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(左はDVDの入ったBOX、右はトリビュートアルバム。Animateのネット通販で買ったので。)

ようやく、ようやく、 「エスパー魔美」のDVD-BOX上巻 が発売された。
この日が来るのを実に何年待ったことか。6万円を出した甲斐があるというものだ。
もう「嬉しい」の一言に尽きる。それしか言葉が浮かばない。

かくいう私ではあるが、実はアニメ「エスパー魔美」はテレビではそんなに見ていないのである。リアルタイムか再放送かで、ちょくちょく見ていた程度で、主題歌こそは覚えているものの、肝心の中身については記憶が薄いのだ。当時は、たぶん小学校低学年ぐらいだったと思うが、「エスパー魔美」は中学生の魔美を主人公にしているので、当時の自分にとっては少し大人向けの内容だったから、あまり馴染めなかったからかもしれない。

その後、10年ぐらいの月日が流れ、ネットで「エスパー魔美」のアニメの評判の良さを、いろんなところで目にするようになり、また、チーフディレクターを務めていたのが、『 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 』などの原恵一監督で、その原監督の台頭もあって、徐々にアニメ「エスパー魔美」をもう一度改めて見直そうという思いが強まっていた。まだ幼かったがゆえにわからなかったことも、成長した今ならアニメ「エスパー魔美」のよさがわかるかもしれない。そんな思いで「エスパー魔美」をもう一度見られる機会が欲しかったのだが、関西ではなかなか再放送がされず、CSのテレ朝チャンネルに加入しようにも、実家暮らしで、親がチャンネルを増やすのを許さないがために、観られる機会といえば、もはやDVD化以外になかった。それだけに、今回の発売には本当に嬉しい。毎月コツコツ貯金をしたのも、ほとんどはこの日のためと言ってもいい。




ところで、このDVD-BOXには次回予告が収録されていない。(上下巻両購入特典のDVDには収録されるようだが。)これについて、一部の藤子ファンブログや掲示板などで、批判や購入を見合わせる書き込みなどが相次いだ。だが、正直なところを言えば、そういう人たちの意見に私は同感できない。
それどころかむしろ反感すら覚える。

そもそもDVD-BOXの発売というのは、たやすくできているようでいて、実は大変な作業だということは、私も業界に近い人から一度話を聞いたことはある。採算性や著作権の許諾の問題。さらにフィルムの残存状況など、DVD化に至るまではさまざまな障壁があるのだ。復刊ドットコムでの、復刊に至るまでの経緯や難しさなどは、著書を読んでいたのでわかるが、アニメとなると、出版物以上に多くの人が関わっているから、さらに難しくなってしまうのは容易に想像ができる。その過程の上で、どうしても断念せざるをえない事情が出てくるのは当然のことだろう。それを考えると、必要以上にDVD-BOXにいろんなものを求めるというのは酷な話ではないのか?

それに、何より大事なのは、「作品」としてのアニメ「エスパー魔美」をしっかり残していくことではないのか?はっきり言って、今後「エスパー魔美」が、地上波で再放送されるのは難しいだろう。表現上の問題からすれば、さすがに深夜放送でも難しい。CS放送も、番組編成の都合などで、いつ放送してくれるのか、全話放送してくれるのかなんて全く不明だ。確実性はあまりないと言っていい。
そして、気になるのが、最近では児童ポルノ規制法は、「絵」などの二次元物も対象に含めるべきだという論議もされていると聞いている。そうなることは絶対避けてもらいたいものだが、もし万が一そういうことになってしまえば、それこそ「エスパー魔美」という作品そのものが封印されてしまう可能性も否定できない。「エスパー魔美」という作品を残し、そのよさを示すということを考えれば、このDVD化は十分意義のあることではないのだろうか?

それなのに、そのことで購入を見合わせたり、販売元を中傷したりするというのはどういうことなのだろう。「完全」なものになるまではDVDを出すなと言う意見もあったが、だとしたら(少なくとも「エスパー魔美」をあまり知らない)僕らはいつまで待てばいいというのか。藤子・F・不二雄原作で、『クレしん』の原恵一監督が手がけ、I.G.タツノコ(現Production I.G.)も参加していたという、一アニメとしてもおそらく価値があるであろうアニメを、ずっと世に出さないままでいいのか。原恵一監督の今後の活躍次第では、このアニメ「エスパー魔美」が、今以上に輝きを持ったものになるかもしれないというのに。

彼らは彼らなりに、「作品」への愛情を持っているだろうけれども、私からしたら、彼らの「作品(厳密に言えば本編)」に対する思いは、それで潰れてしまうような、所詮その程度のものだったのかと疑いたくなる。
このDVD-BOXは、もちろんリアルタイムで接した藤子ファンもそうなんだろうけど、魔美を見たことのないファンや原恵一監督のファンなど、いろんな人たちにも向けられたものであるということを忘れてはならない。だからこそ、DVD化されたということにみんなもっと素直に喜ぶべきではなかろうか?

ま、こういうことを書いてはみたけど、別にイヤなら無理して買わなくても結構である。
不完全な「エスパー魔美」世代の、一ファンの戯言だと思って、聞き流してください。


それにしても、次回予告の件が、これほどまでに物議を醸すとは思いもしなかった。



参照リンク:「 魔美DVD予告未収録に関する雑記 」(歌うように奇蹟のように)
       「 今『魔美』のためにできること 」(ねたばれ評論家)
       「 バスジャックの話かもしれない

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最終更新日  2006年08月06日 14時25分10秒 コメント(2) | コメントを書く
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