でたらめ」 中国側、強く否定

 中国の中央銀行、中国人民銀行は11日、中国の商業銀行の不良債権が合計で、世界一の外貨準備高を上回る「9000億ドル(約100兆円)に達する」とする海外の会計事務所の分析について、「(事実を)ねじまげている」「でたらめである」と強く否定するコメントを発表した。

 大手国有商銀、中国銀行の香港市場への上場を6月1日に控えて、中国当局が市場関係者から疑惑を持たれがちな中国の統計数字に敏感になっている様子がうかがえる。

 英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、米系の会計事務所「アーンスト・アンド・ヤング」が中国の商業銀行の不良債権の状況を分析し、5月に公表した。中国政府は、06年第1四半期の中国の商業銀行の不良債権比率は8%で、総額で1兆3124億元(約18兆4000億円)と説明している。

http://www.asahi.com/international/update/0512/010.html




不良債権が中国政府発表は18兆円、米会計事務所の試算だと100兆円。この金額の開きは凄いですね。
少し前に見たのですが、また中国の4大銀行の一つがIPOを行うとの事。確か去年に1つ実施していたと記憶している。
一応銀行の上場に関しての欧米の不良債権比率基準は10%以下だとか。18兆円って数字は8%台。100兆円だと・・・日本のバブル崩壊後の不良債権マックス時に相当しますね・・・






主要金融機関:不良債権比率3.95ポイント減


中国銀行業監督管理委員会(CBRC、銀監会)の劉明康主席が明らかにしたところによると、全国主要金融機関の6月末時点の不良債権残高は1.5927兆元と年初より5542.6億元減少した。不良債権比率は10.15%で、年初より3.95ポイント下落した。14日付で香港・経済通が伝えた。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0714&f=general_0714_003.shtml


商業銀行「不良債権が半減」経営が健全化

銀監会によると、不良債権比率は2005年に8.9%となり、03年の17.2%と比べて半減した。

また、自己資本比率が8%を超えた銀行数は、05年末には53行に達し、04年初の8社と比べて、経営状態が大幅に改善されていることが明らかになった。

さらに、05年末の税引き前利益は1850億元に到達したという

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0127&f=business_0127_006.shtml




あくまで中国政府発表だとここ数年間で不良債権を大幅に処理しているらしいです。
しかも健全経営との事。これだと安心ですね。

って事を頭かた信用する事は到底出来ません。


次が18兆円の反論の根拠。



9000億ドルに迫る中国の不良債権額 外貨準備高を超える


英国「フィナンシャルタイムズ」の報道によると、中国の実際の不良債権額は9000億ドルに達しており、これは政府の統計を上回るだけでなく、中国の外貨準備高8750億ドルを上回っているという。2002年における中国の不良債権額は約4800億ドルであったが、この3年余りで2倍近く増加していることになる。

 報道は、著名な会計事務所「アーネスト&ヤング」Ernest&Youngによる2004年度世界不良債権調査を引用しており、中国工商銀行、中国建設銀行、中国銀行、中国農業銀行を含む中国4大国有銀行の不良債権は、合計で3580億ドルに達し、政府の統計のほぼ2倍となっていると述べている。

 報道によると、不良債権の増加をもたらした原因として、情報公開の透明度が増したこと、貸出しの急速な増加による一連の問題、4大国有銀行以外の金融機関の不良債権が増加を続けていることが挙げられている。



 この報告では、「中国の銀行は、不良債権問題解決の分岐点に来ている」と述べられている。

 報道によると、こうした指摘をしたのはこの一社に留まらない。もう一つの著名な会計事務所であるプライスウォーターハウスクーパースが先週発表した報告も、同様に、増加を続ける中国の不良債権の問題に対する関心を示している。

 中国の不良債権競売市場は活気がなく、多くの外国人はあまり興味を持っていない。数年前には約20余りの外資系企業が参入したが、今では5~10社しか残っていない。


(06/05/04 13:31)


http://www.epochtimes.jp/jp/2006/05/html/d22222.html





不良債権比率の下落に反してリスクは増大 国有銀行改革は困難を極める


【大紀元3月18日】(大紀元記者 謝倫 総合報道)山積する不良債権、自己資本比率の低下に直面し、中国国有銀行は上場を通じて資金を吸い上げ、困難から脱却する計画をたてている。国内A株市場が疲弊していることから、国有銀行は先を争うように海外資本市場への上場に狙いを定めている。

上場する銀行は不良債権比率10%を上回ってはならず、自己資本資本比率8%を下回ってはならないという国際ルールに鑑み、国有銀行は近年、あらゆる手立てで、不良債権を短期間の内に(見かけ上)大幅に下げた。国有銀行の日益に綺麗になる財務諸表を見て、銀行のこうした不良債権の処理の手法は、銀行の質を実質的に全く高めないばかりか、将来のリスクをますます増大させ、金融危機を引き起こすのではないかと憂うる専門家もいる。

不良債権の驚異的な下落速度

近年、4大国有銀行は威勢の好い計画を策定し、不良債権比率の削減を業務の重点としている。その掛け声と共に不良債権は急激に下落しており、その速さには舌を巻くものがあった。

中国銀行は、2004年に不良債権比率が11.16%下落した。2003年末に16. 28%であったものが、2004年末には5.12%となった。

中国建設銀行は、6ヶ月の期間の間に、不良債権比率が2003年末の9%以上から、2004年上半期の3.08%へと下落した。

中国工商銀行は、2003年末の不良債権比率が21.24%であったが、審査による帳消し、転売等の方法を用い、不良債権比率を2004年末の19.1%前後へと、一気に下落させた。

以上の数字から明らかなことは、国有銀行の不良債権比率の減少は、そのほとんどが不良資産の稀釈、切離し、帳消し(原語:核銷=審査に基づく帳消し。以下、帳消し)といったルートに依存しており、銀行経営・管理の実質的な改善が全くなされていないということである。

(文字数の関係上続きは↓で見て下さい)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/04/html/d56609.html



中国四大銀行、支店長ら42人海外に集団逃亡


【大紀元日本10月13日】中国共産党政権成立第56回の記念日を目前に、中国四大国商業銀行の支店長等42人が、海外に集団逃亡するという重大事件が発覚した。当事件は、最低740億人民元と22.3億米ドルの不正流用に関連しており、中国共産党執政以来最大の金融スキャンダルとなる。香港政情専門誌「争鳴」10月号記者田穂が報道した。

 10月1日連休の前に、中国工商銀行、中国銀行、中国建設銀行、中国農業銀行など四大国有銀行の支店長および副支店長42人は、香港金融機関の視察・研修を理由に、それぞれグループで香港に渡り、その後休暇を口実に香港から海外に出国し、そのまま逃亡した。逃亡先はオーストラリアや、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、西ヨーロッパなどと見られ、逃亡者の家族の多くはすでに現地で待っていたという。

 今回の金融汚職事件は、その規模及び範囲の点で共産党執政の歴史で最大であり、金融機関上層部にある者による組織的かつ計画的犯行であると言う点で異例である。初期の試算では、不正に持ち出された資金は、最低740億人民元と22.3億米ドルに上ると見られている。

         中略

  2005年8月、中国人民銀行と銀行監察委員会により提出された報告によれば、2004年12月末まで、国有4大商業銀行の累計不良債権額は、32654億人民元(1元=14円)に達しているという。中国人民銀行は2000年5月から2004年11月までに、7回にわたって国からそれぞれ22250億人民元の資本注入を受けた。当報告書での計算は、不良債権額は、預貯金総額の24.8%を占めているという。また、報告書は、4大商業銀行の73の支店は、2004年度の審計報告書すら提出していないという。

 今回の特別調査チームはどれだけの成果を挙げられるのかは、関係者らは楽観視していないようだ。

http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d40409.html



ネタ元が法輪功だけだと根拠としては不確定かも?って事で。



IMF報告「中国四大銀行はリスクに鈍感」
2006/04/05(水) 11:30:18更新

  国際通貨基金(IMF)は1日、「中国四大銀行は融資を行う際のリスクに鈍感だ」などとする報告書を発表した。4日付で北京青年報が外電を引用する形で伝えた。

  四大銀行とは中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行のことで、四大銀行の貸出総額が中国全体の貸出総額に占める割合は約60%に達している。

  同報告書は「四大銀行は大規模な改革を行ってきたが、より根本的な革新が必要だ」と説明。「国有企業に対して大量の貸付を行っているが、リスク評価をしていない」「企業の業績に基づいて融資を行っているとは思えない」などと苦言を呈し、「商業ベースで経営がなされているとはいいがたい」と強調している。

  さらに中国銀行などで汚職の発覚が相次いだことを受けて、「四大銀行の内部コントロールにも懸念が残る」と付け加えている。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0405&f=business_0405_002.shtml



まず中国政府の行う不良債権の査定は貸出し分オンリーで投資分については一切評価はしていない。これも外部から見れば実態は?であり、本来の不良債権は幾らなのかは不明となる。
またこのソースで書かれている通り、国有企業の貸出し分の査定はスルー。

こんな銀行を上場させて世界からカネを集めようとするのが本音ですかな(笑)

株式上場の審査に厳しいニューヨークでは無理なはずですね。



さて真相は如何に?


しかしどちらにしろ、経済成長率が右肩上がりで不良債権処理が謳われる時点で普通に考えても危険ですね。

長くても北京五輪までですかね・・・





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最終更新日  2006.05.13 02:26:52
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